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「4番・岡本」の前がとにかく固まらない…打線を活性化させる"キーマン"は?

  • 2024.4.22
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写真:SANKEI

巨人は広島との3連戦を1敗2分けで終え、通算成績を9勝8敗3分けとしました。前カードに続き、打線が振るわず、チームは我慢の時期を迎えています。

本記事では、対広島3連戦の試合結果を振り返り、次カードの注目ポイントを考察します。

4/19(金)18:00 マツダスタジアム

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延長12回の熱戦もスコアレスドロー。巨人は先発の戸郷翔征投手が7回4安打無失点と力投。8回以降も高梨雄平投手、船迫大雅投手、西舘勇陽投手、ケラー投手、横川凱投手と無失点リレーを演じました。しかし打線は相手投手陣を攻略できず、わずか4安打。1番・佐々木俊輔選手、2番・坂本勇人選手、3番・門脇誠選手の新上位打線で臨みましたが、坂本選手が6打数無安打に終わるなど機能しませんでした。

4/20(土)14:00 マツダスタジアム

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巨人は初回に2死満塁から広島・會澤翼選手に走者一掃のタイムリーツーベースを浴びるなど4失点。終始相手にペースをつかまれたまま、敗れました。打線は相手を上回る12安打を放ちましたが、つながりを欠き2得点に終わりました

4/21(日)13:30 マツダスタジアム

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降雨コールドによる引き分け。巨人は先発・高橋礼投手が5回4安打無失点と安定感のある投球を披露。打線は相手先発・大瀬良大地投手に対し3度得点圏のチャンスをつくるもあと1本が出ず。6回途中に雨脚が強まり、引き分けとなりました。

上位打線がブレーキ。我慢の時期

前カードに引き続き、得点力不足に悩まされた3試合でした。3戦で合計2得点。前カードと合わせると6試合でわずか4得点。攻撃陣の課題が浮き彫りになっています。

打線は全く打てないというよりもチャンスをモノにできていない印象です。広島戦初戦では1番・佐々木俊輔選手、2番・坂本勇人選手、3番・門脇誠選手の新上位打線を試すも、3人で13打数無安打。特に坂本選手が6打数無安打3三振のブレーキで打線の流れを作れませんでした。

2、3戦目は1番に門脇誠選手、2番にオコエ瑠偉選手、3番に坂本勇人選手を起用。阿部監督が悩みながらオーダーを考えている様子が目に浮かびます。

開幕から打順を固定できているのは4番・岡本和真選手のみ。特に1〜3番の上位打線がなかなかハマりません。

巨人にとって今は我慢の時期です。つながりのいい打線になるまでしばらく試行錯誤は続くでしょう。ただ、1つのきっかけで打線がつながれば、投打がかみあうようになり、一気に連勝する可能性も十分にあります。

逆に言えば、そのきっかけが訪れるまでは投手陣になんとか踏ん張ってもらわなければいけません。

巨人は開幕から先発、中継ぎともに投手陣は好調です。リリーフ陣の代表格は広島戦初戦、10回に登板した西舘夕陽投手。ここまで9登板で9ホールド、防御率0.00と圧巻の投球を続けています。1年目とは思えない風格を漂わせています。

得点が取れなくても引き分けに持ち込めたのは、ルーキー右腕を中心とする中継ぎ陣の踏ん張りのおかげ。得点力の高い理想的なオーダーが見つかるまで、投手陣には引き続き奮起を期待したいところです。

支配下登録されたウレーニャに期待

4月23日(火)からは中日との3連戦。打線が復調のきっかけをつかめるかどうかに注目です。

では打線復調のキーマンは誰なのか。もちろん岡本和真選手、坂本勇人選手ら主軸にも期待したいところですが、停滞している空気をぶち壊すのは、現有戦力よりも新戦力のケースが多いです。

2軍上がりで抜てきされた選手が結果を出すと、新たな刺激が生まれチームが活性化。ひとりの活躍が打線の爆発のきっかけになることもあります。

たとえば、4月19日に育成から支配下選手契約を結び、即1軍に合流したウレーニャ選手。内外野をこなせるドミニカンが活躍すれば、チーム全体に勢いをもたらすでしょう。


※本記事は、4/22の情報です

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