＜娘よ、ナイス！＞嫁にだけ【ペラペラ座布団】を渡す姑 → "娘の一言"で、大人が全員無言に──！？

結婚前は「やさしそうなお義母さんだな」という印象でも、実際はあからさまに嫁に意地悪をしたり、嫌味を言ったりする姑だったら……。今回は、理不尽な理由で嫁に意地悪をする姑を孫の一言で撃退した、私の友人A子の話を紹介します。

義実家では仏間で食事をとる

義実家で食事をとるときは、必ずみんなが揃って仏間で食べます。ダイニングテーブルが2人用で小さいため、舅・姑・夫・娘・A子の5人全員で座れないからです。

A子には毎回、一つ気になっていたことがありました。それは、A子だけ座布団の種類が違うこと。しかも、A子のだけ見るからにペラペラで古びた座布団なのです。姑が席を指定してくるので、わざとA子にペラペラの座布団に座らせていることはわかっていました。夫や舅が容姿端麗なA子のことばかりを褒めるからか、結婚当初から姑とは折り合いが悪く、なにかと目をつけられていたのでした。

娘がペラペラ座布団に気づき……

自分だけ座布団がおかしいなと思いながらも、文句を言うことは控えていたA子。ある日の食事中、ついに5歳の娘がA子だけ座布団が違うことに気付きました。「ママの座布団だけペラペラだね～なんで～？」とA子に聞いてきました。「みんなと同じ座布団が足りないからかな～」と返すと、「え、まだいっぱいあるよ～」と娘が言ったのです。

座布団の準備を手伝っていた娘

姑と一緒に座布団の用意をしていた娘いわく、まだ収納の中にほかの人と同じふかふかの座布団はあるとのことでした。A子と娘の会話を聞いていた姑は「いいのいいの～お嫁さんなんだから！」と意味不明なことを言う始末。夫を見ると、今にも堪忍袋の緒が切れそうになっているのが分かりました。

娘の一言で場が凍り付く……

そこで娘が一言。
「ばあばってママのこと嫌いなの？」

唐突な発言に、大人たちは全員無言……。気まずい空気が流れました。
舅が「お前は何をやってるんだ！ 早く座布団を持ってこないか！」と姑に激怒。「わかったわかった、持って来ればいいんでしょ！」としぶしぶ座布団を交換してくれました。
かわいい孫には、「ばあば、ママにやさしくしてあげてね」と言われてしまった姑でした。

姑のような敵ばかりでなく、夫や舅、娘のような味方が多数派なので、A子はまだ救われているそう。姑の言動については、後で夫や舅から謝ってもらったそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：ichika.K