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小学生でも分かる「時速4㎞の速さで15分間進む」→歩いた距離は?

  • 2024.3.8
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ウォーキングで歩いた距離は?

算数が苦手になったきっかけが、小学校でならった「速さ」の単元だという方もいるのではないでしょうか。

小学生のころは難しく感じた「速さ」の計算も、落ち着いて考えれば、実はそんなに難しくありません。

今回は、身近なウォーキングを題材に、計算方法を再確認しましょう。

問題

時速4kmの速さでウォーキングをしました。15分間歩いたときの距離は何kmですか。

時速4kmというのは、平均的なウォーキングの速さです。つまり15分ウォーキングしたときに進む距離を求めるということですね。

速さの問題の解き方はいろいろあります。みなさんはどの方法で計算しますか?

解説

今回の問題の答えは「1km」です。

いくつかの計算方法がありますが、今回は「時間と距離」の割合から考えてみましょう。

速さは「時速4km」です。これは「1時間で4km進む」という速さですね。

現実では、速くなったり遅くなったり、速さは刻々と変わるものですが、算数の問題では常に一定の速さで進んでいると考えます。

「1時間で4km進む」というのを単位変換すると「60分で4km進む」ということになります。

この速さで「15分間」進んだときを考えます。

15分というのは60分に対して、1/4の時間です。
(アナログ時計の針をイメージすると、15分が60分の1/4であることをイメージしやすいのではないでしょうか。)

つまり、進むことができる距離も4mの1/4になっているはずです。

したがって、4×(1/4)=1となり、15分間では「1km」進むということになります。

 

ちなみに、速さを「分速」に直すと、「分速200/3m」となります。1分間に約66.6m進む速さです。

ウォーキングの速さが時速4kmくらい。この速さで歩けば15分で1kmの距離を歩くことが可能です。このように、どれくらいの速さなのか、具体例も合わせて覚えておくとよいでしょう。

まとめ

小学校のときに習った速さの問題も改めて考えると簡単ではないでしょうか。

「速さ×時間=距離」のような公式を暗記するのではなく、「速さの意味」をきちんと理解していればどのような問題でも対応できるはずです。

忘れていた方は、この機会に学び直しをしてみましょう!

 

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」