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【センバツ第4日】秋防御率0.73のプロ注目左腕と、東北大会決勝でノーヒットノーランを達成した右腕が激突

  • 2024.3.21
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第1試合 9:00 宇治山田商(三重)vs 東海大福岡(福岡)

宇治山田商

戦力が混沌としている三重で久々の優勝を飾ると勢いに乗り、東海大会で躍進。ベスト4敗退となったものの、優勝した豊川高校を準決勝で苦しめたことが評価され、東海地区で2番目の選出となりました。
飛び抜けた選手はいませんが、ショートを守る主将の伊藤大惺選手を中心に攻守にまとまっています。また、ベンチ入りメンバーの半分以上が新2年生という若いチームです。今大会に5校出場する公立校の内の一校。オール地元選手で大会に挑み、16年前の1勝を超える活躍を誓います。


東海大福岡

打者の選球眼の良さに加え、粘り強い戦いぶりが評価されて4校目に選出されました。
昨夏の選手権予選で敗退した翌日、選手たちは熊本大会決勝の会場を訪問。系列校の東海大熊本星翔高校の優勝を見届けます。「次は俺らも」と奮起した新チームは、秋の福岡大会準々決勝、準決勝で逆転勝ち。九州大会の初戦でも九回から4点差をひっくり返す粘り強さを見せ、甲子園を手繰り寄せました。
7年前のセンバツは、現在プロ野球の北海道日本ハムファイターズで活躍する清宮幸太郎選手の早稲田実業高校を破りベスト8に進出。そのときの主力で現在は母校のコーチを務める安田大将さんは「7年前の8強を超えてほしい」と期待を込めます。

第2試合 11:30 広陵(広島)vs 高知(高知)

広陵

昨秋の中国大会チャンピオン。1896年創立と学校の歴史は古く、春は今大会の出場校中最多となる27度目の出場となります。名将の中井哲之監督は投打にハイレベルなチームを毎年のように作り上げますが、今回のチームもセンバツでは優勝候補筆頭です。
打線は出塁率の高い1番濱本遥大選手と2番田村夏芽選手、長打が持ち味の3番土居湊大選手と4番只石貫太の上位に破壊力があります。
投手は下級生のときから背番号1を背負う高尾響投手が絶対的エース。最速148kmの速球を持つ今大会屈指の右腕です。


高知

四国大会優勝校。春は3年連続の出場になります。
秋は県内でライバル関係にある明徳義塾高校と2度対戦。県準決勝で2-1と勝利し、地区準決勝でも3-2と1点差で振り切ります。いずれの試合も先制点を許す展開でしたが、終盤に逆転するしぶとい戦いぶりで甲子園への道を切り開きました。
守りからリズムをつくり攻撃につなげる高校野球のお手本のようなチーム。四国大会は3試合全てで辻井翔大投手から平悠真投手への投手リレーをおこなっており、センバツでも継投のタイミングがポイントとなりそうです。

第3試合 14:00 京都国際(京都)vs 青森山田(青森)

京都国際

強豪私立がひしめくハイレベルな京都で近年は筆頭の位置におり、2021年春の初出場から夏も含めて4度目の甲子園出場を果たしました。
2019年から5年連続でプロ野球選手を輩出しており、昨年のドラフトでも同校から3名が指名を受けています。今年のエース・中崎琉生投手もプロ注目の一人。秋は8試合に先発登板を果たし、防御率0.73の好成績をマークしました。
今大会でも屈指の好投手に挙がります。秋は近畿ベスト4も、小牧憲継監督は打撃面を課題に挙げており、本大会までに調子を上げられるかがポイントです。


青森山田

近年は県内で押され気味だったライバルの八戸学院光星を県大会決勝と東北大会決勝の両方で破り、久々に甲子園に帰ってきました。
原動力となった関浩一郎投手と桜田朔投手はともに完投能力のある好投手で、特に桜田投手は東北大会決勝という大舞台でノーヒットノーランの偉業を達成。センバツでも注目したい投手の一人です。
攻撃陣は公式戦打率.284とそれほど高くはありませんが、ホームラン7本を放っており、これは出場校中トップタイの本数になります。全国制覇を4度果たしているサッカー部の印象が強い同校ですが、長打力を秘める今年の野球部も上位進出が充分に可能な戦力です。


※本記事は3/15時点の情報です
※試合開始時刻は、天候や前の試合により変更となる場合があります

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