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大谷翔平の快挙は"超過酷な日"だった!?"急遽"が続いた異例の1日に「とんでもないな……」

  • 2024.4.11

今季、ロサンゼルス・ドジャースとプロスポーツ史上最高額となる10年7億ドルの契約を結び、新天地でのプレーを選択した大谷翔平選手

開幕前からその一挙手一投足が日米で注目を集めていますが、そんな大谷選手を昨季まで396戦連続で現地観戦した“熱狂的”なファンの存在をご存じでしょうか。

世界一!?“大谷愛”溢れるYouTuberに取材

You Tubeチャンネル『Shinsuke Handyman(シンスケ・ハンディマン)を運営するロサンゼルス在住のシンスケさんは、大谷選手が出場する全試合を生で観戦し、その様子を毎試合アップしています。

TRILLスポーツでは、そんな“大谷愛”溢れるシンスケさんにインタビューを敢行。

出場全試合、大谷選手を追いかけ続けているシンスケさんの心に鮮明に焼き付いている“あの試合”についても伺いました!

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「とんでもないな…」まさに異次元の記録 強烈なインパクトを残した“ダブルヘッダー”

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Wヘッダー第1試合 2番・投手兼DHで出場した大谷選手

――昨季まで396試合連続で大谷翔平選手の試合を現地観戦。そんなシンスケさんが「特に心に残っている試合」はありますか?

シンスケ やはり昨年の7月27日、デトロイトで行われたダブルヘッダーのタイガース戦ですね。

――第1試合でメジャー初完封。わずか45分後に行われた第2試合で2打席連続ホームランを放った試合ですね。

シンスケ あの試合は前日が雨天中止になって急遽ダブルヘッダーになったんです。それで、本来は次のカードで投げる予定だった大谷選手が1日前倒しで先発することになったんですけど、それであのピッチングですからね。ダブルヘッダーの場合、普通は第1試合が終わったら観客は一度、スタジアムの外に出されるんですけど、あの日は急遽決まったこともあって試合間隔が短く、我々観客も「そのまま席にいていいよ」となったんです。

――過密日程のメジャーらしいですね(笑)。

シンスケ 驚きなのは、第1試合が終わったあと、わずかな空き時間で大谷選手はメディアの取材にも応えているんですよね。先発した試合で初完封だったとはいえ……。だって、観客席にいた我々ですらちょっと慌ただしいくらい、すぐに次の試合が始まったのに、大谷選手は完封して、メディア対応して、次の試合に出ていきなりホームランですから。

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Wヘッダー第2試合で、2打席連続の38号ソロを放った大谷選手

――ちょっと信じられないと。

シンスケ そういう話を聞くと、さらに「とんでもないな……」と思います。それと、あの日はかなり暑かったんです。気温も30度を超えていたはずです。第1試合の前、大谷選手がブルペンで投げているときは薄曇りだったんですけど、そこから一気に晴れて、試合開始時点ではスタンドにいても暑さが厳しいくらいでした。私はバックネット裏の日陰がない席だったのでなおさらです。ただ、大谷選手はそんな環境でマウンドに立っていたわけですからね。それだけでもすごいのにあんな記録を作ってしまって……。私なんかが「暑い」と言っちゃダメですよね(笑)。

――まさに異次元の記録ですね。

シンスケ 大谷選手のことを何年も追いかけていますけど、やはりあの試合の“インパクト”は強烈に脳裏に焼き付いていますね。

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"あの試合"を語るシンスケさんの顔にも笑みがこぼれる

取材・文
花田雪
1983年、神奈川県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心に大相撲、サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆。著書に『あのプロ野球選手の少年時代』(宝島社)『オリックス・バファローズはいかに強くなったのか』(日本文芸社)がある。

※1ドル=150円で計算しています。

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