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老後の「3K」とは?不安を消し去る3つのキーワード

  • 2024.1.26

老後の「3K」という言葉を知っていますか。「健康」「お金」「孤独」のことです。病気がちで、お金もなく、1人っきり…。

3Kに関する問題で、悲惨な老後を送る女性も少なくありません。3Kに関する不安を現実のものにしないためには、30〜40代でのマインドセットが重要です。

■健康:ちりも積もれば

健康に関しては「ちりも積もれば」がキーワードです。日常を過ごす中で少しずつでも運動をし、食生活にも気を使うようにすれば、その努力が老後の健康の維持につながります。

逆に健康に悪いことが積み重なると、すぐには病気にならなかったとしても、年齢を重ねてからあなたの身体をむしばんでいたことに気づくことになります。たとえば、「運動不足だけど、別にいっか〜」と甘くみていると、心疾患と脳血管疾患による死亡リスクが高まります。

■お金:貯蓄より投資

お金に関しては「貯蓄より投資」がキーワードです。一昔前の日本では、老後は年金と貯蓄さえあれば安心して暮らせると思っていた人も多かったですが、最近は少しずつその考え方が変わってきました。

高齢化が進み年金に対する不安が高まっていることで、「自分で資産を増やしておかなければ、老後に資金が尽きるのでは…」と感じでいる人も増えています。できれば早めにNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)を活用して、資産運用を始めておきましょう。

■孤独:デジタルよりアナログ

孤独に関しては「デジタルよりアナログ」がキーワードです。いまの時代はSNSを通じてさまざまな人とつながることができるため、孤独感に悩むことがない人も多いです。しかし、デジタルではなかなか心が通った人間関係をつくりあげることが難しいのも現実です。

人間は年をとっていくと、温かい人間関係に幸せを感じるようになっていくものです。そんな人間関係は、アナログな「会う」という行為で生まれやすいものです。デジタルの中だけのやりとりではなく、たまには会うことを通じて、友人や家族との人間関係を若いうちに深めておきましょう。

■3つのキーワードを胸に

健康は「ちりも積もれば」、お金は「貯蓄より投資」、孤独は「デジタルよりアナログ」が、それぞれキーワードです。これらのキーワードを胸に30代40代から日々の過ごし方を少しずつ変えていけば、老後の3Kに悩む可能性は低くなるはずです。

文・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト) 国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。

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