【Vリーグ・Qファイナル】リーグ最年長43歳が活躍する「堺ブレイザーズ」か、新戦力で波に乗る「JTサンダース広島」か、セミファイナルに上がるのはどっちだ！

3月17日に最終節を迎えたバレーボールの国内最高峰リーグ
2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)のレギュラーラウンド(以下RR)。

1位通過は、今シーズン西田有志選手や山本智大選手の加入で開幕から勢いそのままに戦い抜いた『パナソニックパンサーズ』。2019-20シーズン以来4季ぶりのV.レギュラーラウンド優勝となりました！

最後の熱い戦いが行われるファイナルステージは、今年から方式が変わり、上位6チームがステージに進めることになりました。

ファイナルラウンドは、3/23(土)にクォーターファイナル・24(日)にセミファイナルが大田区総合体育館(東京都)で行われ、30日(土)に3位と5位決定戦・31日(日)に決勝が有明コロシアム(東京都)で開催されます。

そこで今回は、出場する6チームの紹介をシリーズでお届けしています！

第2回は、3/23(土)のクォーターファイナル第2試合で対戦するRR4位の『JTサンダーズ広島』とRR5位の『日本製鉄堺ブレイザーズ』2つのチームです。

注目の選手をチェックしてファイナルステージも一緒に盛り上がりましょう！

レギュラーラウンド４位通過【JTサンダーズ広島】

広島県に拠点を置くチーム。ホームアリーナは、猫田記念体育館(広島県広島市)。2019-20シーズン以来4季ぶりのファイナルステージ進出となったJTサンダース広島は、全員に得点力があるバランスの取れたチーム。大黒柱としてこれまでチームを引っ張ってきた日本代表の小野寺選手(現：サントリーサンバーズ)がシーズン前に退団したもののラッセル選手・新井選手・三輪選手などの攻撃陣の強みを今シーズン移籍してきたセッターの前田さんが巧みに引き出し、勝利を重ねてきました。特定の選手に頼らずチーム全体で戦ったレギュラーラウンド、昨シーズン7位から大きく順位を上げて駒を進めました。JTサンダース広島の快進撃はまだまだ止まらない！

【注目選手】アーロン・ジョセフ・ラッセル選手(アウトサイドヒッター)

アメリカ合衆国出身。30歳。身長は、205cm。愛称は、ロン。アメリカ代表として、2016年のリオ五輪に出場し、銅メダルを獲得、自身もベストアウトサイドヒッター賞を受賞しています。2022年にJTサンダース広島に入団。昨シーズンは、サーブ賞を受賞していおり、今シーズンもアタック決定率でリーグ上位に入賞、4シーズンぶりにファイナルステージに駒を進めたチームを牽引しています。サーブ・レシーブ・スパイクとすべての技術が高いロンのプレーは会場で一見の価値あり。公式HPでは、『LOVE OKONOMIYAKI』と綴っています。またパナソニックパンサーズの清水邦広選手を目標・憧れの選手に挙げており、最終節ではユニフォームを交換する姿が見られました。クォーターファイナルを勝ち抜けば、パナソニックパンサーズと対戦。二人の勝負にも注目です！

【注目選手】三輪大将選手(ミドルブロッカー)

山口県出身。24歳。身長は、192cm。ポジションは、ミドルブロッカー。今シーズンVC長野トライデンツから移籍してきた三輪選手は、昨シーズンにスパイク賞を受賞した攻撃力の高さが特徴です。相手からマークされても打ち抜ける力があり、緩急をつけたスパイクは相手は翻弄します。2023年には日本代表にも選出され、波に乗っている三輪選手。JTサンダース広島に新しい風をもたらし、ファイナルステージでも大暴れしてくれるはずです！

レギュラーラウンド５位通過【日本製鉄堺ブレイザーズ】

大阪府堺市に拠点を置くチーム。ホームゲームは、大浜だいしんアリーナ(大阪府堺市)や堺市金岡公園体育館(大阪府堺市）、日本製鉄堺体育館(大阪府堺市)で行われています。昨シーズン、8季ぶりにファイナルステージに進んだ日本製鉄堺ブレイザーズは、今年も最終節までもつれた争いを勝ち抜き、ファイナル進出を決めました。総得点でレギュラーラウンド3位という成績を収めているシャロン・バーノンエバンズ選手を中心に、特徴の違う両サイドのアタッカーがチームを一緒に引っ張ります。選手層の厚く、様々な選手が出場するので相手のチームは翻弄されます。昨年はファイナルステージ最下位と悔しい思いをしましたが、優勝するために何が必要かを再認識できるような手応えのあるシーズンだったということで、今年は一味違ったファイナルステージでの戦いが見られそうです！

【注目選手】シャロン・バーノンエバンズ選手(オポジット)

カナダ出身。25歳。身長は、206cm。小学生の頃は、バスケットボールチームに所属しており、ダンクシュートに憧れてジャンプを続けたことで驚異のジャンプ力を身に着けたそう。そんな高さとパワーでブロックの上から打ち抜くスパイクの威力は生で観戦すると大迫力です。18歳でカナダ代表に選出され、代表最年少メンバーとなったバーノン選手は、東京五輪に出場後、堺ブレイザーズに入団しています。また、ビーチバレーもプレーしていて、『ビーチバレーはインドアをするにあたって持久力、ボールへのタッチなど役立つ、勉強になることが沢山ある』とインタビューで話しています。

【注目選手】松本義彦選手(ミドルブロッカー)

長野県出身。43歳。身長は、193cmです。現在Vリーグの最年長選手として活躍している松本選手は、40歳にして前人未到のVリーグ通算400試合出場を達成、さらに今年2月18日サントリーサンバーズ戦に先発出場を果たしたことでVリーグ通算500試合出場を達成しました。スパイクのコースが幅が広く、ベテランならではの読みで粘り強いブロックをして守備でも貢献しています。試合に出るからには、誰もが納得するパフォーマンスをと、常に自分にプレッシャーをかけながらコートに立ち続けていると話すバレー界のレジェンドのプレーは見逃せません！

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次回はレギュラーラウンド2位の『サントリーサンバーズ』が登場。

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※本記事は、3/21の情報です