「虐待を疑われている？」それでも、負けじと前を向いた母のお話

このお話は、著者・みほはは(@miho.haha)さんのフォロワーさんの体験談を元にしています。次男・カイトくんは1歳半健診で「身長・体重が小さめ」と指摘されます。医師との問診では「様子を見ましょう」と告げられます。ところが、保健師から「話を聞かせて欲しい」と言われ、ついていったところ…。『次男のイビキの原因は？』をごらんください。※この漫画には病気の治療にまつわる描写が含まれますが、あくまで1人の体験談です。ご自身やお子さんのケースでは、かかりつけ医の指示に従ってください。

保健師からの矢継ぎ早の質問に…

次男・カイトくんの1歳半健診で、「身長・体重ともに小さめ」と指摘されました。ただ医師との問診の結果、それ以外は問題ないため様子を見ましょうと告げられます。ところが問診のあと、保健師に「話が聞きたい」と言われ、呼び止められます。

すると子育てや家庭環境について、次々と質問されます。保健師の真意に気づき、がく然とします…。

もしかして…

あからさまに、保健師から虐待を疑われてしまいました…。年子のきょうだいの子育てに追われ、大変なこと・疲れを感じてしまうことはあるけれど、それでも、たくさん愛情を注いで、かけがえのない日々を過ごしています。だからこそ、とても傷つきます。

慌てて弁明しましたが、保健師は聞く耳を持ってくれません。一方的に、「こちらから指定した医療機関を早めに受診してください」と告げられ、この日は帰宅します。

涙があふれそうになってしまうほど、悔しくて悲しい思いをしてしまいましたが、「子どもを守れるのは自分だけ」と自分に言い聞かせ、再び気持ちを奮い立たせます。そして、新たな行動を起こします。

納得できるまで動いてみよう

実は、次男・カイトくんのイビキが気になっていました。日に日にイビキの音は大きくなり、大人のようなイビキをかくことも…。もしかしたら、身長・体重が増えないことと、関係があるのかもしれません。

しかし、今まで何度も健診の際に医師に相談したり、かかりつけ医を受診したりと、原因を突き止めようとしてきました。ところが、「たかがイビキ」と言われ、まったく相手にしてもらえないことも。

本作ではこのあと、改めて調べた病院を受診したところ、喉の病気が原因だったことが判明します。その後、手術を受け、カイトくんは順調に回復。身長も体重も、グンと伸びます。

「体が小さめ」という理由で、虐待を疑われてしまったら…。とても悔しくて悲しくて、自分を責めてしまいそうです。子育てをがんばっている世代に対して、心無い言葉をいわれてしまうと、ひどく傷つきます…。それでも、「子どものために」と考え、奮闘し続けた母親。なぐさめの言葉と、エールを送りたくなる作品です。

著者：ももこ