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「5013日振り」の記録が掛かるドラゴンズ。3年連続で負け越しているDeNA相手にどう戦う!?

  • 2024.4.9
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写真:PIXTA

セ・リーグのペナントレースが熱を帯びる中、中日ドラゴンズにとって大きな壁となっているのが、横浜DeNAベイスターズの存在です。現在首位のDeNAに0.5ゲーム差で2位にいる中日ドラゴンズは、首位攻防戦を敵地で戦います。過去2年間、DeNA戦では大きく負け越しており(2021年から3年連続で負け越し中)、その苦手意識は顕著です。今シーズンもDeNA戦の勝利が、Aクラス入りへの鍵となることは間違いありません。

そんなDeNA戦の展望を、立浪監督のインタビューや客観的なデータをもとに紐解いていきましょう。

DeNA投手陣の速球攻略が必須!

中日ドラゴンズは近年のDeNAとの対戦成績が極端に悪い数字となっています。2022年は6勝18敗1分け2023年も8勝16敗1分けと2年連続で大きく負け越しています。
また2021年も10勝13敗と3年連続で負け越しています。

さらに22年の対DeNAの打率が.206と、完全に打線が弱点を突かれた結果となっています。

中日ドラゴンズがDeNA戦で苦戦している要因の一つが、DeNA投手陣の速球にあります。DeNAのスコアラーは、中日打線の弱点である速球を徹底的に攻めてきます。特に得点圏にランナーを置いた場面では、インコースの速球で攻め込まれる傾向があります。甘い変化球がこないため、ストレートに力負けし、チャンスで打てていません。

中日打線は、DeNAの配球傾向を分析し、対策を練って打線を組んでくるでしょう。また速球だけに狙いを絞らず、変化球にも対応できる柔軟性も求められます。

DeNAには平均球速153km/hを誇るジャクソン投手や、リリーフの伊勢投手山崎康晃投手など、速球派投手が揃っています。

DeNA戦でのチーム打率は低迷しており、速球への対応が急務です。ルーキーながら開幕スタメンを勝ち取った村松開人選手や、DeNA戦での活躍が期待される上林誠知選手など、速球に強い打者の活躍が求められます。また、横浜スタジアムを得意とする大島選手の活躍にも注目です。

若竜たちの躍動が勝利のカギ!?

今シーズンの中日ドラゴンズは、若手選手の台頭が大きな注目を集めています。シュアな打撃が魅力の三好大倫選手、高い身体能力と長打力が魅力の上林誠知選手、俊足と堅実な守備が光る田中幹也選手など、期待の若手が続々と一軍の舞台で活躍しています。彼らの勢いがDeNA戦の勝利に繋がることが期待されます。

しかし、若手選手には経験不足による不安定さという課題も。DeNAの強力投手陣を相手に、実力を発揮できるかが試されます。

DeNA戦でのオーダー予想

DeNA投手陣の速球や、ハマスタでの相性などを考慮すると、以下のオーダーが予想されます。

1.三好大倫 (中)
2.田中幹也 (二)
3.高橋周平 (三)
4.中田翔 (一)
5.細川成也 (左)
6.上林誠知 (右)
7.木下拓哉 (捕)
8.村松開人 (遊)
9.投手 

二遊間は今後も併用の可能性が高そうですが、横浜スタジアムでは村松選手がショートを守る可能性が高いです。高橋周平選手はDeNA戦で比較的相性が良く、中軸として期待がかかります。また、長打力のある細川成也選手も、DeNA投手陣を攻略するキーマンとなるでしょう。

 DeNA戦は中日ドラゴンズにとって大きな壁ですが、若手選手の活躍や打線の奮起によって、勝利の可能性は十分にあります。緻密な分析と対策、そして選手たちの闘志がDeNA戦の勝利へと導くことを期待しましょう。

ちなみに、もし今日の試合も完封勝利を収めると、2010年7月19日以来、5013日振り(14年振り)の記録となります。


※本記事は、4/9の情報です

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