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【Vリーグ・Qファイナル】亡き主将の思いを背負い戦う「東レアローズ」か、"世界最高峰"が率いる「ウルフドックス名古屋」か、ファイナルラウンドがはじまる…!

  • 2024.3.23

3月17日に最終節を迎えたバレーボールの国内最高峰リーグ
2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)のレギュラーラウンド(以下RR)。

1位通過は、今シーズン西田有志選手や山本智大選手の加入で開幕から勢いそのままに戦い抜いた『パナソニックパンサーズ』。2019-20シーズン以来4季ぶりのV.レギュラーラウンド優勝となりました!

最後の熱い戦いが行われるファイナルステージは、今年から方式が変わり、上位6チームがステージに進めることになりました。

ファイナルラウンドは、3/23(土)にクォーターファイナル・24(日)にセミファイナルが大田区総合体育館(東京都)で行われ、30日(土)に3位と5位決定戦・31日(日)に決勝が有明コロシアム(東京都)で開催されます。

そこで今回は、出場する6チームの紹介をシリーズでお届けしています!

第1回は、3/23(土)のクォーターファイナル第1試合で激突するRR3位の『ウルフドッグズ名古屋』とRR6位の『東レアローズ』の2チームです。

それぞれのとチームカラーを知って、一緒に盛り上がりましょう!!

レギュラーラウンド3位通過【ウルフドッグス名古屋】

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写真:森田直樹/アフロスポーツ

愛知県に拠点を置くウルフドッグス名古屋。ホームアリーナは、豊田合成記念体育館(愛知県稲沢市)。チーム名のウルフドッグは、アグレッシブかつ知性にあふれ、2~3mほどの飛躍力を備えており、群れで行動、高度な社会性とチームワークを尊重する特徴があります。まさにチームもその名の通り戦術が綿密で、日本代表の小川選手を中心にディフェンスが固くチームワークが抜群そこに世界トップレベルのオポジット、クレク選手の高さのある攻撃力が加わります。今シーズンは苦しい時期があったもののレギュラーラウンド3位で通過。昨年二冠(リーグ優勝・黒鷲期優勝)した実力はファイナルステージでも注目です!

【注目選手】バルトシュ・クレク選手

ポーランド出身。35歳。身長は、205cm。ポジションは、オポジット。2023年に世界ランク1位に到達した同国で長年代表を務め、五輪に3回出場した経験のあるクレク。言わずと知れた世界トップレベルのオポジットだ。2020年からウルフドックス名古屋でプレーし、昨シーズンのリーグ優勝に大きく貢献、最高殊勲選手賞を受賞した。今シーズンはコンディション不良で欠場する試合もあったが、それでもリーグ上位の総得点数を誇りチームを引っ張っている。3シーズン連続でチームキャプテンを務めており、チームの精神的支柱を担っている。高さ、パワー、スピードのあるプレーは、実際に観戦するとその迫力に圧倒される。笑顔が素敵。


【注目選手】小川智大選手

神奈川県出身。27歳。身長は、175cm。ポジションは、リベロ。2021年に日本代表初選出。Vリーグにおいても2021-22シーズンは、サーブレシーブ賞、ベストリベロ賞、Vリーグ日本記録賞(サーブレシーブ部門)、2021-22シーズンは、サーブレシーブ賞、ベストリベロ賞、2022-23シーズンは、ベストリベロ賞を受賞するなど個人賞を取り続け、昨年のチーム優勝にも大きく貢献している。観察能力が高く、相手の癖を見抜いて予測する力がずば抜けている小川選手。試合中に難しいボールを拾うたび、会場には大きな歓声が上がる。ファイナルでも見られるであろうスーパーレシーブは見る人を魅了するはずだ。コート外での明るい性格もチームで愛されている。

ちなみに…毎年バレンタインデーに合わせて開催されているVリーグNO.1のモテ男を決める「Valentineリーグ」では、今年、ウルフドッグス名古屋所属の市川健太選手がファン投票によって選出されています!

レギュラーラウンド6位通過【東レアローズ】

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写真:森田直樹/アフロスポーツ

静岡県に拠点を置く『東レアローズ』。ホームゲームは、三島市民体育館やこのはなアリーナなどで開催されています。レギュラーラウンド最終日まで混戦を極めた6位争いで執念の粘りを見せ、見事最後の切符を勝ち取りました。5シーズンぶりのファイナルステージですが、チームには連れていきたい仲間がいます。昨年3月10日にがん闘病の末、31歳で他界した藤井直伸選手です。生前藤井選手は、日本代表のセッターとして東京五輪に出場、東レアローズでもキャプテンを務めチームを引っ張ってきました。3月16日のVC長野戦は追悼試合として藤井さんの背番号「21」と、トスを上げる姿がプリントされた特別仕様のユニホームを身にまとった選手たち。『プレッシャーが掛かる試合でも藤井さんなら、この状況を楽しもうと言うと思う』と現主将の峯村選手にも藤井選手の意志は受け継がれています。『心は一つ』を合言葉に東レアローズのここからの快進撃に期待しましょう!

【注目選手】パダル クリスティアン選手

ハンガリー出身。27歳。身長は、197cm。レギュラーラウンドで853点を取り、総得点でリーグトップの成績を残したパダル選手は、14歳からプロとして活動しており、これまでにドイツ、韓国、中国、ロシアでプレーしています。2020-21シーズンに東レアロー時に入団、2021-22シーズンには得点王とサーブ賞、2022-23シーズンも得点王を受賞しています。難しいトスやプレッシャーのかかる場面でも高さとパワーで決め切る力があり、どんな状況でも頼りになる選手です。サーブも勢いに乗り出すと止まりません。休日は子供と遊ぶことを楽しみにしており、Instagramにもよく素敵な親子ショットが掲載されています!

【注目選手】高橋健太郎選手

山形県出身。29歳。身長は、202cmです。2017年に東レアローズに入団、日本代表選手としても東京五輪に出場しています。今シーズンもレギュラーラウンドのブロック決定率でリーグトップの成績をマークし、2021-22シーズンから3年連続でブロック賞を受賞しています。先輩でブロックのスペシャリストである富松崇彰選手からブロックを指導されたことで急成長し、日本を代表するミドルブロッカーに成長しました。トスが上がってからの反応の速さとブロックの形の綺麗さが特徴で、攻撃面でも外国人選手に負けない高さで勝負ができる選手です。高い打点からのフローターサーブも武器。声でもチームを引っ張り気迫あふれる高橋選手ですが、コート外では大の子供好き、やさしいパパの顔も素敵です。


次回は、3/23(土)のクォーターファイナル第2試合で対戦するRR4位『JTサンダーズ広島』とRR5位で通過した『日本製鉄堺ブレイザーズ』2つのチームを紹介します!


※本記事は、3/21の情報です

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