なかなか生で食べられない“禁断の食材”！静岡の一部地域にある「うずわ」とは？

2024.4.1

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

旅行の楽しみのひとつといえば、“ご当地グルメ”ではないでしょうか。日本国内には、その土地ならではの気候や風土を活かしたおいしいものが各地に存在しています。こうしたその地域ならではの絶品グルメを味わうのも旅行の醍醐味というものでしょう。

今回はそんな“ご当地グルメ”のとっておきを、これまでに全47都道府県を制覇したトラベルライターである筆者が紹介していきます。今回ピックアップしたのは、静岡県で見つけた伊東のローカルフード「うずわ定食」。他の地域では見かけたことのない絶品ご当地グルメです。この機会にぜひチェックしてみてくださいね！

伊東（静岡県）で見つけたローカルフード「うずわ定食」

筆者がうずわ定食に出会ったのは、観光地や温泉地としても人気の高い静岡県伊東市。JR伊東駅から徒歩3分、休日やピークタイムには待ちが出るほどに人気のお食事処「まるたか」さんに訪れた時のことです。

メニューには禁断の「うずわ定食」との表記が。これまでに各地を訪れたことのある筆者も、“うずわ”は初耳。気になったので注文してみることにしました。待つこと数分、提供された「うずわ定食」がこちら。見たところ赤身魚のたたきのようでおいしそうですよね…！

「“うずわ”って何？」と思っている方も多いことでしょう。“うずわ”は、“ソウダガツオ”のこと。文字通り、カツオの仲間ではあるものの、カツオと比べると小ぶりなサイズ感が特徴的なのだそう。実はこの“うずわ”、鮮度の落ちが早いことから、生で食べられるのは地元だけ！まさに“漁師飯”ともいえるご当地グルメなんです！

そのまま、薬味、お茶漬けで3度おいしい

そんな伊東ならではの「うずわ定食」ですが、食べ方によって3度楽しめるのもポイント◎！実際においしくいただくためのポイントを紹介していきます。

1度目は、お醤油を少しかけてうずわの味を楽しみましょう。そして少し食べ進めたところで次は薬味の青唐辛子で味変して楽しみます。辛味がアクセントになり、これがまたやみつきになるおいしさでたまらない…。

そして最後はお出汁をかけて、お茶漬けにしていただくことができます。この時に身が固まってしまわないよう、うずわの身をお箸でほぐしながらお出汁をかけるのが大切なポイント！うずわの身に熱が通り、生食とはまた違った味わいを楽しむことができますよ！

ご当地グルメを通じてその地域を楽しもう！

筆者自身も実際に伊東を訪れるまでは、“うずわ”を聞いたことすらなく、この地でたまたま出会ったローカルフードに終始びっくりでした。旅先にはおいしいのにもかかわらず、あまり知らないご当地グルメが盛りだくさんですよ！みなさんも、その地域ならではの食文化を通じて、旅行をさらに楽しんでみてはいかがでしょうか。

店舗情報

◆店名：伊豆鮮魚商まるたか
◆所在地：静岡県伊東市湯川1-16-6
◆電話番号：0557-38-0105
◆営業時間：11:00～15:00、17:00〜23:00

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です

ライター：けんちょ（Instagram/Webサイト）
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数26カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。