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【プロ野球】ファンが予想する「2024年セ・リーグの優勝チーム」ランキング!【207人に聞いた】

  • 2024.3.22
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写真:PIXTA

いよいよ3月29日に開幕が迫った2024年シーズンのプロ野球

今年で90周年を迎えるプロ野球はその長い歴史の間に数多くの名選手、名勝負が生まれ、1950年から2リーグ制が導入されるとセントラル・リーグ、パシフィック・リーグに分かれた各チームが優勝を目指してシーズンを通して戦うことが多くの野球ファンを魅了してきました。

今回は野球ファンが予想する今季のセ・リーグの優勝チームはいったいどこなのか?207人にアンケートを実施し「優勝すると思うセ・リーグのチームランキング」を作成。その結果をご紹介します!

一体、どのチームが「2024年のセ・リーグ優勝チーム」の大本命に選出されるのか……。投票結果を見てみましょう!

【第3位】広島東洋カープ(13票)

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写真:PIXTA

新井貴浩監督が就任した昨季、優勝した2018年シーズン以来のAクラスとなる2位に食い込んだ広島東洋カープが第3位にランクイン。

昨年は例年苦手としている交流戦も勝率5割で乗り切ると、後半戦は小園海斗選手や末包昇大選手といった若い選手たちが台頭して一時は首位を独走していた阪神を捉えて首位に立つこともありました。こうした若手選手の台頭ぶりが評価されてこのランキングとなったようです。

若手選手たちの台頭の裏付けとなったのは新井貴浩監督ではないでしょうか。選手との対話を重視して、失敗を恐れずにどんどんとチャレンジさせる戦術を執ったことで経験の浅い若手選手たちに自信を付けさせるキッカケにつながりました。これに加え、もともと安定していた投手陣が例年通りの活躍を見せたことが、昨季の台頭の要因となりました。

今季は昨季のチーム本塁打王であるデビットソン選手、さらに3番打者を務めた西川龍馬選手が退団し、戦力としてはややダウンした感は否めませんが、若手選手たちの台頭が目立つチームだけに素質にあふれる選手が台頭するようならセ・リーグの台風の目となっても不思議はないでしょう。

若手選手が育っていて、新井監督が明るくチームの雰囲気もいいから。(66歳・女性)
昨シーズン5位から2位への猛追をみせたので、今シーズンも勢いがあると思うから。(39歳・女性)
西川選手流出はとても痛いですが、若い野手がかなり成長して、昨年よりバリエーションに富んだ攻撃ができると思われます。また、投手力もさらに良くなってきたと思われ、守り勝つ野球ができると考えます。昨シーズン2位という力もあるので、今年は期待できると思います。(51歳・男性)
田村選手や小園選手など日本代表クラスの選手も充実していて、現在も若手が伸び続けていて、去年2位になった自信がついているから。(21歳・男性)

【第2位】読売ジャイアンツ(30票)

 

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リーグ優勝47回、日本一22回を誇る球界の盟主、読売ジャイアンツが第2位にランクイン。

2020年を最後にリーグ優勝からは遠ざかり、さらに過去2年は連続してBクラスという結果…。ですが、回答内容を見ると、「新監督に就任した阿部慎之助監督に期待」「監督の変化でいい面が出ることに期待したい」など、今シーズンから指揮を執る阿部監督に大きな期待がかかっていることがうかがえます。

思えば昨季の巨人は本塁打王に輝いた岡本和真選手をはじめ、チーム本塁打数は両リーグ最多の164本を誇るなど、自慢の強力打線は健在。さらにWBC日本代表でも活躍した戸郷翔征投手が12勝、山崎伊織投手が自身初の10勝を挙げるなど個々の成績は目立ちましたが、チーム全体で見るとリリーフ投手陣は大勢投手をはじめ戦線を離脱した投手が多く、接戦で敗れる試合が多く見られました。

さらに打線もチーム打率.252(リーグ1位)に比べ、得点圏打率は.242(リーグ4位)。1分以上も下がるなど勝負弱い点が尾を引いて2年連続のBクラスに甘んじ、シーズン終了後にはリーグ優勝9度を誇る名将・原辰徳監督が辞任することになりました。

阿部慎之助監督に替わったことで巨人も4年ぶりにリーグ優勝を狙い、積極的な補強を展開。昨オフのドラフト会議では即戦力候補の西舘勇陽投手(中央大)を獲得し、外国人選手でも現役メジャーリーガーのルーグネッド・オドーア選手(パドレス)、ライバルである阪神で活躍したカイル・ケラー投手とそれぞれ契約。チームの顔である坂本勇人選手も本格的に三塁のコンバートを進めることで往年の打撃成績が期待できるようになるなど、展開次第で王座に返り咲くことが期待できるシーズンと言えるのではないでしょうか。

 ちなみに巨人は「プロ野球創立○周年の年」は好成績を収める傾向があり、1994年(60周年)、2014年(80周年)にはリーグ優勝を飾っています。

新監督になり、チームがより一層引き締まったと感じる。ベテランも多いが、経験を活かして優勝を目指してほしい。(33歳・男性)
監督が代わり阿部慎之助になり初めてのシーズンで坂本の3塁コンバートや期待できる選手が多いことから今年はと思う。何より巨人ファンなので今年こそは優勝してほしい!!(34歳・女性)
ドラフトやトレードなどで、新戦力の補強に積極的に動いた結果、大幅に戦力がアップ。捕手出身の阿部監督の采配にも期待感が大きいため。(58歳・男性)
移籍により投手層が厚みを増したと感じますし、元々それなりの戦力があったとみており、監督が変わることで、良い面が出ることを期待しています。(63歳・男性)

【第1位】阪神タイガース(138票)

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全体の6割以上の票を集め、広島、巨人に大差を付けて1位に選ばれたのは阪神タイガースでした。

昨季、38年ぶりに日本一を記録した戦力は充実したもので、2位の広島に11.5ゲーム差という大差を付けてリーグ優勝を記録したことがアンケート結果にも明確に表れていました。

昨季の阪神を支えたのは先発投手陣。前年まで未勝利だった村上頌樹投手が抜群のコントロールを生かした投球で10勝を挙げてエースの座に君臨すると、現役ドラフトでソフトバンクから移籍した大竹耕太郎投手も技巧派のピッチングでチーム最多となる12勝をマークしました。

これに青柳晃洋投手や西勇輝投手といったベテラン投手陣も奮起し、ローテーションを担う6人すべてが8勝以上を挙げました。これにチーム防御率2.39とリーグでもダントツ1位となるリリーフ投手陣が組み合わさったことで接戦をモノにできるようになりました。

さらに打線も近本光司選手と中野拓夢選手の「チカナカコンビ」がチャンスメークを果たすと、シーズンを通じて4番を張った主砲・大山悠輔選手とプロ野球史上初となるルーキーから3年連続で20本塁打以上を放った左打者・佐藤輝明選手らがポイントゲッターとして機能。チームの得点圏打率は.270(リーグ1位)と勝負強い打撃も目立ちました。

こうした充実の戦力をしっかりと指揮したのが、昨季より復帰した岡田彰布監督。選手たちにリーグ優勝を意識させまいと、優勝をあえて「アレ」と表現して成し遂げるなど、マネジメントも優れています。日本一というこれ以上ない結果も影響してか「アレ」は昨年の流行語大賞にも選ばれました。

昨季台頭した選手たちの多くは20代とまだ若いため、昨季以上の活躍が十分期待できるはず。こうしたところからも“アレンパ”を期待するファンが多いことがうかがえます。

圧倒的な投手力を揃えており、ミスのない野球をすれば負けないからです。投手は二軍にも一軍で通用する選手が多数おりシーズン困ることはないと見ています。打者は近本や大山などの主力が全盛期で、森下や野口のような有望な若手がいるので成長を加味すると優勝に最も近いといえます。(32歳・男性)
打撃、守備共に強く、他のチームで去年活躍した選手がメジャーに行ったこともあり、今の阪神に対抗できるチームがない為です。(40歳・女性)
若手が台頭してきて野手・ピッチャーの両方で活躍が見込める選手が多いです。昨シーズン2位に11.5ゲーム差つけて、日本一にもなった実力は本物だと思います。(39歳・男性)
昨年圧倒的な強さで日本一となった。今年はオープン戦の成績はいまいちなものの、徐々に昨年主力だった選手達が調子を上げ、打線を繋いでいけば今年もリーグ優勝は間違いないのではないかと思う。(20歳・女性)
岡田監督は昨シーズンは優勝を「あれ」と呼びどこか懐疑的でしたが、今シーズンは、はっきりと「優勝」「連覇」と言いきっているので、自信と覚悟のようなものが見え、優勝争いは接戦になると思います。(45歳・女性)

結果はこちら

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惜しくも1票差で3位の座を逃したのが2021年に日本一に輝いた東京ヤクルトスワローズ。大物選手の退団もなく、戦力的にはマイナスになる要素が少ないため、主力選手が本来の実力を見せれば巻き返すと予想する声が目立ちました。

以降は横浜DeNAベイスターズ、中日ドラゴンズという結果に。横浜はバウアー投手、今永昇太投手という左右のエースを失ったことが響いてこの順位となりましたが、2年連続Aクラス入りを果たすなど、勢いならば期待できるという声が見られました。

そして中日は2年連続最下位と低迷していますが、昨オフに中田翔選手らをはじめ苦しんだ打線を補強するスラッガーたちを獲得。もともと投手陣の安定感は素晴らしいだけに戦力がかみ合えば大番狂わせがあるかもしれません。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2024年03月05日~2024年03月19日
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:207

※記載している回答は原文ママ

※2024年3月12日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

文:福嶌弘
1986年横浜生まれ。フリーライター。幼少期より競馬・野球に興味を持ち、ヤンキー向けバイク雑誌、中古車雑誌などを経て2005年からフリーライターとして独立。以降は野球、競馬のスポーツを中心に街、クルマ、グルメ、アウトローetc…とジャンルを問わずに各媒体で執筆。生来の巨人ファンのため、主な出没場所は東京ドーム、横浜スタジアムそして後楽園、関内の居酒屋など

アンケート集計:TRILLスポーツ

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