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「バービーなくしてケンはない」ライアン・ゴズリング、アカデミー賞の選考基準に猛抗議

  • 2024.1.26

1月24日に発表された声明で、俳優ライアン・ゴズリングは女優と監督がアカデミー賞のある部門でノミネートされていないことに抗議した。

ライアン・ゴズリングとグレタ・ガーウィグ。(ロサンゼルス、2024年1月14日)photography:REX/aflo

1月23日、アカデミー賞のノミネートが発表され、ライアン・ゴズリングは、雑誌「タイム」やCNNを含む多くのメディアが発表した声明の中で反応した。(『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』のロバート・デ・ニーロ、『オッペンハイマー』のロバート・ダウニーJrとともに)『バービー』のケン役で助演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリングは喜びを表明した。しかし、彼の共演者である女優兼プロデューサーのマーゴット・ロビーと監督のグレタ・ガーウィグがアカデミー賞にノミネートされなかったことに落胆の思いも吐露した。

控えめな感謝の意

グレタ・ガーウィグの映画『バービー』はフェミニズムを擁護するものであったが、結局のところ、オスカー候補となったのは主演男優である(同じ女優部門のアメリカ・フェラーラとともに)。皮肉は明白であり、ライアン・ゴズリングはそれをよく理解している。

ライアン・ゴズリングはプレスリリースの冒頭で、次のようにノミネートに感謝の意を述べた:「多くの素晴らしい映画が公開されたこの年に、このような素晴らしいアーティストたちと共にノミネートされたことを大変光栄に思います。そして、こんなことを言うとは思ってもいませんでしたが、プラスチック製の人形、ケンを演じたことを信じられないくらい光栄で誇りに思っています。」しかし、この喜びにもかかわらず、ライアン・ゴズリングは、マーゴット・ロビーとグレタ・ガーウィグがノミネートされていないことを嘆き、本作を「歴史的で世界的に有名な作品」と評している。ライアン・ゴズリングは、「パートナーの仕事は認められるべきであり、バービーなくしてケンはないし、マーゴット・ロビーとグレタ・ガーウィグなくして映画『バービー』はない」と考えている。

マーゴット・ロビーとグレタ・ガーウィグのふたりは他のカテゴリーには選ばれているものの、個人としてのノミネートではない。グレタ・ガーウィグは最優秀脚色賞のカテゴリーで、夫で共同脚本家のノア・ボンバックと共にノミネートされており、マーゴット・ロビーは最優秀美術賞と最優秀衣装デザイン賞のプロデューサーとしてノミネートされている。

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