「さいたまマラソン」への道【12】＿ラニング天国の埼玉で練習したくない症候群から抜け出す

2024年2/12（月・振休）に開催の「さいたまマラソン」。参加者が、日々の練習の様子や「さいたまマラソン」のコースの特徴ほか、ランニングに関する記事をリレー形式でレポート！ 執筆者：前回「たけやん」→今回「ミエミネ」 ----------------------------------------------------------------------------

「さいたまマラソン」まで３週間を切り、ぶっちゃけ相当焦っています。どうも練習に身が入らない、そう思っていたらコロナに感染して寝込む→スタミナダウン→久々に走ったらきつい！→練習したくないという悪循環にすっかり飲まれてしまいました。これではいかん！と思い、ご近所ランで手軽に済ますだけではなく、モチベーションが上がるコースを考えてみたら……、なんと意外にも埼玉はランニングコースのバリエーションが魅力的ではないですか！！！ そこでミエミネオリジナルのコースごとに、どんなトレーニングに有効かを星10段階の評価でご紹介。

1.【朝霞】ピリッと刺激を入れるご近所「スピ練コース」

距離 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆（2） スピード ★★★★★★★★★★（10） 筋力 ★★★★★★★★☆☆（8） スタミナ ★★★★★★☆☆☆☆（6） 心肺機能 ★★★★★★★★☆☆（8） リフレッシュ ★★★★★★☆☆☆☆（6）

自宅近くの川沿いの5～８㎞のコース。とにかく隙間時間があれば走れるので手軽。しかも信号なし、アップダウンは橋のたもとのみで、タイムトライアルに最適なので自分の走力の現在地がわかります。ここではフルマラソンのペースより２０秒程度速めで心拍数を上げるスピード練習や後半ペースを上げるビルドアップをするのに利用します。ゼーハーいいながら心肺数を上げてスピードをつけるためのコースで週に2，３回利用。

春は桜、初夏はアジサイなど季節の移ろいも楽しめる川沿い

荒川まで行くとランナーも多いので刺激になる

2.【所沢】ゴールはおいしいカレーとミュージアムの「気晴らしジョグコース」

距離 ★★★★★★☆☆☆☆（6） スピード ★★☆☆☆☆☆☆☆☆（2） 筋力 ★★★★★★☆☆☆☆（6） スタミナ ★★★★☆☆☆☆☆☆（4） 心肺機能 ★★★★☆☆☆☆☆☆（4） リフレッシュ ★★★★★★★★★★（10）

自宅から約10㎞程度の埼玉が誇る日本最大級のポップカルチャー発信拠点「ところざわサクラタウン」へ。ここにある角川食堂ではKADOKAWAの料理本担当者と料理家で考案した絶品カレーがあるので、ゴールが楽しみで仕方がない！また、隈研吾デザイン監修の『角川武蔵野ミュージアム』には本が棚にぎっしり詰まった圧巻の「本棚劇場」が！これは見る価値ありです。CMやテレビ撮影にも使われているので見た事がある人も多いのでは。ここへのランはトレーニングではなく、リフレッシュが目的。練習がマンネリ化したとき、仕事で走れない日が続いたときにおすすめのコース。同様にリフレッシュするなら川越の鐘つき通りもおすすめ。走って行って食べ歩きが楽しめちゃう。

ミュージアムやレストラン、神社まであるさくらタウン。写真は角川武蔵野ミュージアム

地元生産者さん直送の新鮮食材や日本各地の個性的な伝統食材を使った料理も充実した「角川食堂」はカレーが絶品

3.【飯能】アップダウンを繰り返す飯能アルプス「持久力アップコース」

距離 ★★★★★★★★★★（10） スピード ★★★★☆☆☆☆☆☆（4） 筋力 ★★★★★★★★☆☆（8） スタミナ ★★★★★★★★☆☆（8） 心肺機能 ★★★★★★★★☆☆（8） リフレッシュ ★★★★★★★★★★（10）

最後はちょっとだけ自分をいじめたい、へとへとに疲れるほど走りたいときの飯能アルプスのトレイル。西武秩父線「東吾野駅」からスタートし、足腰の神様が祀られている「子ノ権現天龍寺」を経由して、名栗方面へ下山。そして飯能アルプスではおそらくいちばん傾斜がきつい棒の折に向かいゆのた方面に下山してゴールは温泉「さわらびの湯」。40㎞前後、走行時間は10時間を超えるのでしっかりスタミナを鍛えられるコースです。

「子ノ権現天龍寺」には大きなわらじが！ 足腰が強くなるようにと祈願

名栗から棒の折に上るコースは約3㎞の急騰。めちゃくちゃきつくて心肺と脚が鍛えられる！

■さいたまマラソン https://saitama-marathon.jp/

=================== ミエミネ 埼玉県朝霞市在住の40代。ホノルルマラソンでモデルの長谷川理恵さんと走りたくて、2003年にフルマラソンに初挑戦。その後ウルトラマラソン、トレイルランニングにもはまり、現在は三党流。趣味は料理（食べることと作ることの両方）と旅先で器を見ること。さいたまマラソンの目標タイムは10年ぶりのサブ４達成