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「全盛期の和田さんにしか見えない」打球速度は大谷翔平クラスの中日の若きスラッガーが、ホームラン王に名乗り

  • 2024.4.30
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写真:SANKEI

2024年シーズン、中日ドラゴンズに明るい話題を提供しているのが、若きスラッガー、細川成也選手です。豪快なホームランを量産し、打率も安定。昨年に引き続き、その姿はまさに覚醒という言葉がふさわしいでしょう。今回は、細川選手の進化の秘密に迫り、彼の持つ可能性について探っていきます。

ノーステップ打法への転換:安定性と対応力の向上

 細川選手の好調の要因としてまず挙げられるのが、追い込まれてからのノーステップ打法への変更です。2023年シーズン途中から取り入れたこの打法は、劇的な変化をもたらしています。以前の足を上げるフォームは、タイミングの取りづらさや確実性の低さが課題でした。それがノーステップに変えたことで、軸足の安定性が増し、ボールへのコンタクト率が格段に向上。さらに、体勢が崩れにくくなったことで、変化球への対応力も向上しています。

かつての細川選手は、三振の数の多さが課題でした。2023年の2ストライク後の打率は.095と低迷していましたが、2024年はその姿は一変。ノーステップ打法により、無駄な動きが減り、バットコントロールが向上したことで、追い込まれてからも粘り強く対応できるようになりました。4月25日の巨人戦でのホームランは、2ストライクから高めのストレートを捉えたもので、進化を象徴する一打となりました。

細川選手の覚醒は、データにもはっきりと表れています。5月29日時点で、本塁打数はリーグ単独トップの6本、打率は.283、OPSは.845を記録。2ストライク後の打率も2023年と比べて格段に向上しています。

世界レベルのパワー:規格外の飛距離

細川選手といえば、その豪快なホームランが魅力。バンテリンドーム5階席へのホームランの打球速度はなんと185キロを記録。これはメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手(191キロ)や鈴木誠也選手(185キロ)に匹敵する数値であり、日本人離れしたパワーを証明しています。中田翔選手も「日本人離れしたパワー」と絶賛しており、細川選手の持つポテンシャルの高さが伺えます。

細川選手の覚醒には、多くの解説人からも期待の声が上がっています。福留孝介氏は、ノーステップ打法による確実性と対応力の向上を評価し、2ストライクからの粘り強さも指摘しています。また開幕前から、ラミレス氏も4番打者としての活躍に期待を寄せています。

ファンからは次のような声が上がっています。

全盛期の和田さんにしか見えない
絶対にホームラン王取ろう
ドラゴンズの宝ですよ
うちにもホームラン増えたしやっぱ 気温と気圧とかの影響なんかね 

現状のペースを維持できれば、バンテリンドームでホームラン王獲得も夢ではありません。パワーだけでなく、確実性も向上している細川選手は、中日ドラゴンズ打線の中核を担う存在として、さらなる活躍が期待されます。技術的にも精神的にも成長を続ける彼の姿は、まさに未来の大砲への道を歩んでいると言えるでしょう。

ドラゴンズファンだけでなく、球界全体が注目する細川成也選手。彼の覚醒は、まだ始まったばかりです。今後の活躍から目が離せません。


※本記事は、4/29の情報です

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