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【受験直前】メンタル崩壊してた…御三家入試を乗り切った母親「1日10回した」精神安定方法とは

  • 2024.2.28

受験直前に避けたい親子関係の悪化

受験直前に避けたいのが「親子関係の悪化」
受験直前に避けたいのが「親子関係の悪化」

東京都の私立中学受験は、御三家と呼ばれる主要中学の受験が行われる2月1日がピーク。あと残りわずかとなった本命校受験を前に、受験を控えた親子に一層緊張感が増しているのはないでしょうか。

小中学生及び現役高校生を対象とした学習塾「市進学院」の「東京都 主要私立中学 2024年入試状況速報」によると、東京の男子御三家とされる「開成」「麻布」「武蔵」、女子御三家とされる「桜蔭」「女子学院」「雙葉」は出願の受付を終了し、今年度の倍率も明らかになってきました。

自身の子どもが目標としてきた入試を目前にした今、親はどんな心境で過ごしているのでしょうか。

昨年、東京の男子御三家の一つに合格したお子さんを持つ40代のAさんにお話を伺いました。

――受験前の息子さんとの関係はどうでしたか?

Aさん「実は、6年生になってから受験以外のことで息子と私の関係は最悪でした。

反抗期に入り、あらゆることに反抗する時期だったのですが、特に小学校の先生に対する反抗が強かったです。毎日のように学校の先生から電話がかかってきました。そのたびに『受験なんかしている場合じゃないだろ!』と大げんか……。

私の精神状態がボロボロでした。息子が問題を起こし先生からの電話がかかってくるたび、息が止まったような思いを感じていました。ある日、料理をしていたら包丁を持つ手に力が入らなくなり、さらに涙がぽろぽろ出て止まらないのです。メンタル崩壊直前でした。母親失格ですよね。ギリギリの時まで息子との言い争いは絶えませんでした」

――ケンカした後、どのような対処をしていましたか?

Aさん「保護者とのコミュニケーションが手厚い塾に通っていたのが幸いでした。子どもの様子は頻繁に先生と報告し合っていたので、息子とじっくり話してくれることが多かったようです。実際に先生と何を話していたかはわからないのですが、塾が終わって帰ってくる頃には機嫌はすっかり直っていました。第三者、特に信頼している人に話を聞いてもらうことで気持ちをよい方向に切り替えることができたようです」

――母親であるAさんも辛かったようですが、どのように乗り切りましたか?

Aさん「私は、気持ちが不安定になったときに必ず『トイレ掃除』をすることをルールにしました。1日10回くらいしている日もあったかもしれません」

――なぜ「トイレ掃除」を選んだのですか?

Aさん「これはメンタルに来るぞって時に簡単に気分を切り替えられる『スイッチ』のようなモノです。

便器をゴシゴシっとこすってザーっと流すと、暗くなった気持ちやイライラがなんだかさっぱり晴れるのです。

トイレ掃除にした理由は特にないのですが、手軽にいつでもできることがよかったと思います」

◆◆◆

受験直前の親子げんかは絶対に避けたいところ。直前まで何度も何度も息子さんとぶつかりかけたというAさん。年明けから入試直前までこの「トイレ掃除」で自身のメンタルを安定させていたそうです。

2024年の中学受験、首都圏の入試もピークにさしかかるところです。わずかなことで気持ちが揺れたり、気になったりしやすい時期だからこそ、保護者は安定した精神状態でいたいものです。Aさんのような「気持ちの切り替え方」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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