1. トップ
  2. 大人が意外と悩む「0.2週間→何日何時間何分?」

大人が意外と悩む「0.2週間→何日何時間何分?」

  • 2024.3.5
undefined

算数・数学の文章題では答えが小数になることがありますが、「2.5kg」とか「3.4m」などは現実でもありえる単位です。

しかし、割合や単位量では「1.3人」➡「1人と0.3人」のように、馴染みのない表現がでてくることがあります。

今回は、分かりにくい表現を通常の表現に直す問題を使って、単位変換の理解度を確認していきましょう。

問題

0.2週間は、何日何時間何分ですか?

「0.2週間」という表現は、日常では使いません。これを理解しやすいように、何日何時間何分に変換します。

ポイントは、「~週間➡~日」「~日➡時間」「~時間➡~分」大きい単位から順番に小さな単位に変換していくことです。

 

解説

今回の答えは「1日と9時間36分」になります。

単位変換で重要になるのは「1単位あたりがいくらになるのか」という点です。

1週間=7日
1日=24時間
1時間=60分

それでは、順に計算をしてみましょう。

単位変換

まず、0.2週間が何日になるかです。

1週間=7日なので、0.2週間は次のような計算になります。

0.2週間
=7日×0.2
=1.4日

これで「1日と0.4日」ということが分かりました。

 

次に0.4日が何時間かを考えます。

同様に1日=24時間で計算すると

0.4日
=24時間×0.4
=9.6時間

0.4日は「9時間と0.6時間」です。

 

最後に0.6時間が何分なのかを計算しましょう。

1時間=60分なので、

0.6時間
=60分×0.6
=36分

今までの計算をまとめると次のようになります。

0.2週間
=1日と9時間36分

きちんと計算することができたでしょうか!?

まとめ

普段あまり使わない表現でしたが、このような問題をきちんと解くことができるかどうかで、「単位変換」を理解しているかどうかを確認することができますね。

間違えてしまった方は、この機会に学び直しをしてみてください!

 

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」