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冬の風物詩・こたつ列車と足湯新幹線で、ほっこり温まる列車旅

  • 2016.1.31
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家に閉じこもりがちな冬。でもぬくぬく温まりながら移動できる列車なら、出かけてみたくなりますよね。そこで、この季節にぴったりな、ほっこり温まれる観光列車を2つご紹介します。

カラダもココロも温まる「こたつ列車」

こたつでぬくぬく温まりながら旅できる列車があるって知っていましたか?

NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で、全国的に知られるようになった岩手県にある三陸鉄道。2005年から冬季限定で「こたつ列車」の運行を開始し、北リアス線の冬の風物詩になっています。

「こたつ列車」はその名の通り、座席をこたつに改造した列車。車内には1両に12台の掘りごたつが並び、乗客は靴を脱ぎこたつに入ります。

こたつ列車限定の駅弁は「うに丼」(1,700円)、「うにあわび弁当」(1,600円)、「ほたて弁当」(1,200円)の3種類。これらの駅弁は、乗車前日の13時までに予約しましょう。

こたつから絶景を眺め、岩手版なまはげ「なもみ」の登場も

大きな窓から見えるのはリアス式海岸が作り出す絶景。こたつで温まりながら眺める海や雪景色は格別です。野田玉川駅と堀内駅間の安家川橋梁や堀内駅と白井海岸駅間にある大沢橋梁など、絶景スポットでは一時停止をしてアナウンスが流れます。

トンネルが続く区間では、「悪い子はいねが〜!」と岩手版のなまはげ「なもみ」が登場して車内は大盛り上がり! こんな楽しい演出と、こたつならではのリラックス効果で、いつの間にか乗客同士も打ち解けられるはず。

運行は12月から3月までの土日祝日で、久慈駅〜宮古駅の1日1往復。宮古周辺には、三陸海岸ならではの景勝地が多数あります。また、日本有数の漁場・三陸沖から水揚げされる新鮮な魚介類もぜひ味わって下さいね。

<乗車ガイド>

[問い合わせ先]

TEL : 0193-62-8900(三陸鉄道本社)

[料金]

久慈駅〜宮古駅 乗車券1,850円+指定席券500円※自由席の一般車両あり

(お弁当の車内販売は行っていません)

[運行区間]

久慈駅〜宮古駅

[所要時間]

約1時間40分

日本で唯一! 足湯でくつろげる新幹線「とれいゆ つばさ」

足湯がついた列車も、冬にぜひ乗ってみたいですよね。足湯が付いたリゾート列車タイプの新幹線が山形新幹線に登場し注目を集めています。温泉街のように散策しながら列車の旅を楽しむというのがコンセプトの「とれいゆ つばさ」です。

足湯「くつろぎの間」は16号車にあります。石張りの小上がりに、紅花色の湯船が2槽。目の前の景色を楽しみながら、のんびり足湯に浸かりましょう。

“湯守アテンダント”が出迎えてくれ、利用方法の説明や記念撮影のお手伝いもしてくれます。足湯利用者には足ふきに便利なオリジナルタオルが付いてくるのも嬉しいですね。

足湯は定員制で1人約15分。利用するには、びゅう旅行商品ご利用のお客さまに限りあらかじめ足湯利用券を購入できます。当日、状況により15号車にて足湯利用券を買えることもあるので、詳しくはアテンダントに聞いてみましょう(1名380円)。

足湯でゆったり過ごした後は、15号車にある「湯上がりラウンジ」へ。バーカウンターで購入した地酒やワイン、フルーツジュースなどを味わいながら、畳のお座敷でくつろぐことができます。

12号車から14号車までのお座敷指定列車「語らいの間」は、大きなカバ材のテーブルと畳敷きの座席。足湯の後は、この座席でくつろぎながら、東北ならではのおだやかで優しい景色を楽しみたいですね。

終着駅の新庄は新庄藩の城下町として栄えた街。春には約350本の桜が咲き誇る新庄城址(最上公園)や松尾芭蕉ゆかりの地、「夫婦スギ」がある鳥越八幡神社などを散策することができます。そば打ちや陶芸、機織りなど体験スポットで思い出作りをしてもいいでしょう。 <乗車ガイド>

[問い合わせ先]

TEL : 050-2016-1600

[料金]

乗車運賃+指定席特急料金(山形新幹線「つばさ」と同じ、福島駅〜新庄駅の場合の指定席特急料金は2350円)

※足湯利用券はびゅう旅行商品の利用者に限り、事前に購入することができます (1名350円)

[運行区間]

福島駅〜新庄駅

[所要時間]

約2時間15分

ぬくぬく温まりながら、東北の冬の美しい景色を眺めることができるなんて贅沢ですよね。寒い時期にわざわざ乗りに行きたくなる、こんな冬の列車旅はいかがでしょうか?

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