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【裏の顔】ママ友「ケガしちゃった」は嘘!? → 「絶対ナイショね♡」彼女がしていた"衝撃の悪事"とは?!

  • 2024.1.29

運悪く事故に遭ってしまった場合、怪我が完治するまで保険金を貰えるというのはとっても助かりますよね。しかしそれを悪用し、お金をだまし取ろうとする人もいるそうです。今回は怪我をした知り合いがいる私の知人Hさんに聞いたお話です。

画像: ftnews.jp

上品できれいな奥様

Hさんは当時新しくできた住宅街に引っ越したばかり。

ご近所には同じように他の地域から家を買って引っ越してきた家族が多く、年代が近いこともあって、家族ぐるみでバーベキューをしたり、奥様達で連れだってランチに行ったりと親しくしていました。

そんなある日、他の家より少し広く作られているお家に、ある夫婦が引っ越してきました。

「Fと申します。どうぞよろしくお願いいたします」
引っ越しのご挨拶に来たF夫婦は、年齢はHさんとあまり変わらないくらいなのに、身に着けている服や腕時計、アクセサリーなどは全てブランド物。

しかしいかにもブランド物! という感じではなく控えめでさりげないものばかりなので、それが余計にF夫婦の上品な雰囲気を引き立てています。

しかも奥さんは美人で、旦那さんはちょっと渋い感じのイケメン。旦那さんは会社を経営しているとのことで、その住宅街ではちょっと他のお家とは違うセレブな夫婦でした。

「なんだか素敵なご夫婦ね……」
Hさんはご近所の奥様たちと、Fさん夫婦をうっとりと眺めていました。

セレブ妻が事故に

ある日、HさんはFさんの奥さんが首にコルセットをつけてゴミ出しをしているのに気づいて声をかけました。
「その首、どうしたの?」
「実はね、車で追突されちゃって。むち打ちなの」
Fさんは首のコルセットを指さして、痛々しい表情を浮かべました。

「それは大変! 何か困ったことがあったら言ってね、手助けくらいはするから」
「ありがとう……」
Fさんはしばらくコルセットをつけたままということで、Fさんの体調を気遣ったご近所さんたちが代わりにゴミ出しや買い物などを手伝うこともありました。

治らない怪我の真相

Fさんのコルセットはしばらくすると外せるようになりましたが、まだ首が痛むのか、Fさんは分厚い首用のサポーターをつけることにしたようでした。
「首、まだ痛むの? 大変ね」
「そうなの、後遺症がひどくて……」
怪我のことを聞かれるたびにFさんは辛そうな顔をするので、ご近所さんは皆、その怪我の回復を祈るばかりでした。

その数か月後、Hさんは首に何も巻いていない状態のFさんを見かけて声をかけました。
「あれ、首治ったの? 良かったね!」
「あ、巻くの忘れてたわ」
Fさんは首に手をやって笑いました。

「実はもうとっくに治ってるんだけど、サポーター巻いてると保険金が貰えるのよね。ほんといいお小遣いになったわー」
「え?」
「うふふ、絶対ナイショよ」
それって詐欺にならないの? と聞きたかったけれど、あまりにFさんがケロッとしているので、Hさんは何も聞くことができませんでした。

それからHさんはなんとなくFさんとは距離を置くようになりました。まだFさんは首にサポーターを巻いて外出していましたが、それを見る度になんだか複雑な気持ちになってしまったからです。

上品でお金持ちそうなFさんがそんなことをするなんて、とガッカリした気持ちもあったのでしょう。

それからしばらくしてHさんは、Fさんがサポーターを外したままスポーツクラブに出かけていたのを保険会社の人に見られたせいで保険金の給付が止まったと風の噂で耳にしました。

また、不正に請求していたのがバレ、その分を返還請求されているとのこと。

怪我をした人を救うためのシステムを、悪用するといつかかならずバチが当たるということですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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