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大人が意外と悩む「時速24kmの自転車で40分走って進む距離は?」

  • 2024.3.2
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「速さ」に関する問題は、苦手な方が多いようです。

難しく感じている方は、式の意味を理解せずに公式を暗記しているだけかもしれません。

ポイントを理解して、式の意味が分かれば決して難しくはありません!

問題

1時間に24km進む自転車で40分走ったら、どれだけの距離を進みますか?

一定の速さで進む場合、距離と時間は比例の関係になっています。

計算するときに、単位変換を間違えずに行うことがポイントです。

 

 

解説

今回の答えは【16km】になります。

解き方が複数ありますが、その中でも代表的なものを紹介します。

 

計算式

24×2/3=16  答え16km

一定の速さで進む場合、距離と時間は「比例」の関係になっています。

時速24kmで1時間(60分)走れば24km進みます。

2時間なら24km×2で48km、30分なら24km×1/2(30/60=1/2)で12kmとなります。

今回は、時速24km進む速さで40分間走ります。

時間が2/3倍になっているので、進むことができる距離も2/3倍となります。

したがって、24×2/3=16となり、答えは「16km」です。

 

解説:単位変換

さて、「24×2/3=16」という計算で求めることができましたが、実はこれ、「速さ×時間=距離」という関係になっています。

1時間に24km進む速さなので、速さはもちろん「時速24km」です。

そして、時間は「40分」でしたが、単位を変換すると「2/3時間」となります。
(さきほどは、40分は60分の「2/3倍」と考えました)

速さ×時間=距離
距離÷速さ=時間
距離÷時間=速さ

速さに関する式は、上記のようにいくつかありますが、これらはわざわざ暗記する必要はありませんね。

きちんと「速さとは、どのような考え方をしているのか」を理解していれば、問題は解くことが可能です。

まとめ

「速さ」は日常生活でもよく使う考えの1つです。

正しい理解をすることで、さらに様々な分野・単元への応用も可能なので、忘れていた方はぜひ学び直しをしてみてください!

 

※解き方は複数ある場合がございます。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」