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「これもうエクトル・ルナやろ」立浪監督が期待する、中日助っ人が覚醒間近か…!

  • 2024.4.24
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写真:PIXTA

2024年シーズン、ドラゴンズ打線に突如として現れた救世主、カリステ選手。その覚醒した打撃と堅実な守備は、チームにとって希望の光となっています。

昨シーズンは打率.233、本塁打5本とまずまずの成績を残したものの、真価を発揮したのは今シーズンに入ってから。4月23日試合終了時点で規定打席には届いていないものの、打率.372という数字を叩き出し、スタメン争いに名乗りを上げています。引っ張り一辺倒ではなく、広角に打ち分ける技術も向上し、相手投手にとって厄介な存在となっています。また小技や進塁打なども見せ、チームの得点力アップに大きく貢献しています。

ルナの再来か? 覚醒したカリステ選手が攻守に渡る活躍でドラゴンズを牽引

 そんなカリステ選手の活躍ぶりは、かつてドラゴンズに在籍し、安定した打撃で在籍3年間で2度の3割超え(最終年は.292)でファンを魅了したエクトル・ルナ選手を彷彿とさせます。立浪監督も、外国人選手に求める理想像としてルナ選手の名前を挙げていたほど。まさに今、カリステ選手がその理想を体現しているのです。

三振は極力少ない方がいい。日本で成功してる外国人選手は、向上心を持って、配球も含めて勉強してる選手。いきなり来日して打つのは難しいと思う。ルナのように本塁打は少ないが打率3割5、6分打ってくれればありがたい。」 

これは立浪監督がシーズン前に語った外国人選手への期待の言葉です。

まさにカリステ選手は、この言葉を体現するように、昨シーズンからの経験を活かし、日本の投手の特徴を研究することで日本の野球に適応しています。またカリステ選手は、もし野球の道に進んでいなければ、科学者か哲学者になりたかったと語っています。勤勉で真面目な性格なカリステ選手は、周囲から学び、盗む姿勢で異国の地で結果を出しています 

守備面でも、メキシカンリーグで三塁のゴールデングラブ賞を受賞した経験を持つカリステ選手は、堅実なプレーでチームを支えています。主に三塁を守っていますが、左翼や一塁もこなせるユーティリティ性も魅力の一つ。チーム事情に合わせて柔軟に起用できるため、監督にとっては頼もしい存在となっています。

またファンはカリステ選手の活躍について、次のようなコメントをしています。

これもうエクトル・ルナやろ

カリステ3番で良いでしょ
去年のキャンプの時、井端さんがカリステが1番印象に残ってるって言ってた
このようにファンのコメントからも、カリステ選手への期待の高さが伺えます。

高橋周平選手の離脱で掴んだチャンス

16日に3安打を放ち、翌日の三塁スタメン出場が回ってきたカリステ選手。高橋周平選手の怪我による離脱はチームにとって痛手ですが、カリステ選手が即結果を残しています。

カリステ選手は「自分がチームに必要なこと、自分の仕事をやっていくだけです」と力強く語ります。昨冬には母国ドミニカ共和国のウインターリーグに参戦し、オフシーズンも野球に打ち込んできた努力が、今シーズンの活躍に繋がっています。 

また負傷してしまった高橋周平選手について、カリステ選手は次のようにコメントしています。

仲間のけがというのは望んでいないもの。チームとして残念なこと

ドラゴンズの浮沈を左右すると言っても過言ではないカリステ選手。その覚醒した打撃と堅実な守備で、ドラゴンズを勝利へと導くキーマンとして、今後の活躍に大きな期待がかかります。彼のプレーから目が離せません。


※本記事は、4/23の情報です

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