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登山家・服部文祥が愛用する山道具。〈木屋〉のエーデルワイス120mm etc.

  • 2024.1.26
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上から〈木屋〉のエーデルワイス120mm、〈シルキー〉のズバット替刃270mm

ズルしないで自分の力で登るために、最低限必要なもの

テントやスマホ、時計、ヘッドライトのように便利すぎる道具は持ちません。重要なのは靴と入れ物、そして刃物です。刃物は格好つけて6寸の剣ナタを使っていた時期もありましたが、結局より作業効率が良くて軽い包丁とノコギリに落ち着きました。

包丁の刃渡りはあまり長くなくていい。ペティナイフサイズで鹿の解体もできます。魚をおいしく刺し身にしたいなら、ナイフよりも刃が薄い包丁が向いています。ノコギリは庭師も使うシルキーブランド一択。カーブがついていて力が入りやすいズバットの270mmを愛用しています。

山の道具は扱いやすさはもちろん、ある程度安いことも大切じゃないかな。こだわりすぎてしまうと適当に使えないし、なくした時にずっと気になってしまったり、取りに戻ったり。道具より命の方が大事なので、山ではそういうリスクを負いたくないですから。

服部文祥の山道具

〈木屋〉のエーデルワイス、〈シルキー〉のズバット替刃
刃物自体の質よりもマメに研ぎ直すことが大切だそうで、研ぎ石とまな板は常に携行する。ズバットのグリップが重たいので、あえてグリップなしの替え刃を購入。
〈木屋〉のエーデルワイスで魚を捌く様子
自己融着テープを巻いて代用している。

profile

登山家、作家・服部文祥

服部文祥(登山家、作家)

はっとり・ぶんしょう/自然に対してフェアであるために、装備を極力持たず食料を現地調達する「サバイバル登山」に取り組む。著書に『お金に頼らず 生きたい君へ』(河出書房新社)など。

Twitter(現・X):@hattoribunsho

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