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『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』はホラー映画か否かという議論に監督がコメント

  • 2024.1.26

映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』はホラー映画か否かという議論に、本作でメガホンを取ったアルフォンソ・キュアロン監督がコメントした。(フロントロウ編集部)

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』はホラー映画?

映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロン監督が、本作がホラー映画か否かという議論に対する自身の考えを述べた。

シリーズ3作目の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は、J・K・ローリングの同名小説を映画化したもので、同映画シリーズでキュアロン監督がメガホンを取った唯一の作品でもある。『ハリー・ポッター』シリーズはファンタジー映画だが、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は全体的にダークなトーンで、ディメンター(吸魂鬼)や狼男、「叫びの屋敷」と呼ばれる幽霊屋敷が登場するなど、いくつかのホラー要素が盛り込まれている。

画像: 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』はホラー映画?

米GamesRadarとのインタビューで、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』はホラー映画だと思うかどうか尋ねられたキュアロン監督は、「ええ、間違いなく」と言うと、「原作を読んで気に入った要素が2つありました。ホラー映画の要素もありましたが、ノワール映画の側面もありました」と続けた。

なお、キュアロン監督は、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を制作するにあたって、フリッツ・ラングやF・W・ムルナウからインスピレーションを受けたそうで、「ある意味、私がこの作品を作っていたときのモデルは、サイレント映画時代の末期からトーキー映画への移行期のドイツ映画でした。フリッツ・ラングからムルナウのようなね。フリッツ・ラングのいくつかの作品は、一種のノワールであると同時に、ある種のホラー要素があることがわかります。そして、さらに重要なことに、とくにフリッツ・ラングの場合、このジャンルを通して、彼は当時の不安を伝えようとしていた、あるいは投影しようとしていました。私は、J・K・ローリングが『ハリー・ポッター』でやったことは、そういうことだと思っています。それは現代と(その時代に生きる)人々の行動に言及したものでした」とも語っている。

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