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【山梨県身延山】まるで昔話!?趣深い「赤沢宿」散策&温泉郷の入り口「下部ホテル」で名物山女魚サンド体験

  • 2024.1.26
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こんにちは!MORE“TOP”インフルエンサーズ、東京⇄富山の2拠点生活を送る取材・インタビューライターの【岩井なな】です♡

前回の記事では、山梨県身延町の泊まれるお寺「宿坊」である「端場坊(はばのぼう)」に宿泊し、身延山久遠寺本堂での早朝のお勤めの様子などをレポートしました。

今回の記事では、商店街で見つけたお土産や老舗旅館でいただく豪華ランチ、歴史を感じる街並みが魅力の「赤沢宿(あかさわしゅく)」エリア散策の様子、下部温泉街にある「下部ホテル」でいただける地域性を感じられる食事やくつろげるお部屋などをお伝えします。
1人旅に女子旅、外国の友人に日本のよさを感じてもらう旅にぴったりな身延の魅力はまだまだ!ぜひ記事を通して気になるスポットや食べ物を見つけてみてくださいね。

宿坊や商店街、古き良き魅力が残る観光スポット【山梨県身延町】

山梨県の北西部に位置する身延町(みのぶちょう)には日蓮宗の総本山である「身延山久遠寺(くおんじ)」があり、全国から参拝者がおとずれるパワースポット。
身延山を中心に、泊まれるお寺「宿坊」が20ほどあったり、門前に商店街があったりと、古き良き魅力が感じられます。
東京から車で2時間半ほどと、日帰りで訪れることもできるでしょう。東京から身延山を訪れると、豊かな自然と寺が点在する町の神聖な雰囲気に、一気に肩の力が抜けたような感覚になりました。

身延山門前にある商店街商を散策 名物【みのぶまんじゅう】が美味!

天候に恵まれ、身延山久遠寺へ続く三門の手前にある商店街を散策してみることに。仏教を信仰している人がさくさんいる地域柄と、国内外からも参拝者が多く訪れることから、仏具を販売するお店がいくつか軒を連ねます。
身延町の名物「みのぶまんじゅう」を販売するお店は身延町に3店舗ほどあるとされ、そのうちのひとつである「甘養亭河喜(かんようていかわき)」を訪れました。

甘養亭河喜は390年以上の歴史をもつ老舗の和菓子屋さんです。みのぶまんじゅうは1個100円とびっくりするほどお安いですが、見た目が美しくお味は上品。
「揚げまんじゅう」も気になっていただいてみたところ、甘さが増し増しに感じられてとても美味しかったです。

身延山内門商店街エリアでのランチなら【山田屋旅館】

商店街の端にある「旅館 山田屋」でランチをいただきました。旅館の宿泊者ではなくても、気軽に食事だけで利用をすることができる良心的なお店。写真の豪華ランチは要予約ですが、その日すぐに提供いただける「カレー」や「ゆば丼」もありおすすめです。

山田や旅館の向かいにあるお土産屋さん「みやげ館」で、お坊さんを模した仏教のキャラクター「こぞうくん」を見つけました。みやげ館の隣にあるバス停には、こぞうくんの顔はめパネルがあるので、記念写真の際にぜひ活用してみてくださいね。

「清水屋」で地元のおやつをいただきながら休憩【赤沢宿】を散策

身延山三門前の商店街から車で30分〜1時間ほどかけて「赤沢宿」エリアに移動。赤沢宿は身延山(標高1148m)山麓傾斜の緩い台地上に位置し久遠寺と七面山を結ぶ身延往還の宿場町として発展した場所。七面山は日本二百名山の一つに選定されていおり、お坊さんや参拝者が久遠寺から七面山までの険しい道のりを進んでいく途中に立ち寄ったのが赤沢宿です。
昔話にでてくるようなのどかな田舎の風景といった雰囲気に心が落ち着きました。

赤沢宿を進む道のりはとにかく急な石畳が続きますが、階段になっているところもあり、歩きやすいように工夫がなされていました。

赤沢宿の途中にある宿の駅「清水屋」に立ち寄りました。

清水屋はいわゆる古民家カフェで、縁側や和室、古い階段など、どこを切り取っても趣があり素敵。山梨県がモデル地となった世界的に人気な漫画・アニメ「ゆるキャン△」ファンの外国人が訪れることもあるのだとか。そう、ここ清水屋もゆるキャン△に登場しています。

地域に伝わる「豆もち」をいただきました!おもちにのり、ゆず、くるみが入っていて、新感覚の風味。美味しさが疲れた身体に沁みました。

寒さで凍った様子も美しい2対の【羽衣白糸の滝】

身延山三門前の商店街から赤沢宿エリアに向かう途中にある「羽衣白糸の滝(はごろもしらいとのたき)」にも立ち寄りました。
羽衣白糸の滝は、七面山へと続く参道の登山口付近にあります。かつて徳川家康の側室「お万の方」がこの滝に打たれて身を清めたところ、女人禁制だった七面山の決まりを解き登ることができたとされています。そのため、手前の女滝(めたき)にはお万の方の像が建てられています。

女滝のさらに奥に3分〜5分ほど進むとあるのが、雄滝(おたき)です。

どちらの滝も同じくらいの高さと水量で、迫力満点。雄滝は表面が氷り、氷の下を水が流れている姿が神秘的でした。
虹が姿を見せるなど、歴史を感じ幸運に恵まれる、まさにパワースポットといった感じの場所です。

思い出に残る体験がいっぱい!下部温泉郷の入り口【下部ホテル】に宿泊

山梨県滞在2日目の宿泊先として選んだのは「下部(しもべ)温泉郷」にある「下部ホテル」です。温泉街の入り口にあり、山梨を訪れる人々をもてなします。
名湯百選に選出されたという3種類の源泉の温泉と、後ほど紹介する朝食ビュッフェのあるメニューがとくに人気なのだとか。

ロビーでくつろいでいると、お坊さんがホテルの前まで夜のお勤めをしにいらしたのには驚きました…!テンポよく読まれるお経が心地よく聞こえてきて、信仰心の熱い方々は玄関口まで出て手を合わせている様子でした。
山梨県身延町とお寺、お坊さんの存在は切っても切り離せない強い関係で結ばれています。

客室は広々としていてシンプル。テーブルでおまんじゅうをいただいたりパソコンを開いたりと、ゆっくり過ごせました。
お布団は、夕食をいただいている間に敷いてくださっていました。旅館のようなお心遣いが嬉しかったです。

温泉の大浴場を利用する際は、お部屋からタオルなどを持っていきます。
お部屋の洗面台は広くて清潔感があり、クレンジングや化粧水、乳液などのアメニティも充実していて女子旅や家族での旅行にも利用しやすいと感じました。

ホテル内の「水のラウンジ」では、時間帯限定でビールやワイン、ハイボールなどのなどのアルコール類が飲み放題。他にも、「ゆで卵作り体験」「湯上がりアイス」「温泉卓球」などを無料で楽しむことができます。有料で「釣堀」「手持ち花火」などの体験も。
さらに、夜には「信玄出陣太鼓&千本杵餅つき」が行われるなど、体験型コンテンツが目白押し!!

下部ホテルの豪華な夕食&名物【山女魚サンド】が人気の朝食ビュッフェ

山梨県の魅力を凝縮したという、里山料理の夕食。兜型の蓋がかっこいいお鍋の中身はうどんです。和牛に地鶏、お造りなど主役級のお料理が一堂に会する超豪華なメニューに、お腹も心もいっぱいになりました!

朝食ビュッフェでいただける下部ホテル名物の「山女魚(やまめ)サンド」は、私もとても楽しみにしていました!
山梨県の戸川渓谷(とがわけいこく)の清流で育った山女魚を炭火焼きし、クロワッサンに挟んだ、ビジュアルのインパクトがすさまじいメニュー。しかし、小さめサイズでチャレンジしやすいです。

山女魚サンドは、意外にも山女魚にクセが少なくとても食べやすいことに驚きました。ソースや野菜も一緒に挟まっていて、まとまりのある味でとても美味しかったです。

朝食会場である「山のかまど」のすぐ隣では、タイミングが良ければガラス越しに山女魚を焼く様子を見られます。

昨晩の千本杵餅つきでついたを使った「きのこ雑煮」「ぜんざい」の提供があったり、焼き立ての食パンやクロワッサンをテーブルまで配りにきてくださったりと、とてもワクワクする朝食タイムを過ごせました。
おもちは、餅米の粒感がのこっていて、おもしろい食感。地域性のある食事を種類豊富に知れて、いただけてとても勉強になりました。

バターの豊かな香りが引き立つ焼き立てのクロワッサンは絶品。焼き立ての食パンには、ぶどうのジャムを添えてくだいさいました。
山のかまどを出る際には、セルフのコーヒーを客室に持って行けることを教えていただき、至れり尽くせり。また訪れたいホテルです。

山梨県身延町を中心としたエリアは【地域性を感じる文化&食事に出会える】おすすめ観光スポット

山梨県身延町を中心としたエリアには、日蓮宗総本山「久遠寺」や門前の商店街、歴史ある街並みが残る「赤沢宿」など、地域の文化にグッと迫ることができるスポットが数多くありました。
また、下部ホテルは訪れた人をもてなし楽しませてくれるコンテンツが充実した、一度でたくさんの山梨県の魅力に出会えるホテルです。気になるスポットや食べ物は見つかりましたか?
東京から「身延」駅までは電車でも3時間足らずで訪れることができます。ぜひ女子旅や家族での旅、外国人に日本のよさを感じてもらう旅として訪れてみてくださいね。

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