1. トップ
  2. 恋愛
  3. 幼稚園の先生なのに子育てがツラい…保育歴14年のママが「子育て暗黒期」を経て思うこと

幼稚園の先生なのに子育てがツラい…保育歴14年のママが「子育て暗黒期」を経て思うこと

  • 2024.1.29
出典:ぎゅってWeb

はじめまして

第6期ぎゅってブロガーとして活動することになりました、北嶋ゆみこです。小学1年生の女の子と3歳男の子の2児のママで、9歳年上の夫がいる年の差夫婦です。11年間幼稚園の先生として働き、1人目の妊娠を機に退職し育児に専念。現在は2人目を出産してから保育士として働いています。

昨年、触育ベビーマッサージ講師の資格をとり、ベビーマッサージを通してママたちがほっと一息ついて心がほっこりできるような子育てサロンを開いて、「子育がしんどい…自分を責めてツラい…」そんなママたちを笑顔にしたいという夢を抱いて奮闘中です。

保育の知識や経験はあるものの、わが子になるとついつい感情的になってしまい、日々いろんな葛藤を感じながら子育てしています。今回のブログは、毎日泣いては出口のみえない真っ暗闇のトンネルの中を進んでいるような「子育て暗黒期」を経て思うこと、ぎゅってブロガーとして活動していく思いを綴ります。

幼稚園の先生なのに子育てがツラい…

自分が幼稚園の時から「幼稚園の先生になりたい!」と思うくらい子どもが大好きで、お預かりしているお子さんと過ごすだけでも何とも言えない幸福感に包まれるので、自分の子どもが産まれたらかわいすぎて自分が溶けてしまうんじゃないかと思うくらい、自分の子どもが欲しくてたまりませんでした。

夢にまでみたわが子を授かり、いざ子育てが始まると、授乳もうまくできず、細切れの睡眠で毎日寝られない日々。産後のホルモンバランスの崩れと、睡眠不足でメンタルはボロボロ。感情のコントロールが次第にできなくなり、気が付いたら過呼吸に襲われて、産後うつのような状態になっていました。

初めての子育てがうまくできず、かわいいはずのわが子が心の底からかわいいと思えない日もあり、「幼稚園の先生なのに…」「こんなはずじゃなかった…」と、そんな自分を毎日責めていました。

育児書通りのアドバイスでは救われなかった過去

このままじゃだめだ!とネットの子育て記事の検索魔と化した私。あらゆる育児記事を読みあさり、いろんな人の育児のタイムスケジュールの記事を見ては、できていない自分を責めていました。

幼稚園で働いている時、お母さんたちに「お忙しいとは思いますが、早寝早起きしていただけたら嬉しいです」とクラス懇談会の時にお伝えしていました。だけど実際に子育てしてみると、体力抜群の長女は昼寝もなかなかしない…夜も寝ない…全然思い通りにいかないんですよね。

悩みを解決するために読み始めたのに、「叱らない子育て」「子育てNGワード集」「育児はスキンシップが大切」など、育児本や記事を見てはできない自分を責めて、楽になるどころか理想と現実のギャップに苦しみました。

自分がきらい…子育てがツラい原因は自己肯定感の低さだった

2人目を出産後、上の子に厳しくしてしまい自己嫌悪の日々が続きました。長女を抱きしめようとするとザワザワとした感覚に襲われるようになり、その状況をどうにかしたくて、子育て記事を読む中で見つけたのが、「上の子かわいくない症候群」という言葉…。

子どもが大好きでわが子を授かることを心の底から楽しみにしていたからこそ、その事実がショック過ぎて受け入れられませんでした。そんな自分を「ダメな母親だ…」とずっと責め続けて負のループに。

そのザワザワの原因が何なのか分からず、いろんな子育て講座を受けたり、子育て記事を読んで私がたどり着いた答えが、私は自分がきらいだから…そんなきらいな自分を娘に投影しているから…自分の自己肯定感の低さが原因ではないかということでした。

ありのままの自分を大切に

子育てがツラい状況をどうにかしたい思いから、心理学や潜在意識など独学で勉強したり、講座を受けて勉強してきました。勉強を進めていくうちに、自分の自己肯定感の低さの原因は、自分の育った環境だと分かりました。

私は4人兄弟の長女だったこともあって、両親は両親なりの愛情を注いでくれてはいましたが、お姉ちゃんだからとたくさん我慢したこと、必要以上に厳しく育てられたことが、自分の子育てを通して追体験しているような感覚になり、子どもの頃の傷がうずいてそれを無意識に思い出しては、子どもにイライラしてしんどくなっていることに気が付きました。

ひとつひとつ、3年ほどかけて心の整理をしていくと、心が穏やかになって笑顔で子育てできるようになりました。心の整理をするまでは、人の目が気になり、自分の気持ちもうまく伝えられず我慢ばかり…完璧を求めすぎて、できない自分を許せず責めてばかりでした。

だけど、私が笑顔で過ごすことが増え、ありのままの自分を大切にできるようになると、わが子のありのままの姿をまるっと愛せるようになり、子どもたちも自分の気持ちを伝えられるようになって、少しずつ変わっていきました。

ありのままの自分もわが子もまるっと愛せるママを増やしたい

今日も子どもに感情的になってしまった…今日も部屋を掃除できなかった…今日も公園に連れていってあげられなかった…自分のできてナイところばかりに目を向けていた私。

だけど「子どもを朝起こした」「子どもの朝ごはんを用意した」「子どもの話を1分聞いた」できているところもたくさんアル。まだまだ子育てでいろんな葛藤や悩みはつきないですが、暗黒期を経て思うことは、完璧じゃなくて不完全でいい。片付けが苦手でも、要領が悪くておっちょこちょいでもいい。

感情的になっちゃうことがあってもいい、子どもに言い過ぎたらごめんねって謝ったらいい。ありのままの自分でいることを許して、OKを出してあげることで、わが子のありのままの姿を受け入れることができるんだなと実感しています。

母親だからちゃんとしなきゃ!と無理して強くあろうとしていたけれど、本当の強さは、自分の弱い部分・苦手な部分を認めることなんだと学びました。

自分の心と向き合うことで、自分の本当の気持ちや感情が分かるようになり、子育てでしんどい思いをしたからこそママの気持ちに寄り添って、ママも子どもたちも笑顔にしたい!という夢が新たにできて、昨年、触育ベビーマッサージ講師の資格を取りました。

幼稚園や保育園で働いてきた経験や、心理学や心のことを学んだ経験、ベビーマッサージ講師の資格を取った経験を活かして、ママやパパが心穏やかに肩の力を抜いて、笑顔で子育てできるようなブログを発信していけたらいいなと思っています。

<ぎゅってブロガー/北嶋ゆみこ>

元幼稚園の先生、今は保育士として働くの2児のママ。 初めての子育てでうまくいかず思い悩む日々… そんな中で見つけた「ママ達に寄り添い笑顔にしたい」という新たな夢♡ 触育ベビーマッサージ講師の資格を取り、子育てでいろいろな葛藤をしながらも自分の夢に向かって奮闘中です★

元記事で読む
の記事をもっとみる