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20代女性たちの職場で【うっかり失言】「服の色、シャケっぽいすね」 言われた上司の反応は

  • 2024.2.28

悪気はなかったのに…言われた上司も“あ然”

職場での【うっかり失言】3選
職場での【うっかり失言】3選

もうすぐ年度末。4月に入社した新卒の社会人たちもそろそろ職場になじんだ頃でしょうか。

まだまだ学生気分が抜け切らない20代のうちは、職場の上司や先輩に対してうっかり口が滑って「失言・暴言」を発してしまうことが間々あります。悪気はなく、むしろ良かれと思って、気持ちのままに発した一言が、思いがけず職場をザワつかせてしまったケースとは?彼女たちの述懐と、言われた側の上司・先輩らの反応も併せて紹介します。

クセが強い&意味が伝わりづらい例え

上司の服を見て言ってしまった一言
上司の服を見て言ってしまった一言

ウェブコンテンツを手掛ける制作会社に勤めるA子さん(20代)は、日頃から言葉遣いが独特で、どこか人とは違う感性を感じさせる女性。ゆるふわなムードのメイクやファッションは今どきの若者といった雰囲気です。

職場では直属の上司(40代男性)とデスクが隣同士で、日頃から適宜指示を仰いでいました。教わることが多いのでその都度お礼を伝えたり謙虚な姿勢で話を聞いたりと努めていますが、ときどきうっかり“素の自分”が出てしまい、上司を驚かせてしまうことがあると言います。

普段、ブルーやグレーなど落ち着いた色味のファッションが多い男性上司がある日、かなり鮮やかなサーモンピンクのシャツを着て出社してきた日がありました。

「いえ、だってサーモンピンクとかコーラルピンクって、パーソナルカラー診断的には『イエベ春』向きのかわいい系の色味ですよね?だから上司にも『今日おしゃれですね♪』という意味を込めて言ったんですけど……」(A子さん)

A子さんは席に着いた上司に対して開口一番、

「その服、シャケっぽいですね!」

と発言。しかし上司には正確な意図が伝わらなかったようで、「え?シャケ……?いや、何かすまん」と微妙な反応しか返ってこなかったそうです。

A子さんの上司はその後、再びブルーやグレー、黒・白などの服しか着てこなくなったそう。モノトーンのファッションを見るときA子さんは「牛カラーだな」と頭で考えているとのことですが、今のところ口には出していないため「今のところセーフ」と話していました。

なぜ?いきなりの呼び捨て&タメ口

先輩との距離を詰めたくて出た言葉
先輩との距離を詰めたくて出た言葉

同じく会社員のB子さん(30代)は、新卒で就職した企業での失言が今も記憶に残っています。

女性の先輩の「分からないことや思ったことは、何でもどんどん口にしてね。一日も早く職場に打ち解けてほしいから」という優しい言葉を若干取り違え、思ったままを発言するよう努めてしまいました。

とある企画の提出時刻が迫っていた日、まだ出来上がらず焦りが募るB子さん。すると例の先輩がやってきて、B子さんの作業をアシストしてくれました。無事締め切りに滑り込み、ホッとしたB子さんは、「間に合って良かったね」と笑顔を向ける先輩に対して、

「さすがトモ子!仕事できるわ~!」

といきなり呼び捨て・タメ口で返してしまったそうです。

「先輩の手伝いもあって一緒に仕事をやり遂げたという、達成感や高揚感を表現したくて、むしろ極力フランクなしゃべり方をチョイスしてしまいました。できればハイタッチもしたいくらいの気持ちで。そういう絆が深まることで距離が縮まって、『早く職場に打ち解けてほしい』という先輩の望みにも応えられるような気がしたんです」(B子さん)

いつも温厚で優しいトモ子先輩も、このときばかりは表情が引きつっていたのだとか。「親しみを持って接してくれるのはうれしいけど、一応職場だからせめて『さん付け』してくれるとうれしいかな……」と、やんわりB子さんの発言をなだめてくれたそうです。

「私がやります」あまりに場違いな立候補

腹をくくって立候補してみたら
腹をくくって立候補してみたら

営業外回りの部署に配属されたC子さん(20代)は、若きエースの先輩に付いて新卒の年度からナマの現場を経験。大きなプロジェクトにも末席に加わり、ときに取締役らが出席する会議などにも参加させてもらっていました。

入社まだ間もない頃のこと。次期プロジェクトの立ち上げに関する会議に参加した際の出来事です。上役から唐突に「今回の責任者ポジションは若手から選びたい。それも他薦ではなく、自ら立候補してほしい」との要請が。

てっきり内々で人選が決まっているものと思っていた社員たちは驚き、すぐさま手を挙げる者はおらず、やや重苦しい空気がただよいました。

若手に立候補してほしい――?この中で一番の若手は自分……。ここは手を挙げないと逆にまずいのか……?C子さんは追い詰められたような気持ちになり、意を決して力強く手を挙げました。

「他に誰もいないようでしたら、私がやりましょうか……!」

隣席で教育係の先輩が「(違う!お前じゃない!)」と口パクで制するのを見て、自分が“やってしまった”ことに気付いたC子さん。すぐに手を引っ込めて顔を伏せ、その後、会議の終わりまで顔を上げることができませんでした。

特に誰かにツッコまれもせず、笑いとして昇華されるわけでもなかったことが、C子さんにとっての居たたまれなさをさらに加速させたのだそう。

「もしも今後、同じような場面があったとしたら、新卒の子には事前に『手を挙げなくて大丈夫だからね!』と伝えてあげたいですね。あんな恥ずかしい思いをするのは私だけで十分ですよ」(C子さん)

※ ※ ※

いろいろな行き違いや勘違いによって生まれてしまった、職場での「うっかり失言」。恥ずかしい体験を経て社会人らしさを身に付けていく過程は、誰しもが通る道です。

また次の春に入社してくるであろう新入社員たちも、温かい心で受け入れてあげたいものです。

(LASISA編集部)

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