プロポーズ前日に裏切った元カノ「同級生のエリート会社員と付き合うから」⇒2人の悲惨な末路とは？

僕は29歳独身で、飲食関係の仕事に就いています。プライベートでは5年付き合っている彼女がいて、僕たちの関係は順風満帆のはずだったのですが……。

同窓会に行くと嫌味な同級生が…

僕は最近、長年勤めていた会社を辞めて小さなレストランの店長になり、同時に飲食店の経営をサポートする会社を立ち上げました。レストランのメニューや雰囲気など工夫を凝らしながら、充実した日々を過ごしています。プライベートでは会う頻度は少ないものの、5年付き合っている彼女もいて、そろそろプロポーズしようと考えています。

そんなある日、高校の同窓会に参加することに。会場に着いて早々に話しかけてきたのは、会社を経営している父親自慢とお金持ちマウントがひどく、当時から同級生たちに嫌われている同級生。彼は高校時代から何も変わっていない様子で、「お前、飲食店経営してんだって？俺と同業じゃん！まあ、お前んとこは弱小店だろうけどな！」と絡んできました。

ほかの同級生が僕のフォローをしてくれたのですが、それでも彼は「エリート社員の俺のほうがこいつよりイイ女が寄ってくる」と見下してくるのです。

嫌味な同級生が彼女に猛アピール！

するとそのとき、会場の入口付近にいた別の同級生から声をかけられました。入口に向かうとそこには彼女が立っていたのです。びっくりしながら「どうしたの？」と彼女に尋ねると、近くまできたので寄ってみたそう。

彼女はとても美人なので、すぐにその場にいた同級生たちの注目の的となりました。嫌味な同級生も例に漏れず彼女に近寄ってきて「はじめまして！俺、次期社長なんですよ！コイツの何倍も稼ぎますよ！」とアピールしてきます。彼女は空気を読んだのか「そうなの！？すごーい」と笑顔で話を合わせてくれますが、嫌味な同級生は勘違いして「コイツより俺と付き合ったほうが得ですよ？」と猛烈なアピールを始めました。

思わず僕は耐えられなくなり、彼女を連れて同窓会を抜けました。しかしこのあと、嫌味な同級生と彼女は知人のツテを頼り、僕の知らないところで連絡先を交換していたようなのです……。

彼女から突然別れを告げられ…

それから半年後、僕はいよいよ彼女にプロポーズをしようと超高級レストランを予約しました。しかしプロポーズ決行日の前日、彼女から信じられない電話がかかってきたのです……。

「あんな高級店を予約するなんて、もしかして明日プロポーズしようとしてる？だとしたら困るのよね……。ほら、前にあなたの同級生でエリート会社員って言っていた男性と会ったじゃない？実はその彼と付き合うことになったの」

5年も付き合った彼女から突然別れを告げられたことに加え、彼女の新恋人があの嫌味な同級生だと知り、ショックのあまり僕は何も言い返すことができません。「……わかった。お幸せに」とだけ言って電話を切りました。明日は2人にとって記念日となるはずだったのに……。5年分の思い出が蘇ってきてしばらく声を上げて泣きました。

とはいえ、自分が飲食業をやっているからこそ、突然のキャンセルがどれだけお店に迷惑がかかるかはわかっています。少し冷静になった僕は気持ちを切り替え、ひとりでもレストランに行くことにしました。

レストランで2人に遭遇！

しかし、レストランに到着すると、なぜか店内には彼女と嫌味な同級生がいたのです！ まさかの状況にどうすればいいかわからず戸惑っていると、嫌味な同級生が近づいてきて「あれー？今日はお前がこないと思って俺が代わりに彼女とディナーを食べようと思ってたのに！」「ちなみにこの店は俺の会社が経営してるんだよ。よく来れたよなぁ（笑）」と言うのです。

そうと知っていたら予約しなかったのに……。しかし今さら帰るわけにもいかず、僕はここでも何も言い返せません。同級生は勝ち誇った顔をして「実はこれからここに生放送のテレビ取材がくるんだよ！俺も父さんにお願いして彼女と食事しているシーンと映してもらうんだ」と言ってきました。

間もなくしてレストランに撮影クルーが到着。数分後には同級生の父親も現れ、同級生は「最近付き合い始めた彼女だよ。美人だろ？」と父親に紹介しています。そのあとテレビ撮影が始まったのですが、撮影中も同級生はこちらを見てニヤニヤしてきて……。僕は腹が立ちながらも黙々とひとりで食事をしていました。

そんなときです。同級生の隣で食事をしている元カノに目をやると、元カノはテレビに映るのが嫌なのか、カメラが自分のほうに向くたびに顔をそらし、なんとかテレビに映らないようにしているのです。

レストランが一気に修羅場に

しばらくして生放送が終わり、テレビスタッフと同級生の父親が放送内容をチェックするため、店の奥へ入ったときでした。レストランのドアが勢いよく開き、2人の男性が少し間を置いて入ってきたのです。男性たちはどちらも高そうなスーツを身につけていました。

そして男性2人は「なんだその男は！浮気してたのか！」「今日は仕事じゃなかったのか！」と元カノに向かって怒鳴り始めたのです。男性たちは口々に「たまたまテレビで流れてきて目を疑ったよ」「よく浮気相手と堂々とテレビ出演できたな！」と怒りをあらわにします。元カノは焦りながらもしばらく「違うの！」と弁明していたのですが、もはや反論は無駄だと悟ったのか、最終的には同級生に向かって「あんたのせいでバレちゃったじゃない！」と逆ギレ。

どうやら元カノには何人も彼氏がいたようで、テレビの生放送で浮気現場が流れてしまったよう。そのほとんどがお金目当てだったらしく、嫌味な同級生にも「言っておくけどあんたもただの金ヅルだからね！」と言い放ちます。これには同級生も「この女！」とキレてしまい、その後、同級生は聞くに耐えない暴言を連発……。店内はひどい修羅場と化してしましました。

元カノの悲惨な末路

騒がしさに気づいて同級生の父親が出てきたときには、今にも手を出しそうな勢いで、嫌味な同級生が元カノに向かって暴言を吐いている状況でした。撤収作業をしていた撮影クルーたちもあぜんとしています。そんなときに「何をしてるんだぁぁぁ！！」と父親に怒鳴られ、ようやく我に返った同級生。

「……と、父さん！ご、ごめん……俺、ついカッとなって」と謝るも、時すでに遅し。事の顛末を知った父親は「大勢の前で暴言を吐いて暴れようとするなんて……社会人失格だな」と言い放ちます。

僕がこの目で目撃したのはここまでで、あとのことは噂で聞いたのですが、その後、嫌味な同級生は次期社長の椅子を約束されていたはずが、父親の判断により昇進の話は白紙となったそうです。そして元カノはその場にいた男性2人からはもちろん振られ、悪い噂が広まってしまい、今現在もなかなかいい男性と巡り会えずにいるとのこと。

僕はというと以前より会社の業績がアップし、ますます仕事が充実しています。そして、高校時代の同級生と縁があって付き合うことになり、とんとん拍子で結婚。今では公私ともに幸せな日々を送っています。

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著者：ライター ベビーカレンダー編集部／ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室