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息子「僕、パパがしんどい」価値観を押し付ける父に、もう限界! → 溜まった不満が爆発して──!?

  • 2024.1.29

筆者の甥(弟の子)が、最近「パパがしんどい」とぼやいています。平日は塾通い、週末は武道、おすすめの本までパパが選んで買ってくる。「読む本くらい、自分で決めたい……」という甥から話を聞き、背中を押してやると? 大人が思っているよりも、子どもはしっかり考えているんだよ、というお話です。

画像: 息子「僕、パパがしんどい」価値観を押し付ける父に、もう限界! → 溜まった不満が爆発して──!?

甥の「パパがしんどい」

久しぶりに小学6年の甥に会ったら、ずいぶん深刻そうな顔で、「パパがしんどいんだ」と訴えてきました。
パパはわたしの弟なのですが、幼い頃から体が小さくて弱く、自分の息子には「強い男の子に」「何でも興味を持てる子に……」と、ついつい思いが強すぎてしまうのです。

幼いころから、甥は週末には武道を習い、平日は塾という日々が続いていました。
しかも「面白いから読んでみー」と、パパは自分が幼い頃に読んだ本をわざわざ買ってきて勧めるのです。

叔母の励ましに甥、立ち上がる……!

甥は正直言うと、パパが思うよりずっと知的好奇心が旺盛で、自立心が強い子です。本当は自分で選んで読んでみたい本もあるし、武道はそれほど好きではない、と自覚しつつあります。
わたしのところへ相談に来た甥に、「黙っていても相手には伝わらないよ。今、こうして教えてくれたみたいに、ちゃんと自分の気持ちをパパに伝えてごらん。きっとパパはわかってくれるよ。」とアドバイスをしました。
この言葉に力をもらった様子の甥が、ついに立ち上がって、パパのもとへ向かったのです。

息子の正論に、パパもたじたじ……?

そして、「ねぇ、パパ! 僕はもっと、自分のやることを、自分で決めたいよ」
とキッパリ言ってのけました。

少し悔しいパパは、「じゃあもう、ゲームは禁止な」といつものように意地悪で返します。
「いいよ! もうゲームしなくてもいいよ! その代わり、僕が読みたい本は自分で買うから、お金ちょーだい。僕は物語の本より、宇宙の本が読みたいんだよ!」
ここで、パパはたじたじ。

いつまでもコドモっぽく見えてしまいがちな小学生。高学年にもなったら、自己主張もします。
それは、心がちゃんと成長している証なんですよね。
抑えつけるのではなく、ゆったり受け止めてやりたいものです。

ちなみに、甥は順調に自己主張をするようになってきたらしく、パパは子育ての難しさに直面しているところ。そんな弟一家を、私はほほえましく見ています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:田中つぐみ

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