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「尊すぎたんよ…。」「感動しました」約2年振りの"スガコバ"復活も、浮き彫りになった"課題"

  • 2024.4.5
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写真:SANKEI

巨人は開幕2カード目となる中日との3連戦を1勝2敗で終えました。負け越しとなってしまったものの、3戦目には菅野智之投手が今季初勝利を挙げるなど収穫も見られた遠征でした。

本記事では、対中日3連戦の試合結果を振り返り、今後の課題を考察します。

4/2(火)18:15 バンテリンドーム

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巨人は延長11回の末、サヨナラ負け。4回1死満塁から吉川尚輝選手の右犠飛で先制すると、山﨑伊織投手、萩尾匡也選手が2者連続でタイムリーヒットを放ち、一気に3点をリードします。先発の山﨑伊織投手は5回まで無失点に抑えるも、6回に1点を返され、7回には中日・田中幹也選手にタイムリーヒットを許すなど2失点。3-3で迎えた11回、5番手・中川皓太投手が細川成也選手にサヨナラホームランを浴びました。

4/3(水)18:00 バンテリンドーム

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巨人は投打がかみあわず3連敗。中日打線の倍の10安打を放ちながらも決定打を欠き、得点は4回の岡本和真選手の遊ゴロの間と8回の萩尾匡也選手の1号ソロの2点のみに終わりました。先発・メンデス投手も4回4失点と試合を作れず、終始劣勢でした。

4/4(木)18:00 バンテリンドーム

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巨人は今カード初勝利で連敗を3でストップ。3回1死二、三塁から丸佳浩選手の遊ゴロで先制し、続く岡本和真選手のタイムリーツーベースで追加点を挙げました。先発・菅野智之投手は中日打線を封じ、7回4安打無失点。8回は今季2敗の中川皓太投手が三者凡退に仕留め、9回は大勢投手が3者連続三振で試合を締めました。

菅野好投は「光」

対中日3連戦での最大の収穫は菅野の好投です。3戦目で今季初登板を迎え、7回4安打無失点。4回、5回、6回と3イニング連続でダブルプレーに仕留めるなど要所を締める菅野投手らしい投球でした。

また、捕手には、菅野投手と同い年で、相性が抜群の小林誠司選手が起用されました。息ぴったりのスガコババッテリーが2022年6月17日以来、657日ぶりに再結成。素晴らしい連携でチームの連敗を止めました。

3度の最多勝、2度の沢村賞の実績を誇る菅野ですが、昨季は開幕直前に右肘を痛めて自身初の開幕2軍スタート。6月から1軍に復帰したものの14試合に登板し4勝8敗、防御率3.36と不本意な成績に終わりました。

巨人が今季リーグ優勝を果たすためには、菅野の復活が欠かせません。初登板を見る限り、今季は2ケタ勝利が期待できそうです。小林との名コンビにも注目です。

SNS上でも「スガコバ尊すぎたんよ…。」「2年ぶりのスガコバに感動しました」「今季はずっとこの2人で組んで欲しい」といった声が聞かれました。

一方で、この3連戦で課題が浮き彫りになったのが打撃陣です。1戦目では11安打で3得点、2戦目では10安打で2得点。ヒットは出ながらもなかなか得点につながらないのが現状です。

打撃陣には1試合4〜5点以上は求めたいところです。

DeNA3連戦のポイントはチャンスでの一打が出るか

4月5日(金)からは本拠地東京ドームに戻り、DeNAとの3連戦を迎えます。ポイントは投打がかみあうかどうか。強いチームは必ず投打がかみあっています。

巨人はここまで全体として投手陣の調子は良く、先発投手は6人中5人が6回以上を自責点3以内に抑えるQS(クオリティ・スタート)をクリアしています。

ですのでDeNA戦でも先発が試合をつくり、試合を優位に進めることが期待されます。その上で、課題は打撃陣。チャンスで1本が出るか、先制点を取れるか。

また、打線のつながりをよくするために、阿部監督が打順の組み替えや選手交代などで動いてくるかも注目です。


※本記事は、4/5の情報です

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