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「2024MLB年俸ランキング」1位の選手はたった1試合で日本一高い銀座4丁目の土地の一部を買えてしまう...!?

  • 2024.4.4
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写真:PIXTA

規格外の身体能力で数々の野球ファンを魅了するMLBの選手達。MLBの中には高額年俸を稼ぎ出すスター選手が数多く存在します。

2018年と2019年の2年連続でサイ・ヤング賞を受賞したベテラン投手、2022年にア・リーグ最多となる62本塁打を記録した強打者、39歳でサイ・ヤング賞を獲得して40歳を超えてもなお150kmを連発するベテラン投手、通算214勝に加えて3度のサイ・ヤング賞を受賞したことのあるベテラン投手、2023年に44本塁打を放ちMLBで日本人初のホームラン王を獲得したスーパースターなど、MLBには数多くの高額年俸を稼ぎ出す選手がいます。

弱肉強食のMLBで多くのスター選手を抑えて、第1位に輝いたのは誰なのか見ていきましょう。

同率5位 ジェイコブ・デグロム 4,000万ドル(60億円)

同率5位にランクインしたのは、4,000万ドル(60億円)のジェイコブ・デグロム投手です。

カルバリー・クリスチャン・アカデミーで野球をした後に、フロリダ州にあるステッソン大学に進学。大学2年生まではショートをしていましたが、2年生が終わる頃にピッチャーに転向しました。2010年のMLBドラフト9巡目(全体272位)でニューヨーク・メッツと契約。

2014年のニューヨーク・ヤンキース戦で先発起用されてMLBデビューをしたのをきっかけに、9勝を挙げて新人王を獲得しました。2015年には前年を大きく上回る14勝を挙げてチームの地区優勝に大きく貢献。2017年が15勝、2018年が10勝、2019年が11勝と3年連続で2桁勝利を挙げました。2018年と2019年の2年連続でサイ・ヤング賞を受賞。

2023年はテキサス・レンジャーズに移籍して2勝を挙げたものの、トミー・ジョン手術を受けるために離脱。2024年は後半戦から復帰する予定で、チームへの貢献が期待されます。

同率5位 アーロン・ジャッジ 4,000万ドル(60億円)

同率5位にランクインしたのは、4,000万ドル(60億円)のアーロン・ジャッジ選手です。

リンデン高校を卒業後、カリフォルニア州立大学フレズノ校に進学。3年間で打率.346、17本塁打、92打点、35盗塁と走攻守揃ったスラッガーに成長しました。2013年のMLBドラフト1巡目追補(全体32位)で高校生の頃よりも高い評価を受けて、ニューヨーク・ヤンキースと契約。

2016年のタンパベイ・レイズ戦に先発出場して初打席初ホームランを放つなど、4本塁打を記録しました。2018年には前年を大きく上回る52本塁打、114打点とホームラン王と打点王の二冠を達成する驚異的な成績を残してMLBファンの度肝を抜きました。2018年・2019年・2021年にも2桁ホームランを記録した後に、2022年にはア・リーグの最多ホームラン記録となる62本塁打を放ち自身2度目のホームラン王を獲得。

2024年シーズンはホームランを量産して、2022年の62本塁打を超える記録の更新に期待です。

3位 ジャスティン・バーランダー 4,333万ドル(約65億円)

3位にランクインしたのは、4,333万ドル(約65億円)のジャスティン・バーランダー投手です。

グーチランド高校を卒業後、オールド・ドミニオン大学に進学。2004年のMLBドラフト1巡目(全体2位)で指名を受けてデトロイト・タイガースと契約。

2006年から開幕から先発ローテーションの一角を担い、17勝を挙げました。2007年〜2014年にも2桁勝利を挙げて9年連続で10勝以上を記録する活躍。2011年に24勝を挙げる活躍をして、地区優勝に貢献したと共に初のサイ・ヤング賞を受賞しました。2007年と2011年にはノーヒットノーランを記録する快挙を見せて、MLB屈指のエースに成長。

2017年のシーズン途中にトレードでヒューストン・アストロズに移籍しました。タイガースで挙げた勝利と合計した15勝を挙げて、チーム初のワールドシリーズ制覇に貢献。2019年に21勝、2022年に18勝と大車輪の活躍を見せました。2019年には自身3度目となるノーヒットノーランも記録。

2023年からニューヨーク・メッツでプレーをしましたが、シーズン途中に古巣のヒューストン・アストロズに復帰しました。

2024年シーズンは2023年を上回る13勝以上を目指して、チームのワールドシリーズ制覇に貢献することを期待です。

2位 マックス・シャーザー 4,333万ドル(約65億円)

2位にランクインしたのは、4,333万ドル(約65億円)のマックス・シャーザー投手です。

パークウェイ・セントラル高校を卒業後、ミズーリ大学コロンビア校に進学。2006年のMLBドラフト1巡目(全体11位)で指名を受けて、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約しました。

2008年のヒューストン・アストロズ戦でMLBデビューし、2009年には先発ローテーションに定着して9勝を記録。2010年シーズンからはデトロイト・タイガースで先発を担って、1年目から12勝を挙げました。タイガース在籍の5年間すべてで2桁勝利を挙げて、2013年の21勝、2014年の18勝最多勝利やサイ・ヤング賞を獲得。

2015年シーズンからはワシントン・ナショナルズでプレーをして、2015年〜2019年の5年連続で2桁勝利をマーク。2016年に20勝、2018年に18勝と安定した投球を続けました。2021年シーズン途中にロサンゼルス・ドジャース、2022年にニューヨーク・メッツ、2023年の途中にテキサス・レンジャーズに移籍するなど、合計6球団に所属しているMLB屈指の名投手です。

MLB17年目を迎える2024年シーズンは2023年にワールドシリーズを初制覇したチームの勢いに乗って、4年連続の2桁勝利をあげることに期待です。

1位 大谷翔平 7,000万ドル(105億円)

MLBの名プレイヤー達を抑えて堂々たる第1位に輝いたのは、7,000万ドル(105億円)の大谷翔平選手です。

水沢リトルリーグで野球を始め、中学時代は一関リトルシニアに所属して全国大会にも出場。高校は岩手県の強豪校である花巻東高校に進学し、1年春から4番打者として公式戦に出場しました。1年生の秋からはエースを務めて2年の春には最速151kmを記録して、「みちのくのダルビッシュ」の異名を取りました。2年夏の第93回全国高等学校野球選手権大会に出場し、甲子園で高校2年生最速タイの150kmをマーク。3年時の第84回選抜高等学校野球大会では、大阪桐蔭高校の藤浪晋太郎投手(現:ニューヨーク・メッツ)から豪快なホームランを放つなど、多くの野球ファンから注目を浴びました。

当初はMLB挑戦を宣言していましたが、栗山監督の粘り強い交渉により2012年ドラフト会議にて、北海道日本ハムファイターズに1巡目指名を受けて入団。

1年目から1軍戦に出場して投手として3勝、打者として3本塁打を放つなど「二刀流」としてのプロ生活をスタートさせました。2年目〜4年目にかけて3年連続で2桁勝利を挙げて、2015年には自己最多となる15勝をマーク。打者としても4年目に22本塁打を放ち、NPBでも「二刀流」として通用することを証明。

2018年シーズンからは以前から希望であったMLBに挑戦し、ア・リーグ西地区に所属するロサンゼルス・エンゼルスに移籍しました。エンゼルス在籍5年間での最高成績は、投手として2022年に15勝、打者として2021年に46本塁打、2023年に44本塁打を放ってMLBにおける日本人初のホームラン王を獲得。

2024年シーズンからはロサンゼルス・ドジャースに移籍して、契約の総額は10年間で7億ドル(約1015億円)と公表されました。この契約は、総額および1年平均年俸が共に7,000万ドル(約101億5000万円)となり、これはメジャーリーグ史上最高額です。米国のメディアによると、この契約は世界のプロスポーツでも総額が最高水準に達しているとのこと。 

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写真:PIXTA

大リーグではレギュラーシーズンは年間162試合が行われるため、1試合あたり約6265万円。この金額は、現在1平方メートルあたり日本一最高額の土地と言われている商業地の東京都中央区銀座4丁目(1㎡あたり5570万円)を軽々と超えているため、大谷選手はこの土地の一部を買えてしまう計算になります。

この年俸額を踏まえ、今季はさらなる活躍でチームのワールドシリーズ制覇に導く数々の豪打をかっ飛ばすことが予想されます。


MLBに在籍する多くのスーパースターの中から堂々の第1位に輝いたのは、実力と人気共に高い大谷翔平選手でした。NPBのトップ選手と比べても桁違いの高額年俸を叩き出していて、今後も活躍をしてさらなるスーパースターの道を駆け上がることに期待です。

上位10位以内のランクインは逃しましたが、シカゴ・カブスの鈴木誠也選手が2,000万ドル(30億円)の第48位、ボストン・レッドソックスの吉田正尚選手が1,800万ドル(27億円)の第59位、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が1,500万ドル(22.5億円)の85位、ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手とデトロイト・タイガースの前田健太投手が1,400万ドル(21億円)の95位と多くの日本人選手も100位以内にランクインしています。

2024年シーズンで大活躍をして、日本人選手の年俸が大きく上がることにファンの期待がかかります。


※情報は3月28日時点のものです。
※地下価格参考:国土交通省「地価調査」
※1ドル150円で計算

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