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私に離婚を迫る浮気夫「再婚するから親の介護は引き続きよろしく」⇒勘違い夫に現実を突きつけた結果

  • 2024.1.30

私は35歳の会社員。3つ年上の夫との間に7歳になる娘がいます。結婚当初から、義両親の強い希望で同居することに。気が強くて自分勝手、遊んでばかりの義母との大変な生活に加えて、最近義父が要介護になってしまいました。ところが夫はすべてを私に任せて外出ばかり。嫌な予感がした私は……。

ベタ過ぎる展開…

このところ私は、自分の仕事と義父の介護、感謝の気持ちもない義母の相手でてんてこ舞い。しかし夫に手伝ってもらいたくても残業ばかりで帰りが遅く、週末も休日出勤や出張が倍増。以前はこうではなかったと、ハタと気が付きました。

そして、たまに在宅しているときの夫の様子を観察することに。すると、携帯を肌身離さず持ち歩き、しょっちゅう誰かとSMSを送り合っているのです。

ついに私は興信所に夫の調査を依頼しました。数日後に出た結果はやっぱり真っ黒。浮気相手は23歳の部下の女性で、教育係の夫が世話をしているうちに……という、ベタ過ぎる展開でした。

私の苦労も知らずに……! 愛情からくる嫉妬というより無神経さが頭にきた私は、証拠をしっかり集め、夫を問い詰めることにしました。

離婚を迫る夫→「親の介護は頼む」

「興信所で調べたから証拠もある。私が一所懸命働いて、家でもアンタの父親を介護している間に浮気とはいい度胸ね?」と詰問すると、夫は驚いたことを言いだしました。

「浮気じゃなくて本気なんだ。彼女と再婚するから、離婚してくれ!」

さらに、ドン引きの提案をしてきたのです。

「お前はこの家にそのまま住んでくれていいから。両親の介護は頼んだぞ、お前ならできる!」

は……? 不貞をしたのはそっちでしょ? しかも嫁への嫌がらせが趣味の義母と要介護の義父の面倒をサレ妻の私に丸投げ……? 私は夫の話についていけず、目が点状態でした。

「バレたならいいか。さっそく離婚準備を始めよう」とスッキリした様子の夫にふつふつと怒りが湧いてきました。こんな男と一緒にいても、私と娘の未来はありません。私は策を練りました。

金輪際、面倒なんか見るか

数日後。「離婚の話だけど」と切り出した私は、「どう考えても、私が義両親の面倒を見るのはおかしい。私と娘はこの家を出て、あなた方とは縁を切らせていただきます」と宣言してやりました。

すると夫は、「ちょっと待てよ! 冷たいことを言うな、誰がオヤジの面倒を見るんだ? オフクロだって年老いて、介護の手が必要なんだよ」と本音を暴露したのです。

「非常識にもほどがある。金輪際面倒なんて見ませんから!」

私はすぐさま娘に事情を話し、荷造りをして実家に出戻りました。娘も「あの人たちとは一緒に暮らせない。妻のことを顧みず娘にも興味がない父親、孫を小間使い扱いの祖父母なんて不要」と前から諦観していたようで、私についてくることに大賛成でした。

両親の逆鱗に触れた!

私と娘を大歓迎してくれた実家で、平穏な数週間が過ぎたころ……。玄関のチャイムが鳴り、扉を開けると浮気夫が涙目になって立っていました。

「頼むから帰ってきてくれ……。お前がいなくなってから、家の中はぐちゃぐちゃで。老々介護でオフクロも寝込んじゃうし、大変なんだよ」と泣きついてくる始末。

「本気の愛人に来てもらえば? お若いらしいから私なんかより力になるでしょ」と言うと、「彼女は、親の介護なんて聞いていない、同居なんてまっぴらだって言うんだよ」と打ちひしがれています。

「そもそも自分の親なんだから自分で面倒を見ろ!」と一喝した私に取りすがる夫。するとそこへ私の両親が登場しました。

逃げ帰った夫の結末は?

「うちの娘と孫娘に、なんてことをしてくれたんだ!」と怒鳴る父に、「裏切り行為の上に介護要員に利用しようとするなんて、何て男だ!」と問い詰める母。実は私の両親は、筋の通らないことが大嫌いな人たちでした。

2人の剣幕に「ごめんなさい……」と、夫は尻尾を巻いて逃げ出しました。

その後、弁護士を通して私たちは無事離婚。慰謝料と養育費もきっちりと請求しました。元・夫はひとりで義両親の介護と家事に追われ、大変な日々を送っているようです。

私は、両親の言葉に甘えて同居生活を続けています。娘も、勧善懲悪を地で行く両親の姿を目前で見て「カッコイイ」と感動した様子。憧れの祖父母にかわいがってもらい、楽しい日々を過ごしています。

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妻や嫁に感謝の気持ちもなく、家事や介護をしてもらうのが当然という夫と義父母。離婚後も面倒を見てもらって当然と思っているなんてめちゃくちゃですね。タンカを切って絶縁するのは勇気がいることだと思いますが、両親や娘の後押しもあり、きっぱり別れられてよかったです。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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