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パリから日帰りで行きたい、フランスの美しい田舎町7選

  • 2024.1.27

【2024年1月26日更新】パリを中心に交通網が発達しているフランスにはパリから日帰りで行ける魅力的な場所がたくさんあります。パリから日帰りで訪れたい7つの町をご紹介しましょう。

ヴェルサイユ

ヴェルサイユの見どころといえば、世界遺産にも登録されているヴェルサイユの宮殿と庭園。宮殿に最も近い駅は「ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ」でパリからはおよそ30~40分です。

「有史以来、最も大きく、最も豪華な宮殿を」というルイ14世の一声でこの壮大な宮殿の建設が始まりました。フランス中の建築家や画家、彫刻家、造園家をはじめ何万人もの労働者が駆り出されてできたのがこの世界一華麗な宮殿です。

ヴェルサイユ宮殿で最も豪華な空間が、73メートルもの鏡張りの大回廊をもつ「鏡の回廊」。宮殿本館以外にも、見事な幾何学模様の庭園やトリアノン宮殿、マリーアントワネットの離宮など、広大な敷地内に絢爛豪華な建造物が並びます。ゆっくりと一日かけて、目もくらむほど華麗な王族の世界に浸ってみましょう。

フォンテーヌブロー

パリ・リヨン駅からフォンテーヌブロー・アヴォン駅までは鉄道で約40分。駅から世界遺産のフォンテーヌブローの宮殿と庭園まではバスで15分です。

フォンテーヌブロー城はもともと、パリの王族が周囲の森で狩りを楽しむために泊まった小さな家でした。それをフランソワ1世からルイ16世まで歴代の王が増改築を繰り返して現在の姿となったのです。

12世紀から18世紀までの建築様式が凝縮された多様性は一見の価値があります。城の周囲に広大な森が広がる自然豊かな環境も魅力。歴代のフランス王が愛した場所をゆったりと散策してみませんか。

ジヴェルニー

パリ・サン・ラザール駅からヴェルノン駅まで鉄道で45~60分、そこからバスでさらに20分。ジヴェルニーはモネが晩年を過ごした村として知られています。

ジヴェルニーの自然の美しさに魅せられたモネは43歳のときにここに移り住みました。日本の浮世絵コレクションと四季折々の花々で彩られたモネの家が公開されています。

モネが自ら造ったという庭園はまさに名画「睡蓮」の世界。世界の巨匠画家が魅了された愛らしい自然の表情を楽しみましょう。

シャルトル

パリ・モンパルナス駅から鉄道で60~75分のところにたたずむ小さな街、シャルトル。この街は世界遺産にも登録されているノートルダム大聖堂抜きには語れません。

「シャルトルの青」とたたえられるステンドグラスは世界一美しいともいわれ、中世の時代から人々を魅了し続けています。

ゴシック建築の端正な大聖堂に足を踏み入れれば、そこはステンドグラスと光が織りなす神秘の世界。天気や時間帯に応じて、自然の光とともに変化するきらめきはいつまでも忘れがたい美しさです。

ランス

パリ・東駅からTGV(高速鉄道)でおよそ50分のランスはシャンパンの本場。さらに、かつてフランス王はランスで戴冠式を行わなければならないとされていたほど格式高いノートルダム大聖堂と、トー宮殿、サン・レミ・バジリカ聖堂があわせて世界遺産に登録されています。

見事に均整のとれた大聖堂をはじめとする圧倒的な存在感を誇る建築物を楽しんだ後は、名産のシャンパンに酔いしれたいものです。

トロワ

パリ・東駅から鉄道で約一時間半のところにあるトロワは、中世の時代、シャンパーニュ地方の中心都市でした。

古くから北ヨーロッパと地中海岸地方を結ぶ交通の要衝だった街の中心部には10もの教会や木組みの家々が並び、街全体が博物館のようです。

パリとは一味も二味も違うゆったりした古都の風情を味わってみましょう。

プロヴァン

パリ・東駅から鉄道でおよそ一時間半。中世の時代にタイムスリップしたかのように感じられる小さな街がプロヴァンです。

11世紀から13世紀にかけてシャンパーニュ地方で最も繁栄した街の一つでしたが、ペストの流行や交易路の変更により衰退し、古い街並みだけが残されました。

世界遺産にも登録されている中世市場都市の面影を色濃く残す街並みは、まるで中世のテーマパークさながらの異世界です。

地方に足を延ばせば大都市パリとは異なるフランスの新たな魅力が発見できます。個性豊かな街を訪れてフランスの旅をもっと充実させてみませんか。

 

 

[All photos by Shutterstock.com]

 

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