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男子が女子に読んでもらいたい「社会派マンガ」3選

  • 2016.1.31
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ギャグやスポ根など、マンガのジャンルはさまざまですが、社会問題をテーマに扱うマンガも数多く存在します。

© milanmarkovic78 - Fotolia.com

おもしろく読めて、社会問題に対する知識も身につけられると、まさに一石二鳥。作品から得た知識が、会社のオジサマたちとの会話にも役立つかもしれません。

今回は、マンガ好きの筆者が女子に読んでもらいたい社会派の作品を紹介します。

■『健康で文化的な最低限度の生活』(小学館)

有名人がらみの不正受給問題などで話題となった、生活保護をテーマにしています。

主人公・義経えみるは新人公務員。専門的な知識も足りないまま、ケースワーカーとして区の福祉事務所職員で働きはじめます。

そこでは、さまざまな事情を抱える生活保護受給者の姿を目の当たりにします。四苦八苦しながらも、生活に困窮する人たちと向きあおうとする、えみる。“住民と最も深く関わる公務員”といっても過言ではない「福祉事務所職員」の奮闘を描きます。

■『いちえふ〜福島第一原子力発電所労働記』(講談社)

東日本大震災によって被害を受けた福島第一原子力発電所(通称・1F)での業務に携わった作者のリアルな体験記。

原発作業員がどんな業務に従事しているのか? 業務以外の時間はどうやって過ごしているのか? など、「フクシマ」の現実をくわしく知ることができます。

ニュースや新聞では知らされない、原子力発電所の敷地内のようすについての描写があり、とてもわかりやすいです。文字だけではわかりにくい事柄だけに、マンガのよさを改めて感じさせられる作品となっています。

■『レッド』(講談社)

連合赤軍およびその母体となった2つの新左翼団体をモデルとした物語。フィクションでありながらも、実際に起きた事件がかなり忠実に描かれています。

1960、70年代の若者たちは、どのように政治と関わっていたのか? そしてなぜ、浅間山荘事件につながる一連の異常な行動に走ってしまったのか? これからの若者の政治運動を考える上でも参考になる作品です。

現在は、第2部「レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ」が連載されています。

テーマや絵のタッチなど、まずは気になったものを手にとってみることをオススメします。

(サカマキ貝)

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