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本当に「大学ジャパンの4番を打った選手はプロでも活躍している」のか?過去の4番とプロでの成績を見てみた

  • 2024.3.7
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写真:産経新聞社

侍ジャパンは、3/6,7に京セラドームで、オーストラリア代表との強化試合を実施。2月に発表されたメンバーの中には、プロ野球選手だけではなく、宗山塁内野手(明治大)、西川史礁外野手(青山学院大)、金丸夢斗投手(関西大)、中村優斗投手(愛知工業大)の大学生4名が選出されました。

井端弘和監督は、将来を見据えた選出と説明しましたが、その中でも、昨年から大学日本代表の4番を務める、西川史礁選手について「大学ジャパンの4番を打った選手はプロでも活躍している」と、西川選手のポテンシャルと将来性について言及しました。

6日に行われた一戦では、5回に代走で出場すると、6回二死一、二塁で初打席を迎え、初球を捉えると、三塁線を破るタイムリーツーベースを放ち、さらに続く8回の第二打席でも、左前打を放ち、2打数2安打1打点と鮮烈なデビューを果たしました。

本当に「大学ジャパンの4番を打った選手はプロでも活躍している」のか?

井端監督が、「大学ジャパンの4番を打った選手はプロでも活躍している」と語りましたが、本当にそうなのか?
2010年以降の歴代大学日本代表の4番打者とプロの成績をご紹介します。
※「日米大学野球選手権大会」で4番打者を務めた選手

2023年「第44回日米大学野球選手権大会」
西川史礁 青山学院大


2019年「第43回日米大学野球選手権大会」
牧秀悟
中央大学 - 横浜DeNAベイスターズ(ドラフト2位)

通算成績(3年)
試合数:415試合 / 打率:.299 / 安打数:465 / 本塁打:75 / 打点:261

獲得タイトル
打点王(2023)、最多安打(2023)


2018年「第42回日米大学野球選手権大会」
頓宮裕真 亜細亜大学 - オリックス・バファローズ(ドラフト2位)

通算成績(5年)
試合数:280試合 / 打率:.264 / 安打数:230 / 本塁打:37 / 打点:112

獲得タイトル
首位打者(2023)、ベストナイン(2023)


2017年「第41回日米大学野球選手権大会」
楠本泰史 東北福祉大学 - 横浜DeNAベイスターズ(ドラフト8位)

通算成績(6年)
試合数:387試合 / 打率:.227 / 安打数:164 / 本塁打:12 / 打点:74

獲得タイトル
なし


2016年「第40回日米大学野球選手権大会」
大山悠輔 白鷗大学 - 阪神タイガース(ドラフト1位)

通算成績(7年)
試合数:847試合 / 打率:.270 / 安打数:789 / 本塁打:123 / 打点:483

獲得タイトル
最高出塁率(2023)、ベストナイン(2023)、ゴールデングラブ賞(2023)


2013年「第39回日米大学野球選手権大会」
梅野隆太郎 福岡大学 - 阪神タイガース(ドラフト4位)

通算成績(10年)
試合数:958試合 / 打率:.231 / 安打数:645 / 本塁打:45 / 打点:288

獲得タイトル
ゴールデングラブ賞(2018,2019,2020)
※2019年の捕殺数123は、NPB歴代捕手の最高記録


2011年「第38回日米大学野球選手権大会」
伊藤隼太 慶應義塾大学 - 阪神タイガース(ドラフト1位)

通算成績(7年)
試合数:365試合 / 打率:.240 / 安打数:154 / 本塁打:10 / 打点:59

獲得タイトル
なし


日米大学野球選手権大会がなかった年でも、2012年は山川穂高選手(福岡ソフトバンクホークス)、2014年は中村奨吾選手(千葉ロッテマリーンズ)、2015年は吉田正尚選手(ボストン・レッドソックス)、2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響で大学日本代表の招集はなく、2022年は森下翔太選手(阪神タイガース)と、錚々たるメンバーの名前が並びます。

西川選手も、将来的に日本を代表するバッターとなり、WBCやオリンピックの主力として活躍する日が来るのか、非常に楽しみですね!


※本記事は、3/7時点の情報です

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