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「森保ジャパンをわざと避けたのか」との声殺到クリンスマン「バタフライ効果」

  • 2024.1.30

「わざと日本を避けたのか?」

1月25日、AFCアジアカップのマレーシアとのグループリーグ最終戦が3-3の引き分けに終わった後、ほのかな笑みを浮かべたユルゲン・クリンスマン監督の表情が中継カメラに撮られた「バタフライ効果」から始まった疑問だ。

韓国は3-2で勝機をつかんだ後半のアディショナルタイムに痛恨の同点ゴールを許し、勝ち点1を追加するだけに止まった。 勝利していればグループ1位でノックアウトステージに進出できたが、引き分けでバーレーン(勝ち点6)に次ぐ2位(勝ち点5)でベスト16入りを果たした。

FIFAランキング130位のマレーシアを相手に恥をかいたわけが、慰めはD組2位で16強を確定した「永遠のライバル」日本との対戦はないという点だった。

ここまでは問題なかったが、クリンスマン監督の「表情一つ」が問題だった。後半終了直前に同点ゴールを許した後、クリンスマン監督の顔が中継カメラに撮られたが、「泣き顔」というよりも「微笑」を浮かべていた。これに対して「日本を避けたため」という世論が形成された。 国内だけでなく海外でもクリンスマン監督の「表情」について様々な憶測が起きた。

各国の記者たちが集まるメインメディアセンターにいると、「クリンスマンがなぜ笑ったのか?」という質問を受けたりもする。「日本を避けてそうなのか」という直接的な質問を投げかけられた時もある。クリンスマン監督でない以上、その表情の意味は誰にも分からない。筆者も「知らない」という返事をするしかない状態だ。

1月29日の公式記者会見では鋭い質問がクリンスマン監督を襲った。サウジアラビアの記者は「2位確定後、笑みを浮かべた。日本を避け、サウジを選択したためか。サウジも強いチームだ」とクリンスマン監督に詰め寄った。まるでサウジを見下したことに対して気分が悪くて問い詰めるようなニュアンスだった。

これに対し、クリンスマン監督は断固として線を引いた。

「(日本を)避けるつもりも意図もまったくなかった。そんなことは考えたことがない。 グループ1位で次のラウンドに進出するのが目標だった」

そして、微笑んだ理由を説明した。

「我々が85%以上のボール占有率と30本以上のコーナーキックを得た。決められる場面で決めることができず、失点した場面で笑みが出た」

(写真提供=OSEN)クリンスマン監督

クリンスマン監督の笑顔がどんな意味はともかく、その表情がもたらした「バタフライ効果」は相当だった。 

ドイツの“生きた伝説”であり、サッカー界のスターだったクリンスマン監督であるため、関心度はさらに高かったはずだ。今大会で非難の矛先を浴びている監督への否定世論を変える方法は成績を出すしかない。

「我々は明確な目標を持っている。勝利と優勝を渇望している。しっかり準備する」と自信を示したクリンスマン監督の最後の笑顔が、「幸せの笑顔」であることを願うばかりだ。

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