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「あの頃の広輔を見ている気分」「やってること周東やん」まだまだ健在の"菊池"。あえて後継者となり得る選手を考えてみた

  • 2024.4.10
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写真:SANKEI

広島東洋カープ(以下、広島)の二塁手といえば、菊池涼介選手。カープファンだけでなく、他球団ファンでも周知の事実でしょう。

菊池選手は2011年ドラフト2位で広島に入団し、レギュラーに定着した2013年から、2022年までゴールデングラブ賞(二塁手)を10年連続で獲得しています。その菊池選手も34歳。守備力はまだまだ衰えていませんが、年齢的にもフルイニングでの出場も少しずつ減っていくと思われます。

2024年シーズンも「さすが菊池」と言わざるを得ないプレーを披露していますが、あえて"後継者"となり得る選手を考えてみたいと思います。
また、一部候補選手のプレーについて、SNSの声も集めてみました。

「菊池やん」といわれるほどの身体能力を持つ"矢野雅哉"選手

矢野選手は守備範囲や肩と球際の強さなど、菊池選手に劣ることなく、ピンチのときに何度も守備でチームを助けています。カープではこれまでショートを主に守っていましたが、小園海斗選手の昨年の成長ぶりを見る限り、今年はショートで固定されることが予想されます。菊池選手自身は「足は例年より動いている」と他のメディアで語っていますが、143試合戦い抜くことを考えると、新井監督は菊池選手を休ませながら使うと考えられるため、セカンドでの出場機会が増えるでしょう。

矢野雅哉もしかして二塁の柱になるんじゃ? あの頃の広輔を見ている気分なんだが
菊池のプレーも見るだけでお金を払うに値する良いプレーヤーだったが、矢野が良い後継者になりそうだ。

年々試合数と盗塁数を伸ばす"羽月隆太郎"選手

今シーズンからは個人の応援歌も作られ、ますます期待は大きくなっています。韮沢選手と同じく、2軍戦で打席数を増やし、実戦を積んでいる状態です。今シーズンは代走や守備固めではなく、打席に立って成績を残したいです。

羽月隆太郎、仕事人の風格が出てきたな
羽月くん、やってること周東やん、最高です

佐々木朗希世代の有望株"韮沢雄也"選手

2019年に花咲徳栄高からドラフト4位で広島カープに入団し、5年目のシーズンを迎える。2022年に1軍の試合に出場し、昨年は45試合と出場数を大きく上回りましたが、打率が.140と振るわず、今年のオープン戦でもなかなか成績を残せていません。ただ、昨年のDeNA戦で思わず実況が菊池選手と間違えてしまうほど、忍者のようなフィールディングを披露しました。ライバルも多く、打撃では変化球に対応できるようなバッティングを磨く、など課題はありますが、期待したい選手の一人です。

育成の星となるか"佐藤啓介"選手

佐藤選手は名門・中京大中京高から静岡大を経て、2023年ドラフト2位で広島に入団しました。1日10時間も勉強するほど、まさに文武両道の選手です。守備は菊池選手のような派手さはなく、課題点はありますが、佐藤選手の魅力は力強いスイング。2軍戦でセカンドとして出場しており、現時点(4月7日時点)では打率.393と好成績を叩き出しています。4月4日のオリックス・バファローズ戦では宇田川優希投手からタイムリースリーベースを打つなど、打撃でアピールできています。守備力を修正していけたら、いずれ支配下にあがり、1軍出場の可能性もあるでしょう。

それでもまだまだファンを魅了する菊池選手

菊池選手の後継者として5選手を挙げていきましたが、それでも菊池選手の魅力は衰えません。3月12〜14日に行われたオープン戦ではエスコンフィールドに訪れた観客を驚かせるほどの守備を見せました。誰もが認める選手ですが、それを上回る好守備を見せてくれるのが菊池選手の凄さとも言えるでしょう。

そして、打撃面でもその貢献度は計り知れません。「ここでどんなバッティングが求められるのか」をすぐに察知し、実行できるのが菊池選手のもう一つの野球能力の高さです。先頭バッターが出塁すれば、いとも簡単にバントを決める、ランナーが溜まっている場面では無理して引っ張らず、バットに軽く当てて右打ちをする、など状況に応じた打撃ができ、新井監督も全幅の信頼をおいています。菊池選手の後継者を考えるとき、守備力ももちろんですが、打撃面でも器用にできる選手が出てくることを期待したいです。


※本記事は、4/8の情報です

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