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【巨人】再び連勝街道へ。浮上のカギを握るのは"阪神3連戦"不調だった主軸

  • 2024.4.20
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写真:PIXTA

巨人はビジターでの阪神3連戦を2敗1分けで終えました。前カードまで続いていた連勝は6でストップ。

3試合とも投手戦で1点を争う試合になりましたが、打線がふるわず競り負けてしまいました。昨季3勝10敗だった甲子園への苦手意識を克服することはできませんでした。

本記事では、対阪神3連戦の試合結果を振り返り、次カードの注目ポイントを考察します。

4/16(火)18:00 甲子園

降雨コールドによる引き分け。巨人は3回、山﨑伊織投手のタイムリーヒットで先制しました。しかし7回、フィルダースチョイスで1死二、三塁とし、代打・糸原健斗選手の犠牲フライで追いつかれました。打線は7回2死一、三塁、8回2死一、二塁、9回2死二塁と終盤に得点機をつくったものの、あと1本が出ず。7回5安打1失点と好投した先発・山﨑投手に勝ち星をもたらすことはできませんでした。

4/17(水)18:00 甲子園

巨人は今季2度目の完封負けで、連勝が6でストップ。打線は相手を上回る8安打を放ちながらも、4回無死満塁のチャンスを逃すなど、前日に続きホームが遠い展開でした。今季初先発の赤星優志投手は5回3安打2失点にまとめましたが、3回2死から1番・近本光司選手、2番・中野拓夢選手、3番・森下翔太選手に3連打を浴びました。

4/18(木)18:00 甲子園

巨人は今季2度目のサヨナラ負けを喫しました。2回に小林誠司選手のセンターへのタイムリーヒットで先制。しかし8回1死一、二塁から森下翔太選手に同点タイムリーヒットを許し、延長戦へ。10回無死満塁で佐藤輝明選手にサヨナラ打を打たれました。先発の菅野智之投手は7回まで無失点も、8回に力尽きました。

打線奮わず連敗も、投手陣は安定

巨人が優勝を目指す上で重要な今季初の甲子園での対戦でしたが、結果は2敗1分け。昨季苦戦した甲子園で結果を残すことはできませんでした。

敗因は明確に打線にあります。阪神3連戦で合計2得点。いくら投手中心の「守り勝つ野球」とはいえ、この状態で勝つのは難しいと言わざるを得ません。

得点力が低い要因は上位打線にあります。初戦で挙げた1得点は、先発の山﨑伊織投手のタイムリー、3戦目の1得点は7番・小林誠司選手のタイムリー。いずれも下位打線からで、打線の軸となる1〜5番は3試合で60打数12安打、打率.200、打点0と低調です。

特に心配なのが4番の岡本和真選手。3試合で12打数1安打、打率.083。2戦目では3番に座った門脇誠選手が4安打と大暴れし、岡本選手は1回1死一、二塁、3回2死一塁、5回1死一塁、7回2死二塁と全打席ランナーがいる状態で回ってくるも、いずれも凡退。打線の流れを止めてしまいました。

甲子園遠征の前までは好調だっただけに、主砲の復調が待たれます。

結果は2敗1分けでしたが、昨季日本一の阪神相手に試合内容はそれほど悪くありませんでした。投手陣は3試合で5失点のみ。初戦に先発した山﨑投手は7回1失点、3戦目の菅野投手は7回1/3を1失点と安定感のある投球でした。

菅野投手は8回に失点するまで開幕から20イニング連続無失点をマーク。昨季はプロワーストの4勝に終わりましたが、今季は怪我なくローテーションを守れれば、2ケタ勝利は間違いないでしょう。

主砲・岡本が打てばチームは勢いづく

巨人は4月19日(金)からビジターで広島との3連戦を迎えます。ポイントとなるのは主砲・岡本和真選手。昨季はマツダスタジアムで12試合に出場し、打率.413、7本塁打と打ちまくりました。

チームが6連勝していたとき、岡本選手は好調でした。岡本選手が打てなくなった阪神3連戦でチームは2敗1分け。4番が打てば、チームは勝つ。逆に4番のバットが湿ると、チームの戦いは厳しくなります。

相性のいい球場で、勝利への一打を放てるか。自身の不調を脱することができるか。岡本選手のバットに注目です。


※本記事は、4/18の情報です

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