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【センバツ第3日】"一年の半分以上が最低気温0度未満"の地域から甲子園へ!名将・門馬監督率いる創志学園に挑む

  • 2024.3.20
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第1試合 9:00 創志学園(岡山)vs 別海(北海道)

創志学園

甲子園常連になりつつある創志学園高校。秋は県大会で苦しい試合が多い一方、中国大会では圧勝が続きました。
投手陣は左腕の山口瑛太投手と右投げの中野光琉投手の二枚看板に安定感があります。秋は出場校中3位となるチーム防御率1.03を記録しました。
同校では2022年夏にベテランの長沢宏行氏から門馬敬冶氏に監督が交代。門馬監督は強豪の東海大相模高校を春夏4度甲子園優勝に導いた名監督です。創志学園の監督しては初となる甲子園でどのような采配を見せるか期待が高まります。


別海

北海道の東端にある人口約1万4千人、酪農業が盛んな別海町から春夏通じて初となる甲子園出場を果たしました。
秋の北海道大会は初戦からロースコアの接戦が続くも、エースの堺暖貴投手が好投を見せてベスト4に進出。優勝した北海高校との準決勝は1-6で敗れたものの、8回途中まで1点差で食らい付く健闘を見せています。
21世紀枠候補9校の中では選考委員から最も支持を集め、一年の半分以上が最低気温0度未満と雪国独特のハンデがある中、農業用ビニールハウスや地元漁師手作りの防球ネットを活用して練習をおこなうなど、創意工夫や町民一体となって野球に取り組む姿が評価されました。

第2試合 11:30 山梨学院(山梨)vs 京都外大西(京都)

山梨学院

甲子園では長らく2回戦の壁を越えられずにいましたが、昨春は開幕戦で勝利すると勢いに乗り、山梨県勢としては春夏通じて初となる甲子園優勝を果たしました。
今回のチームは前年ほどの爆発力はない印象ですが、関東大会は初戦から2試合連続で延長タイブレークを制すなど抜群のしぶとさを持ちます。背番号1を背負う主戦の櫻田隆誠投手はコントロールが良く失点の計算できるピッチャー。小技や足を絡めた攻撃も生かして接戦に持ち込めば勝機が見出せるはずです。
吉田洸二監督は2009年に清峰高校をセンバツ優勝に導いた実績もあり、監督として3度目となる春制覇に挑みます。


京都外大西

秋は37年ぶりに近畿決勝まで勝ち進み準V。プロ野球の中日ドラゴンズで活躍する大野雄大投手を擁したとき以来18年ぶりのセンバツです。
チーム躍進の原動力はサウスポーでエースの田中遥人投手。球速は最速135kmながら、直球とカーブのコンビネーションで勝負します。打線は右打者が多く、長打こそ少ないものの、つながりの良さと積極的な走塁が武器です。
今年のチームの合言葉は「西村を超えろ」。2022年にドラフト2位で東京ヤクルトスワローズに入団した西村瑠伊斗選手を超える活躍を目標にしています。

第3試合 14:00 耐久(和歌山)vs 中央学院(千葉)

耐久

昨年秋は近畿4強に食い込み、創部120年目にして春夏通じて初の甲子園。出場校の発表当日は町内放送で選出が報じられ、同校の所在地で「しょうゆ発祥の地」ともいわれる湯浅町は笑顔に包まれました。
140kmを超える直球を持つ背番号1の冷水孝輔投手がチームの大黒柱。学校として40年ぶりに出場した近畿大会では、準決勝の京都外大西高校戦で0-1と惜敗するも、8回を投げて4安打7奪三振1四球1失点の好投を見せました。守備型のチームですが、校名にも含まれているように「耐える」野球で、勝機を見出します。


中央学院

千葉県1位で秋季関東大会に出場。初戦を突破するも、準々決勝で高崎健康福祉大学高崎高校に1点差で惜敗します。
センバツ出場は微妙な状況でしたが、同大会ベスト8の桐光学園に競り勝ち関東5番手の評価に。東京2位の創価高校との比較では、蔵並龍之介投手と颯佐心汰投手の2枚看板を中心とした投打の総合力で上回ると評価され、6年ぶりの甲子園出場を掴み取りました。
初出場を果たした6年前は、最終回までリードを奪うもサヨナラホームランを浴び初戦敗退。甲子園の忘れ物を取り返しに行きます。


※本記事は3/15時点の情報です
※試合開始時刻は、天候や前の試合により変更となる場合があります

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