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【巨人】DeNA3連戦の「1〜3番の打率」が低すぎる…1番打者の適任はだれ?

  • 2024.4.8
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写真:SANKEI

巨人はDeNAとの3連戦を1勝2敗と負け越し、2カード連続の負け越しとなりました。3戦目には高橋礼投手がソフトバンクから移籍後初勝利を挙げるなど明るいニュースもありました。一方、打線が相変わらず低調で波に乗り切れていません。

本記事では、対DeNA3連戦の試合結果を振り返り、今後の課題を考察します。

4/5(金)18:00 東京ドーム

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巨人はDeNAに競り負け。2回に大城卓三選手のタイムリーヒットで先制するも、6回にはDeNA・度会隆輝選手、7回には関根大気選手にタイムリーヒットを許し、逆転されました。先発の戸郷翔征投手は7回7安打2失点。試合をつくりましたが、相手先発・東克樹投手との「開幕投手対決」に敗れました。

4/6(土)18:00 東京ドーム

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巨人が2試合連続の逆転負けを喫しました。3-2で迎えた5回、2番手・井上温大投手が佐野恵太選手に同点タイムリーヒットを許すと、代わった3番手・松井颯投手が2者連続押し出し四球を献上。巨人は2失策がいずれも失点につながっており、守備の乱れも響きました。

4/7(日)14:00 東京ドーム

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巨人が早くも今季4度目の完封勝利。初回2死二、三塁から坂本勇人選手がレフトへタイムリーヒットを放ち、3回には1死一、三塁から岡本和真選手がタイムリー内野安打を放ちました。先発・高橋礼投手は6回を3安打無失点に抑え、ソフトバンクから移籍後初勝利。7回中川皓太投手、8回西舘勇陽投手、9回大勢投手も無失点で踏ん張り、完封リレーを飾りました。

上位打線が打率.103と沈黙

開幕から3カード9試合を終え、今季の巨人の戦い方がはっきりと見えてきたように思います。阿部監督が目指すのは「守り勝つ野球」。先発投手が6回以上を最小失点に抑え、リードを奪って「勝利の方程式」につなげる。このようなある種、王道的な野球をきっちりとやっていこうとしています。

その意味では、今カードでも先発投手が安定していたのは見事でした。3戦目の高橋礼は6回3安打無失点。その前の登板では勝利こそ逃しましたが6回1安打無失点の好投。開幕から2試合12回を投げて4安打無失点と文句なしの投球です。

1戦目に先発した戸郷も7回7安打2失点と試合をつくりました。開幕投手としてはこれでOKではなく「1点も取られないような投球」を見せてほしいところではありますが、2試合安定した投球を続けているのは評価に値します。

そして、2戦目のグリフィンも4回チャンスで代打を出されたものの、投球自体は4回3安打2失点とそれほど悪くはありませんでした。今季の巨人は先発投手のレベルがとても高いといえるでしょう。

一方で、依然として投打がなかなか噛み合ってきません。打線がになっておらず、チャンスは作れても得点が取れず、というシーンが続いています。DeNA3連戦では1〜3番が計29打数3安打、打率.103と沈黙。上位打線が機能していません。

チームを勢いづかせるリードオフマンが誕生するか

次のカードのヤクルト戦は計2試合。ポイントはズバリ1番打者を固定できるか

巨人が波に乗り切れていない最大の原因は、1番を固定できていないこと。これまで9試合で1番に起用されたのは佐々木、萩尾、浅野、吉川の計4人。阿部監督も頭を悩ませていることでしょう。

開幕から3試合1番に名を連ねたドラフト3位・佐々木が定着すれば面白い打線になる一方で、やはりルーキーには荷が重い役割でもあります。シーズン通して固定することを考えると、8年目の吉川を1番に据えるのがベストではないでしょうか。

1番打者が結果を残し、定着すれば、自ずと打線はつながり、勝利が近づくはず。ヤクルト戦では、チームを勢いに乗せるリードオフマンが生まれるかどうかに注目です。


※本記事は、4/8の情報です

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