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「いつも邪魔なんだよ!」清掃員の私を見下すエリート社員⇒ある人物の登場で顔面蒼白に

  • 2024.1.28

大学を卒業してから、ある会社で清掃員として働き始めた私。仕事にはやりがいを感じているのですが、実は困っていることがあります。それは、仕事中の私にいつも「邪魔だ!」などと冷たく当たってくる男性社員がいること。彼からは毎日のように嫌味を言われていて……。

社員さんはいい人ばかり。あるひとりを除いて…

私が就職したのは国内大手の大企業です。私の担っている清掃業務には、他にも数名ほど社員さんがいます。私はその中で1番年齢が下ですが、先輩方はやさしい方ばかりなので、職場の人間関係はとても良好に思えます。

営業部や経理部など、ほかの部署の社員さんもいい人たちです。私が掃除をしていると「お疲れさま!」と声をかけてくれる人もいます。ただ……私にはひとりだけ苦手な社員さんがいるのです。

その男性は私が会社内の清掃をしていると、いつも嫌がらせをしてきます。例えば「こんなところにカートを置くなよ〜邪魔だよなぁ〜!」と、私に聞こえるように大声で嫌味を言ってくるなど。揉めごとにしたくない私は、いつも反論せず「申し訳ありません」とだけ言って、スルーに徹しています。

そんなある日、私は聞き捨てならない会話を耳にしたのです……。

男子トイレから聞こえてきたのは

その日もいつものように清掃をしていると、例の男性社員から「おい!俺が通ろうとしてんのに汚いカートを目の前に置くなよ!」と文句を言われ、「申し訳ありません」とだけ言ってその場を去りました。

そのあと、男子トイレの近くで掃除をしていた私。すると、トイレの中から先ほどの嫌味な男性社員とその後輩たちの会話が聞こえてきたのです。

「お前らも会社のものはうまく使えよ。俺はいつも会社の車で……」

なんと、例の社員さんが仕事中に働いた悪事を、大声で後輩に自慢していたのです! その内容は驚きのものでした。

いつものように嫌味を言われていると…

数日後、いつものように社員さんが嫌味を言ってきました。「ったくさ~、もうちょっと人の邪魔にならないように掃除できないのかよ?もっと頭使って働けよな!」と。

するとそのとき、「申し訳ありません……」と私が謝っているところに、ある人物がやってきたのです。

「おや、どうした?」
「あ、おじいちゃん!……あっ、ごめんなさい。会社では会長って呼ばなくちゃね!

そう……現れた人物とはこの会社の会長であり、私のおじいちゃん。実はおじいちゃんも若いころ、清掃員の仕事をしていました。血のにじむような努力をしてこの会社を設立したと聞き、私も清掃員から始めたいとおじいちゃんにお願いし、今に至るわけというわけです。

ついに反撃開始!おじいちゃんにチクってみた

私たちが仲よく世間話でもしていると思ったのか、「社員とも仲よくなるなんてさすがじゃな」と私を褒めてくれたおじいちゃん。

「いいえ、この社員さんはいつも私の掃除が下手だって厳しく注意してくれるの」「今もね、邪魔だ!って言われていたところなのよ」と意味深に否定すると、おじいちゃんは「んん……?そうなのか?」と厳しい表情に。

私とおじいちゃんの関係を知った社員さんはすっかり青ざめた表情になり、「ちょ、え、わ、ちが……」と、あたふたし始めます。しかし、そんな彼の様子などお構いなしに、私は、先日聞いてしまった彼の悪事自慢をおじいちゃんに暴露しました。

「そういえば、たまたま耳にしたのだけど……彼って仕事中、外回りに出かけると言って社用車で女性とデートをしているらしいわよ」と。

悪事がバレた社員さんの末路

「ち、違うんです……!」と必死になって否定する彼。しかし彼自身が発言していたので言い逃れできるはずもなく、おじいちゃんは、社長であるパパと副社長であるお兄ちゃんを呼んで論議することに。

会長と社長は怒りをあらわにして「君の処分は追って伝える」と彼に告げました。その後、他の悪事もボロボロと発覚したらしく、会社にいづらくなった彼は自主退職したそうです。

私はというと、嫌味な社員さん以外はとてもいい人たちばかりで、このたび晴れて経理部に所属することになりました! 清掃員のころから声をかけてくれた社員さんには「まさか会長のお孫さんだったなんて!」と驚かれましたが、やさしく受け入れてくれました。

清掃員として働いたことで、社内の見えない部分を見ることができてとてもいい経験でした。これからは正社員として会社に貢献できるよう頑張ります。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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