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マレーシアは卒業式で泣かない!?→体験してわかった初めてだらけの卒業式【マレーシア教育移住日記(35)】

  • 2024.1.30

<マレーシアは卒業式で泣かない!?→体験してわかった初めてだらけの卒業式>マレーシア教育移住日記[#35]

(前回の続き)卒業式当日までに卒業写真撮影を終えたあと、いよいよ卒業式当日のお話です!

卒業式は、日本のようにシンプルに大輪の花を飾るというわけではなく、毎年テーマが学校から与えられ、そのテーマに沿って舞台設営をします。

例えば、「宇宙」であれば、舞台にロケットや宇宙飛行士、惑星などの装飾に加え、ホールのあちこちに写真撮影ポイントを設置します。
「皇室」であれば、テーブルセットやティーセットなどのようにテーマに沿ったデザインを1からボランティアチームで作り上げるんです。

そして、この予算はすべて卒業生の保護者で出し合います!
この舞台設営が思った以上に本格的で壮大すぎて、数人のボランティアに「あなたはプロなの?」と聞いてしまったほど笑

一方、先生と生徒たちは一応予行練習というものがあるようで、事前にホールに集まり練習をしていました。

無事に卒業写真も舞台設営も仕上がり、迎えた卒業式当日。
子供達は入り口で卒業アルバムを受け取り、席に座ります。

校長からの挨拶から始まり、卒業証書授与と淡々と式が執り行われていくのですが、ここで日本と異なるのが保護者が自由に動いて写真を撮影しているという様子。

そして、各クラスの歌と踊りの発表の際にも、各クラスごとに保護者も写真撮影のために前の方に大移動するのです。

ここで、日本であれば我が子の成長に感極まって泣いてしまう人も多い場面だと思うのですが、保護者も「Huuuuu~」「Yeah~!!」などのエールや拍手で大盛り上がりという、日本の卒業式ではなかなか見られない大盛況という状況の式で驚きました。

マレーシアでもコロナ禍でたくさんのイベントの自粛が続いていましたが、自分が今まで経験したことのなかった文化を体験できたとともに、子供たちも様々なイベントを経験できるようになったことを感じました。

そして、卒業式翌日からまた通常通りの授業が始まり、卒業の余韻のカケラもなかった事だけはお伝えしておきます。

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