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もしかしてコレ命狙われるヤツ…?→パリで暴行事件の目撃者になった彼氏の運命【パリで暮らす私の日常(31)】

  • 2024.1.26
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<もしかしてコレ命狙われるヤツ…?→パリで暴行事件の目撃者になった彼氏の運命>パリで暮らす私の日常[#31]

(前回の続き)マンションのエントランスでボコボコにされた女性と、その横に佇む男性に遭遇し、通報した翌日に警察に呼び出されたパートナーのガブリエル。

警察が女性を保護し、男性数名を拘束したことで事件は解決したようにみえますが、なぜ彼が警察に呼び出されてしまったのでしょう…?

なんと、ガブリエルが警察署に着くと警官が男性の写真を何枚か見せて、「昨夜エントランスで見た男はこの中にいるか?」と聞いてきたのです。
ボコボコにされた女性と佇んでいた男性はその中にはいなかったので、正直に「いない。」と答えたガブリエル。

それから男性の特徴を聞かれ、東欧系であったことや顔の特徴を伝えましたが、警察は質問の意図やはっきりしたことは教えてくれませんでした。

数少ない情報からガブリエルが理解できたのは、警察は昨夜数名の男性を拘束したものの、取り逃がした男性がいてその行方を追っているということ。

そして、その一人はガブリエルがマンションのエントランスで見た男性であるということ。
つまりガブリエルは逃亡中の容疑者の目撃者として警察に呼ばれたわけですね…。

彼に「その男の人が口封じにやってくるんじゃない!?」と冗談めかして言いましたが、容疑者に住居はほぼ知られているし、ありえないことではないのかも…と自分で自分の発言にゾッとしてしまいました…。

当時住んでいたのはパリの中でも高級住宅街として知られ、治安もいい16区という場所でしたが、そんな所にある自分の住むマンションで売春が行われ、警察が出動する事件にまで発展するようなことがあるなんて本当に恐ろしく感じたものです…。

幸い、それ以降は警察から連絡が来ることもなく、容疑者に口封じのために襲われることもなく、平穏な日々が戻ってきました。

事件の目撃者となり警察に情報提供するという珍しい経験をパートナーがした事に驚くと共に、事件現場に居合わせながらも、危険な目に合うことがなくて本当によかった…と思っています。

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