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「制限がかけられてるプレーとは思えない」今や中日に必要不可欠な“若武者”が末恐ろしい…

  • 2024.4.27
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写真:SABKEI

ドラゴンズファンにとって、2024年の明るい話題の一つといえば、田中幹也選手の活躍でしょう。開幕から1軍に帯同し、攻守走に渡って輝きを放つ田中選手は、まさに竜の未来を担う存在として大きな期待を集めています。 

卓越したバットコントロールと抜群の走塁センス

 24日の巨人戦で2安打3出塁と活躍した田中選手。田中選手の魅力の1つに、その卓越したバットコントロールにあります。緩い変化球への対応力が高く、コンパクトなスイングから広角に打ち分ける技術は、まさに職人芸。さらに選球眼にも優れ、出塁率.313という数字は、チームの攻撃の起点となるリードオフマンとして高い能力を持っていることを証明しています。

プロ入り後、初対戦のピッチャーが多い中で、打率.250前後をキープしていることも特筆すべき点です。対応能力の高さは、田中選手が1軍の舞台で十分に戦っていけるポテンシャルを秘めていることを示しています。

田中選手の武器はバッティングだけではありません。データ指標で高い評価を得ている走塁センスも魅力の一つ。積極的な走塁で次の塁を狙い、チームに得点をもたらす姿は、見ていて非常に頼もしいです。

しかし今シーズン、盗塁はまだ記録していません。大学時代は75試合で48盗塁と走りまくっていた田中選手ですが、ケガの影響で帰塁時に頭から戻れないため、大きくリードをとることができないのです。首脳陣も、今シーズンは無理をさせない方針を示しています。大学時代には1試合で6盗塁を決めた記録を持つ田中選手。帰塁の不安が解消されれば、盗塁王も狙えるポテンシャルを秘めています。

守備面でも、ダイビングキャッチを規制しているため、まだ指標上は平均的な数字にとどまっています。しかし軽快なフットワークと確実なプレーで、ドラゴンズの守り勝つ野球を体現しています。

ここまで試合を観ていると、プレーに制限があるとはとても思えません。経験を積むことで、さらに守備範囲も広がり、ダイビングが可能になれば、恐ろしい二塁手になることでしょう。

首脳陣からの信頼と大きな期待

 立浪監督は田中選手を高く評価し、「ベンチの意図を理解してプレーできる」「野球を知っている」とコメントしています。昨シーズン中には「田中がいればチームが変わるかも」と発言するなど、指揮官からの信頼は厚く、大きな期待を寄せられていることがわかります。 

また田中選手は、大腸全摘出と脱臼手術の経験があるため、首脳陣は田中選手の体調管理に細心の注意を払っています。試合前の守備練習や休日の全体練習を免除し、週に1回の休養日を設けるなど、負担軽減を徹底。練習よりも実戦を重視し、1年間を通して活躍できるよう、チーム一丸となってサポートしています。

田中選手には、ドラゴンズの未来を担う存在としての期待が大きく寄せられています。課題は、体力面を強化し、シーズンを通して安定したパフォーマンスを維持すること。しかし、首脳陣のサポートと本人のたゆまぬ努力によって、これらの課題を克服し、ドラゴンズの主力選手として更なる飛躍を遂げることでしょう。

田中幹也選手は、その才能と可能性、そして野球に対する真摯な姿勢で、ドラゴンズファンのみならず、多くの野球ファンを魅了しています。彼の今後の活躍に、大きな期待を込めて注目していきましょう。


※本記事は、4/24の情報です

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