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毎日レコードジャケットのイラストを描いてたら海外バンドからオファーが!キッカケはSNSの「作品」

  • 2024.1.25

趣味でレコードジャケットのイラストを描いていたら、海外バンドのレコードのイラストを担当することになったという人がX(Twitter)で話題だ。

ジャケット表面。手描きの繊細なタッチが光る 出典:Togetterオリジナル
こちらは裏面。少し斜めに書かれた手書きのクレジット表記 出典:Togetterオリジナル

デザインスタジオNSSGの代表取締役を務める町田宗弘(@nssgraphica)さんは既存のレコードジャケットを絵に描くのが趣味で、SNSに「まいにちレコード」と題して自分が描いたイラストを公開している。

今回、町田さんが手掛けることとなったのは、アメリカのインディーロックバンドFoxingのアルバム『The Albatross : Ten Years』のジャケットアート。

ジャケットのイラストは手描きのセピアカラーで、温もりのある仕上がりに。表面に描かれた3匹の犬たちの表情も、どこかおっとりとした雰囲気だ。

実はこのイラスト、同バンドの1stアルバムに使用されたジャケットの写真をもとに町田さんが描いたもの。「まいにちレコード」のコンセプトもちゃんと採用されているようだ。

投稿では、「まいにちレコードの絵を描いてインスタに載せてたら、本当のレコードのジャケットの絵を描く機会に恵まれました」と、喜びの気持ちをあらわにしている。

好きなバンドだというFoxingのジャケットアートを描くことになった経緯やこれまでの制作内容について、町田さんにお話を伺った。

自分が所有するレコードだけを描く

実際にジャケットのイラストを担当することになった経緯を教えてください。また、苦労した点はどこですか?

「まいにちレコード」の投稿を見てくれたFoxingのマネージャーから依頼があり、担当することになりました。
『The Albatross : Ten Years』は、1stアルバムのリリース10周年を記念したカバーアルバムということで、1stアルバムのジャケット写真をそのまま使って描いています。
普段は10cm四方くらいのサイズで絵を書いているのですが、今回はレコードジャケットに合わせたサイズで描く必要があり、細かい描き込みに苦労しました。
出典:Togetterオリジナル

「まいにちレコード」をはじめたきっかけは?

「まいにちレコード」を始めたのは2021年9月です。
2021年の夏に「安西水丸展」「和田誠展」に行ったのですが、お二人が仕事に加えて自分の好きなことやもの、旅行記、日記などをイラストにして残されているのを拝見しました。
その影響で、自分は大好きなレコードの絵を描くことを思いつきました。現在は「見た人と音楽の話をするキッカケになれば」という思いで続けています。
出典:Togetterオリジナル
これまで2年半の間に描いたレコードの絵は800枚に上るとか 出典:Togetterオリジナル

描く作品はどう選んでいますか? お気に入りの作品があれば教えてください。

描くレコードについては「自分が所有しているものだけを描く」というルールを決めています。
気分次第ですが、その日に聴いたものだったり、時間がある日は少し描くのが大変そうなジャケットに挑戦したりしています。
気に入っている作品は2022年に公開した、Men I Trustの『Untourable Album』を描いたイラストです。バンドの方もSNSで紹介してくれました。
出典:Togetterオリジナル
町田さんが描いたMen I Trust『Untourable Album』のイラスト 出典:Togetterオリジナル

2年以上前から、ずっと「まいにちレコード」を描き続けている町田さん。その積み重ねが今回のオファーに繋がったといえるだろう。

もしかすると今後、描いたジャケットを見た人から町田さんに新たなオファーが来るかもしれない。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。

文: 編集:Togetterオリジナル編集部

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