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【大学受験】え…?まさか!国公立二次、模試A判定で「不合格」試験当日に起こった悲劇とは

  • 2024.1.29
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模試A判定だったのになぜ?

模試A判定だったのになぜ?
模試A判定だったのになぜ?

大学入試共通一次テストが終わり、国公立大を志願する人は二次試験に、私立大を志願する人は一般入試等に、最後の追い込みに入っているところではないでしょうか。

人生を左右するとまではいえませんが、少なからず人生の節目にもなることもある大学入試。受験生自身がこれまで費やしてきた勉強時間、また、学生時代に得た経験を存分に発揮できる機会になればいいのですが、反対に「まさか」という残念な結果に終わる人もいます。

現在、東京都在住でIT企業に勤めるAさんは、第一志望だった国立大の受験日に「まさか」という出来事が起こってしまったと言います。

20年前、地方の高校に通っていたAさん。第一志望はO女子大学だったそう。

「高校は進学校で、大学受験の対策もしてくれるので、受験前はS予備校や、Bの模試など主要な模試は受けていました。そのとき受けていた模試の結果はすべてA判定でした。お恥ずかしながら絶対大丈夫だ、よほどのことがない限り大丈夫、という慢心がありましたね。

センター試験も“まあまあ”(自己評価)の成績を取っており、私立は当時の『センター試験利用』で、すでにいくつかの有名私立大は受かる点数をとっていたので…受験を軽く考えていたのかもしれません」(以下Aさん)

センター試験の目標点数を難なくクリアしていたというAさん。

「地方の田舎生まれなので…ずっと東京に憧れていました。当時は雑誌からの情報がほとんどで、「CanCam」「JJ」「ViVi」「Ray」といった赤文字系雑誌を発売日に買いあさり、隅から隅まで読んでいました。『エビちゃんOL』とか、本当に憧れましたね。東京にはこんなキレイな人ばかりいるんだろう、と入試なんて二の次で、もう、東京の大学に入学したら……と2カ月後に大学生になった自分を妄想していました。愚かでしたね」

Aさんは、受験日の前日に上京し、湯島のGホテルに宿泊、湯島天神でしっかりとお参りもしたそうです。

「なんとなく違和感があった」のが試験当日の朝。どちらかといえばおなかが弱いタイプのAさんですが、普段と違う環境だったからか、その朝、トイレに行くことはなかったそうです。

いよいよ試験が始まり、いつも通り、問題を解き進んでいたというAさん。しかし、英語の試験が始まってすぐに異変が始まりました。

「あんなことが起こるとは……予想もしていませんでした」

受験中に起こった悲劇とは…

受験中に起こった悲劇とは…
受験中に起こった悲劇とは…

「おなかが痛くて痛くて…もう我慢できないところで、手を挙げてトイレに行かせてもらいました。恥ずかしかったです」

しかし、Aさんに悲劇が襲います。

「おなかの痛みがおさまらず、トイレから出られないのです。時間は刻々と過ぎ、焦る焦る……」

30分ほどこもっていたでしょうか。試験官がコンコンとドアをたたき『Aさん、大丈夫ですか?』と聞いてくるんです。

『大丈夫です』と答えるも、ぜんぜん大丈夫じゃない……。逆に焦って出なません…。

ようやくトイレから出られたのは、残り15分くらいの時でした。

焦りと冷や汗で、頭は真っ白。当然ほとんど問題は解けていません」

試験がすべて終わったあと校門に迎えに来ていたAさんの母親に、「だめだったから」とだけ言い放ち、そそくさとホテルに戻ったそうです。

「結果は、不合格でした…」

もう何年も経った今でも、この時期になると悔しい思いがこみ上げてくると言います。

「女性だったら突然の生理もあります。ナプキンや鎮痛剤や水なしで飲める下痢止めなどは絶対に忘れないようにした方がいいでしょう。準備はいまからやっても遅くありません。

また、早めに会場入りし、トイレの場所の確認やどのような条件で追試験が受験できるかなども前もって確認しておいた方がよいと思います」

Aさんに起こった「まさか」ですが、実は、そんなに珍しくないという調査結果があります。

受験当日に体調不良を経験した人は約半数

下痢・腹痛は予想できましたか?/「ライオン」調べ
下痢・腹痛は予想できましたか?/「ライオン」調べ

下痢止め薬の「ストッパ」などを販売する「ライオン」が、大学受験経験者740人を対象に、2023年1月に行った「受験当日のトラブルに関する調査」では、受験本番で実力を発揮できましたか?」という質問に対して、「十分に発揮できた」と回答した人は24.6%でした。

また、調査では約3人に1人の割合で、大学受験当日に何らかのトラブルがあったと回答したことが分かりました。トラブル経験者に「受験当日に経験した出来事は?」を質問したところ、最も多かったのは「体調不良(49.0%)」でした。

さらに、受験当日の体調不良を経験した人に具体的な症状を聞くと最も多かったのは「下痢・腹痛(30.8%)」でした。続いて「頭痛(26.2 %)」、「生理痛(20.0%)」、「吐き気やめまい(20.0%)」という回答結果でした。

また、当日「下痢・腹痛」を経験した人のうち、6割以上が「自分には予想できていなかった」と回答しています 。、普段あまり「下痢・腹痛」の症状が無い人でも受験当日はこれらの症状が出てしまうことが結果からわかります。

さらに「予想外のトラブルのために準備していましたか?」という質問に対して、「準備していた」と回答した人は42.6%で半数以下という結果でした。

「どのような備えが必要だと思いますか?」という質問をしたところ、最も多かったのはカイロ、ひざかけ、カーディガンなどの「防寒具(31.8%)」、次に「入学試験要項(30.3%)」、「会場までの地図(29.9%)」、「薬の持ち歩き(25.8%)」でした。

特に、「受験当日に備えた方が良いと思う薬は?」と質問に対し「下痢止め薬」と回答した人は4割以上(47.2%)、続いて「目薬(42.8%)」、「胃薬(34.4%)」、「解熱鎮痛薬(33.9%)」でした。

どんなに勉強をして対策したとしても、予想外の体調不良が起こる可能性はゼロではありません。受験前には体調管理のためのアイテム、グッズのチェックも忘れないようにしたいですね。

(LASISA編集部)

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