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ベトナムで解任論も…トルシエ監督が反論「日本やカタールは、我々を称賛しているのに」

  • 2024.1.25
ベトナムで解任論も…トルシエ監督が反論「日本やカタールは、我々を称賛しているのに」
ベトナムで解任論も…トルシエ監督が反論「日本やカタールは、我々を称賛しているのに」

Text by 石井彰(編集部)

現在行われているアジアカップ2023で3連敗という結果に終わったベトナム。

初戦で日本代表を相手にセットプレーから2得点するという驚きを与えたものの、最終的には4失点を喫して逆転負け。2試合目のインドネシア戦はPKでの失点を取り返せず、あと少しのところで勝点獲得を逃した。

そして24日のイラク戦では42分に先制点を奪うも、前半終了間際にクアット・ヴァン・カンがレッドカードで退場してしまったことから10人でのプレーを余儀なくされてしまう。

その後2失点を喫したものの、後半アディショナルタイムに入ったところでグエン・クアン・ハイが同点ゴールを奪い、2-2のタイスコアに持ち込んだ。

ところがそれで試合は終わらず、アディショナルタイム12分という状況で相手にPKを与えてしまい、最後の最後で突き放されてしまった。

この大会では運にも恵まれていないベトナムであるが、3連敗という結果からチームを率いるフィリップ・トルシエ監督の風当たりも強くなっており、評論家やファンから「解任論」が浮上している。

しかし『baoquangninh』によれば、フィリップ・トルシエ監督はイラク戦の前に以下のように語っていたとのことだ。

「我々がこの8ヶ月間何をしてきたか、人々はそれを見ていない。ベトナムサッカー協会が私を雇う前、この代表チームは2022年のワールドカップ予選で8敗していたのだ。

協会は私にアジアのトップチームと競争するための新たなエネルギーをもたらすことを望んでいたが、大陸のトップ10に入るような国と対戦するのは簡単ではない。

新しい選手を選び、恐れることなくボールをコントロールしてプレーできる勇気を持つ者を加えていくことだ。

部外者は異なる視点を持っている。直接指揮している私とは、違う見方をしているのだ。日本からのコメントもたくさん読んだ。イラクやカタールからのものも。我々を称賛してくれていた。

ベトナムはいい方向に進んでいる。負けたあとも選手たちは依然として非常にいい精神と姿勢を見せてくれているし、それに満足している。この国の進歩に貢献できるよう、これからも努力していくよ」

昨年11月からスタートしたFIFAワールドカップのアジア二次予選はこれまで2試合を消化している。ベトナムはグループFでイラク、フィリピン、インドネシアと同居しており、ここまで1勝1敗となっている。

次の試合は3月21日と26日に行われるインドネシアとの2連戦となっており、フィリップ・トルシエ監督はそこに向けてチームがいい方向に進んでいる手応えを感じているようだ。

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