「式は延期で！」結婚式当日に突然姿を消した彼→彼の衝撃の真実が明らかになって…

私は28歳。友だちの紹介で知り合ったアキラと3年交際し、先日プロポーズをされました。早くに両親を亡くしていた私は、親代わりとなって育ててくれた兄と姉のためにも幸せになると決めたのですが……。

結婚式の準備がスタート

アキラからプロポーズされたことを兄と姉に報告すると、ふたりとも大喜び。結婚式は兄が働くホテルで挙げることになり、入籍は結婚式後にすることとなりました。そして、私の仕事と式の準備の両立でとても忙しい日々がスタートしたのです。

ちょうどそのころ、アキラは急に仕事が忙しくなり、出張の回数も激増。式の準備どころかデートやメッセージのやり取りすらどんどん減っていきました。

それでも、「結婚後の生活のために先回りして仕事をしているんだ」「体を壊さないといいけれど」と忙しそうにする彼を心配していたのです。

挙式当日、まさかの事態に

そんなこんなで、ほとんど私ひとりで式の準備をこなし、あっという間に結婚式当日に。新婦控え室で兄と姉はすでに泣き顔です。ふたりを前に、今まで育ててくれたことへの感謝の気持ちが溢れてきて、私も涙が……。

そんな感動に浸っているとき、タキシードを着たアキラが血相を変えて控え室にやってきました。

「実は今、部下から電話があって、俺が何とかしないと……」と慌てています。兄が「仕事のトラブル？」と聞くと、アキラは「部下が病気になったんです。俺を頼って電話してきたんだ。放っておけない！」と言いました。

「他の誰かにお願いしたら？ 今日は結婚式なんだし……」とやんわり言う私に、アキラはキレ気味に。「冷たいな、お前がそんな奴だとは思わなかった。俺、今から行ってくる。結婚式より大事な部下なんだ！」と叫んでタキシードを脱ぎ出しました。

アキラの思わぬ言動に私は呆然。あれよあれよと私服に着替えたアキラに何も言うことができず、アキラは「結婚式なんてイベントは延期できるしな、あとは任せる！」と言い捨てて式場を後にしてしまったのです。

その真実は？

彼の言動をまったく理解することができず……私の中でアキラへの気持ちがスーッと冷めていくのを感じました。

そのとき、姉のスマホが何度か鳴り、その画面を見た姉の表情は、みるみるうちに怒りの形相に変わりました。私が驚いて何ごとかと尋ねると、「これを見て……」とひと言。出されたスマホには、アキラの浮気の証拠写真がたくさん映っていたのです。

「な、なにこれ！？」と衝撃を受ける私に、姉は説明してくれました。姉には結婚式が決まったころからアキラが急に忙しくなり出張も増えたことを世間話程度で話していたのですが、姉はそんなアキラを怪しいと思ったようで、探偵に結婚前調査を依頼していたと言うのです。

すると怪しい点があり、浮気が明らかとなったよう。さらに、先ほど着替えた私服姿の彼が、女に迎えられてアパートに入る写真も届いたのです！

彼への思いが冷めていた私は、姉に感謝しました。「入籍前にわかって良かったのかもしれない。きっと天国のお父さんとお母さんが教えてくれたのね」と……。

言い逃れ無用！

結果、披露宴はもちろんキャンセル。トンズラ息子のために頭を下げ続ける義両親がむしろ気の毒でした。さらにその夜、アキラを引き連れて義両親と彼の上司が我が家に謝罪にきました。それでも彼は「ただ延期しただけだよ～。結婚式なんてまた挙げればいいだろ？」と平然としています。

そこで、「アキラくん、式場から急いで向かった先はどこ？」と姉がアキラに聞きました。追い詰めるように「ごまかせると思っているの？」と、女性の家に入るアキラの姿を映した写真を見せながら……。

すると「な、な、な……これは……」とアキラはうろたえはじめて……。

さらに写真を見た上司が口を開きました。「実は、他の社員から勤務時間中にこの女性と君と2人で仕事をせずにデートをしていたという話があってな」と。そう、アキラは自分が勤める会社の部下である女性と逢瀬を重ねていたのです。「出張」と言っていたのも、ウソで有給をとって彼女と旅行をしていたのだとか。

「ずっと仕事で忙しいって言っていたのはウソだったんだね。見破れなかった私も私だけど、このことがわかったおかげで愛情は完全になくなったから、きれいに別れましょう」。そう言うと、何も言えなくなったアキラはその場から逃げ出してしまいました。

その後は…

その後、結婚式のキャンセル料は彼に請求。ちゃんと支払いはありましたが、彼からは謝罪すらありませんでした。風の噂では支払いで貯金がゼロになり、親からもほぼ勘当状態になったのだとか……。

一方の私は「しばらくは仕事だけでいい！」とキャリアアップに向けて頑張ることに。そう、結婚だけが人生じゃないのです。むしろ浮気男と入籍せずに済んで結果オーライ。今は仕事を一生懸命頑張りたいです！

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著者：ライター ベビーカレンダー編集部／ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室