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野球ファンが選ぶ「2024セ・リーグのホームラン王」予想ランキング!3位「佐藤輝明」、2位「岡本和真」を抑えた1位は?【150人に聞いた】

  • 2024.3.23
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写真:PIXTA

間もなく開幕する2024年のプロ野球ペナントレース。ファンにとっては待望のシーズン開幕となりますが……優勝チームと同時に気になるのは個人タイトル争いではないでしょうか。選手の個人成績は応援するチームの成績にも直結するため、応援しているチームの選手には特に活躍してほしいと願うファンも少なくないでしょう。

多くの打撃タイトルの中でもインパクトがあるものといえばやはり「ホームラン王」。ひと振りで勝負を決める主砲ならではのインパクトを誇りますが、現地で見ていても大きなホームランはファンの記憶にも残るモノ。野球の華とも言われるホームランをもっとも打った打者には多くの注目が集まります。

そこで今回、全国のプロ野球ファン150人にアンケートを実施。「今シーズン、セ・リーグでホームラン王になると思うバッターランキング」を作成。その結果をご紹介します!

一体、誰が「2024年シーズンのセ・リーグでホームラン王になると思うバッター」に選出されるのか……。

投票結果を見てみましょう!

【第3位】佐藤輝明(14票)

昨季、38年ぶりの日本一に輝いた阪神の主砲、佐藤輝明選手が第3位となりました。

左打者としてプロ野球史上初となる、「新人年から3年連続で20本塁打以上を放った左打者」でもある選手だけに4年目を迎える今季はさらなる飛躍が期待されています。回答結果を見ると「当たった時の飛距離がすごい」「特大ホームランが見たい」など、本塁打の数以上にその質を評価する声が目立ちました。

近畿大学時代から、関西リーグの本塁打記録を塗り替えるなどそのパワーには定評があった佐藤選手は2020年のドラフト会議で4球団が競合した末に阪神が獲得。すると1年目から並外れたパワーでレギュラーに定着。するとシーズンが開幕すると本塁打を量産して、シーズントータルで24本塁打。その一方で173三振を喫するなど、並外れたパワーと豪快なスイング故の粗さが混在した成績を収めました。

プロ入り3年目を迎えた昨季もその粗さは相変わらずでしたが、出塁率はルーキーイヤーの.284から.339に大幅アップして、打者の総合力を測る指標のOPSも.837と一流選手並みの数値に向上。そのため打撃の確実性も増し、ルーキーイヤーと同じ24本塁打を放ちながら打点はキャリアハイとなる90を記録し、阪神のリーグ優勝に大きく貢献しました。

プロ入り4年目を迎える今季は前年オフから取り組んでいた打撃フォームを改造して臨むため、今まで以上に安定した打撃が見られるはず。もともとのパワーがすさまじいだけに安定感が加われば鬼に金棒といった状態になるでしょう。

優勝記念ハワイ旅行の日程を1日繰り上げてアメリカに向かい、ドライブラインで打撃フォームの改造したことで安定感が増した。もともとパワーがあるので、4年目の初タイトルに期待。(47歳・男性)
まだまだ荒削りだけど、当たった時の飛距離は凄いので、確実性を上げれば、ホームラン王になれると思う。(31歳・男性)
NPBにおける、新人左打者最多本塁打記録保持者。また、NPB史上唯一の、左打者の新人から3年連続20本塁打達成者。今年こそ開花しそうだからです。(48歳・男性)
三振が多いですが、ここぞというときにホームランを打ち、塁に出てるであろう大山選手と一緒にホームに帰ってきてほさしいです。また、甲子園での特大ホームランに、ハマスタでの場外ホームランが今年も見たいです!(29歳・女性)

【第2位】岡本和真(49票)

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提供:産経新聞

昨季をはじめ、直近5シーズンで3度の本塁打王を獲得するなど、現在のプロ野球界で最強クラスのスラッガーであるジャイアンツの岡本和真選手が第2位に。

昨季はキャリアハイとなる41本塁打を放つなど、今乗りに乗っている選手だけに「今年も筆頭候補」「今年もやる」など、安定した活躍を望むファンからの票を多く集めました。

岡本選手は4年目の2018年にレギュラーに固定されると、打率.309、33本塁打、100打点といきなり超一流打者級の成績を残して4番打者に定着。その後も毎年安定して本塁打を量産して、2022年までに5年連続シーズン30本塁打以上を記録。これは巨人の右打者としては史上初の快挙となりました。

そうして迎えた昨季は開幕前にWBC日本代表のメンバー入り。本戦ではファーストのレギュラーをもぎ取り、全7試合に出場して打率.333、2本塁打と大活躍を収めてシーズンを迎えると、安定して本塁打を量産し、巨人の右打者では史上最年少となるシーズン40本塁打を達成。シーズントータル41本で3度目の本塁打王に輝きました。

今季はそれまでの守備位置のサードからファーストへと本格的にコンバート予定。守備の負担が減ることで前年以上に打つのではと大きな期待を寄せられています。

昨年のホームラン王は今年も筆頭候補だと思います。今年はファーストで守備の負担が減り打撃に集中出来るので50本を目指してほしいです。(39歳・男性)
とにかくパワーヒッターだから。無理に引っ張らなくてもスタンドまで打てる技術がある選手だから期待できる。(35歳・男性)
飛ばす力はもちろんあるが、今年は5番を打つバッターが固定できそうなので勝負を避けられない場面が増えると思う。年々4番打者としての雰囲気が高まり、打ってくれそうな打者。(45歳・男性)
昨シーズンはリーグで断トツのホームラン数でした。メジャーリーグでプレイしたいという思いもモチベーションになっていると思います。東京ドームは狭いですし、今年もやると思います。(40歳・男性)

【第1位】村上宗隆(75票)

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提供:産経新聞

そして第1位に選ばれたのは、“村神様”こと村上宗隆選手でした。昨季は不振だったとはいえ、31本塁打は岡本選手に次いで第2位。そもそもこの5年で本塁打王争いで毎年トップ3に入っているなど、安定感は岡本選手に勝るとも劣らないレベル。加えて「二度目の三冠王に期待」「神宮球場の狭さはアドバンテージになる」など、本拠地球場の狭さと三冠王の実績を信頼する声が目立ちました。

プロ入り2年目の2019年に36本塁打を放って新人王に輝いた村上選手はあっという間にチームの顔となると、翌2020年からは4番打者が定位置に。NPB新記録となる5打席連続本塁打、1試合に複数の本塁打を12試合記録するなど、一度打ち出したら止まらないという固め打ちが村上選手の大きな武器となりました。

そんな村上選手は2022年、先述した2つのNPB記録を打ち立てただけでなくシーズンを通じて本塁打を量産し、遂に日本人選手として史上最多となるシーズン56本塁打を達成。王貞治選手が1964年に55本塁打を打って以来、不滅の記録となっていた大記録を58年ぶりに更新。さらにこの年には首位打者、打点王も獲得して令和初、そして史上最年少となる22歳での三冠王に輝きました。

そんな村上選手は昨季開幕前にWBC日本代表に選出。4番打者としてチームを引っ張ることを期待されましたが、準決勝のメキシコ戦でサヨナラタイムリーを放ちましたが、大会を通じては不振に苦しみ、その悪い状態を引きずったままシーズンが開幕。4月は打率が.152と大不振に陥りましたが、徐々に復調し、終わってみればリーグ2位の31本塁打を記録しました。

引っ張った強い打球はもちろん、逆方向の左へ流す打撃でもパワーが衰えないなど高い打撃技術を誇るだけに、今季は岡本選手との2強対決が大いに注目されています。

昨年は不振が続くも31本のHRを放つなど、やはり本命は村上選手。また神宮球場の狭さは絶対に他にはないアドバンテージなので、今年は村上選手がホームラン王を取り返すと思う。(41歳・男性)
三冠王を獲得した後の去年はWBCやシーズンで苦しい場面が散見された一年になりました。その中でも悪いときの立て直し方を学んだシーズンになったと思います。対応力に磨きがかかった村上選手の今シーズンは二度目の三冠王が射程圏内にあると思うのでホームラン王は高確率で取ると見ています。(32歳・男性)
右にも左にもホームランが打て、まだまだ若いので今後も期待しています。(53歳・男性)
昨年は、WBCでの不調を引きずって苦しいシーズンでした。ただ今年は今の所上手く調整が出来てる様に見えます。そうすると一昨年の様に村神さまになってくれると期待します。(63歳・男性)
長打力だけでなく選球眼も非常に優れており、今後も更なる成長が期待できます。また、年齢も若く、これから更にパワーアップしていく可能性は十分にあります。(38歳・男性)

4位以下の選手とコメント

牧秀悟(5票)

波が少なく打撃が安定している印象があり、長打力もあります。本塁打数も年々増えてきていて、今年は本塁打王も有力だと思います。(63歳・男性)

結果はこちら

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「波が少ない」「年々本塁打が増えている」など、プロ入り以来、右肩上がりで打撃成績を伸ばしている4位の牧選手は昨季、全試合に出場して29本塁打を記録。打点は103を誇り、自身初タイトルとなる打点王に輝きました。

牧選手が所属する横浜DeNAベイスターズの本拠地、ハマスタこと横浜スタジアムも比較的狭い球場なので、本塁打量産の期待が懸かります。

多くのスラッガーが名を連ねた今回のアンケート。果たして今期の本塁打王は誰なのか……予想するのもプロ野球の醍醐味と言えそうです!


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2024年03月05日~2024年03月19日
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:150

※記載している回答は原文ママ

※2024年3月22日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

文:福嶌弘
1986年横浜生まれ。フリーライター。幼少期より競馬・野球に興味を持ち、ヤンキー向けバイク雑誌、中古車雑誌などを経て2005年からフリーライターとして独立。以降は野球、競馬のスポーツを中心に街、クルマ、グルメ、アウトローetc…とジャンルを問わずに各媒体で執筆。生来の巨人ファンのため、主な出没場所は東京ドーム、横浜スタジアムそして後楽園、関内の居酒屋など

アンケート集計:TRILLスポーツ

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