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「急に四球が多くなったのは何か原因があるのでは?」投崩の中日に待たれる、若き投手の名前

  • 2024.4.22
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写真:SANKEI

4月20日の阪神戦での15失点という大敗は、ドラゴンズにとってシーズン序盤の大きな躓きとなっています。しかし、長いペナントレースにおいて、このような苦境は必ず訪れるものです。重要なのは、この敗戦から何を学び、どのように立て直していくかでしょう。

制球難という負のスパイラル

 阪神15-2中日(20日、甲子園球場)

 この試合の敗因として最も顕著だったのが、投手陣の制球難です7つの四球を与え、それが失点に直結する場面が多く見られています。四球は塁を埋めるだけでなく、投球数が増え、投手のリズムを狂わせます。結果として甘い球が増え、痛打を浴びるという負のスパイラルに陥っていると言える試合展開であったでしょう。

 特に、先発投手の大野雄大投手の乱調はチームにとって大きな痛手です。序盤から審判とのストライクゾーンとの相違に苦しみ、本来の投球を見せることができませんでした。大野投手のみならず、ドラゴンズ投手陣全体として、ストライクゾーンで勝負する意識の徹底と、制球力向上のための技術的な改善が必要不可欠と言えます。

2回に逆転したものの、その後は追加点を奪えず、阪神に流れを渡す展開となりました。またドラゴンズは、相手チームである阪神打線の勢いも認めなければならないでしょう。昨シーズンの覇者である阪神は、強力な打線を武器にドラゴンズ投手陣を攻略しています。特に、甲子園球場はドラゴンズにとって鬼門であり、苦手意識も影響した可能性があります。

次回の対戦に向けて、阪神打線の分析を徹底し、個々の打者に対する対策を練る必要があり、ビジターの甲子園球場の戦い方の適応力も求められます。

ここ3試合で四球が17個と制球に苦しむドラゴンズに、ファンから次のようなコメントが上がっています。

大野はなぜ中15日になったのか
急に四球が多くなったのは何か原因があるのでは?
単純に中6で投げられないのがローテに3人もいたら回すのキツイ

先発ローテーションの再構築の可能性

 ドラゴンズはここ3試合で先発投手が崩れてしまっていますが、ネガティブなニュースだけではありません。2軍ではこの日、高橋宏斗投手が7回2失点と好投を見せ、コンディションの良さをアピールしています。 2軍で好調を維持している高橋宏斗投手を昇格させ、ローテーションの強化を図る可能性があります。

ここ3試合のドラゴンズは、投手のローテーションが変則的でした。柳投手、メヒア投手は共に中5日の登板、大野投手も術後の考慮もあり、かなり登板間隔が空いての試合です。可能な限り中6日の間隔で先発投手を起用し、コンディションを整えた状態で登板させる方針も、今後に向けて考えられます。

ただし大野投手、梅津投手、涌井投手が登録抹消を挟みながらシーズンを戦うことを考えると、先発ローテーションを8人ほど揃える必要があります。

今後の先発ローテーション

 小笠原慎之介投手、涌井秀章投手、柳裕也投手、メヒア投手、松葉貴大投手、高橋宏斗投手 (昇格の可能性)

上記に加え、梅津晃大投手や、大野投手の抹消後の再登録など、状況に応じて柔軟な運用が求められます。

 今回の大敗は、ドラゴンズにとって大きな課題が見えた試合でした。しかし、この試練を乗り越えることで、夏場以降のチームはさらに強くなるはずです。投手陣の制球力向上、打線の強化、先発ローテーションの再構築など、やるべきことは明確です。チーム一丸となって課題に取り組み、シーズンを通して安定した戦いを見せることが求められます。

ドラゴンズには、若い選手も多く、潜在能力は十分にあります。この苦境をバネに、更なる成長を遂げ、ドラゴンズファンに勝利の喜びを届けてくれることを期待したいです。


※本記事は、4/22の情報です

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