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「選手としての凄さだけではない」大谷に偶然遭遇したファンが目撃した、”らしさ全開”の行動に感激

  • 2024.4.17
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写真:SANKEI

今季、ロサンゼルス・ドジャースとプロスポーツ史上最高額となる10年7億ドルの契約を結び、新天地でのプレーを選択した大谷翔平選手。メジャー開幕後もその一挙手一投足が日米で注目を集めていますが、そんな大谷選手を昨季まで396戦連続で現地観戦し、今季もアメリカ国内で行われる公式戦を追いかけ続けている“熱狂的なファンの存在をご存じでしょうか。

You Tubeチャンネル『Shinsuke Handyman(シンスケ・ハンディマン)』を運営するロサンゼルス在住のシンスケさんは、大谷選手が出場する全試合を生で観戦し、その様子を毎試合アップしています。

TRILLスポーツでは、そんな“大谷愛”溢れるシンスケさんにインタビューを敢行。長年、大谷選手を見続けているからこそ感じる、その“素顔”に迫ります!

大谷を追い続けたからこそ分かる"素顔"

――スプリングトレーニングなども含めて大谷翔平選手を追い続けているシンスケさんですが、間近で見るからこそ感じることはありますか?

シンスケ これは日本でも知られていることですが、本当にまじめで、勤勉な選手だと思います。スプリングトレーニングでの練習ひとつとっても、それは感じますね。本当に「野球のことだけを考えている」人なんだなと。

――実際に大谷選手とコンタクトを取れたことは?

シンスケ エンゼルス時代にシーズンシート購入者の特典としてグラウンドで一緒に写真を撮影できるというイベントがありました。「サインはダメ!」と言われていたので撮影だけでしたが、近くで見るとやはり大きいんですよね。普段のインタビューを見てもわかるとおり、決して口数が多いタイプではないので会話はそこまでできませんでしたけど、良い思い出です。

――シンスケさんが今季購入したドジャースのシーズンシートにはそういう特典はないんですかね?

シンスケ コロナ禍以降、ファンと触れ合うイベントのようなものがほとんどなくなってしまったのですが、そろそろ何かあってもいいかもしれないですね。今のところ情報はないですけど、期待してみようと思います(笑)。

――大谷選手を追いかけていて、彼の「魅力」を感じるような瞬間はどんな時ですか?

シンスケ プレーのすごさはもちろんですけど、やはり本当に多くの人に勇気や感動を与えているんだなと痛感しています。私がはじめて大谷選手の動画をアップしたときも、その反響の大きさには驚きました。再生回数や登録者数も一気に伸びましたし、おかげさまでファンの方と交流する機会も増えましたね。現地の方はもちろん、日本からわざわざ大谷選手を見に来る方も大勢いて、そういう人と話をすると、改めて素晴らしい選手だなと実感できます。

大谷らしい?エピソードが…!

――確かに、プレーだけでなく「人から愛される」という部分においても、ちょっと規格外の選手ですよね。

シンスケ やっぱり、選手としてのすごさだけでなく、「人柄が人を惹きつけるんだと思います。エンゼルス時代に、車でスタジアムに向かっていたら私の1台前を大谷選手が運転する車が走っていたことがあったんです。少し渋滞していたので「何かな?」と思ったら、スタジアムへの道の途中で工事をしていて、カラーコーンが置かれていて左折できないようになっていたんです。スタジアムに行くには、左折したほうが絶対に近くて、並んでいる車の中にはコーンを無視して左折する車も何台かいたんですね。でも、大谷選手は前の車が左折しても、しっかりとルールを守って右へ曲がっていきました。「当たり前といえばそれで終わりですが、「あぁ、こういう細かなところでもしっかりとルールを守る人なんだな」と感じたのをおぼえています。そういう小さなこともキッチリやれる人だからこそ、あれだけの結果を残すことができるのかな、とも思います。

――大谷選手の人柄が伝わるエピソードですね。貴重なお話、ありがとうございました!


取材・文
花田雪
1983年、神奈川県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心に大相撲、サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆。著書に『あのプロ野球選手の少年時代』(宝島社)『オリックス・バファローズはいかに強くなったのか』(日本文芸社)がある。

※1ドル=150円で計算しています。

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